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蒼穹のファフナーEXODUS

無印、ROL、HAE、EXODUS一気に見た、そのEXODUS分。
たぶん全部通しで一気見したのは二回め?かな?
時間の都合上ドラマCD・小説は今回はさらわず。

現時点のEXODUS感想。


・とりあえず最終話で剣司が「必ず帰るぞ、俺たちの島へ」って言ったとき無印2話の「これが俺たちの島かよ……?」の呆然を思い出してぶわっときた。一気見は中々できないけどこれがあるからやっておきたい。

・前回の一気見は一年前。なんとなく適度に機微を忘れているので無印から泣きどころ総涙。からから。

・「敵」。織姫ちゃんが芹ちゃん気遣って「敵」と呼ぶ。総士が「本当の敵」と断定するのは、ようやっと「敵」と呼べる存在ができたからなんだろうか?搭乗時は変性意識加わるとしても。ずっと戦いたかったしな。

・こないだファフナー初見の友人が「一騎より総士のほうが相手に対して愛を表現している」と言ったのがちょっと驚きだった。総士のほうが一人で煮詰めてると思ってたので。
でもサブテキストがないと一騎のこじらせ依存心って見えづらいんだな……特にEXODUSではそのへん昇華(受容)しちゃってるしな……って納得感。

・暉がウォルターさんを助けられなかったのは一騎とカノンの対比か。今回見てたらウォルターさんの死が唐突というか都合シナリオ通り感あるなあと思って。ビリーやエメリーのように死ぬために生まれたキャラだけど、主役級や主題に関わるわけではなくて暉のそして竜宮島のためのキャラだからかな。
自分で決めたから命令無視して人相手にした自爆を止めたカノン、自分で決めたから人相手にして自爆するウォルターさん。暉だって対話してたのに一騎にはなれなかった。まあウォルターさんの思考停止は1話で既に終了してるから……暉の関わる余地ないから……。
いや対話によって最期の場所を決めたたのだしむしろそのほうが暉にとっての残酷……。

・暉が、最期なのに、最期の最期だというのに、一騎の力なしでは海神島を守りきれなかったその非情さが好きで……。一度も一騎に勝てなかったし(剣司の勝負には乗ってた一騎も土俵に立たなかったし)、あそこでボロボロの体でしかも里奈なしで食い止められるような超人ではない。同化されなかったらリアリティラインが崩れてしまう。人類とフェストゥムがかつてなく混ざりあっていくEXODUSで、真矢ちゃんと同じように人類の限界を作品に刻んだのが暉だと思うのよね。スフィンクス型一体からも人を守れない無力感、好きな人を守るどころか逆に追い詰めて泣けなくさせてしまう、「総士が生きてる」にならない広登の死の拒絶。カノンのように凡人ながらも最前線で最大の希望を勝ち取ってくるわけでもなく、どこまでも裏返らない凡人の死。勝ちたいと思っていたのに9話でも来てくれてほっとしてしまうアンビバレントな感情で、最期にすら勝てなかった。勝負をさせなかった。それでも、それでも竜宮島ではなく、海神島を守っていなくなるっていう、人類愛に終わる暉の……。

・22話のボレアリオス参戦の絵面好きだな~~!相手がそこにいることを無視して人を殺しにきた人類と(「人類軍」というひとまとめのワードにはもうできない)、人類の戦法を学んで人の武器で人を守りにきたエウロス型の混戦!
HAEのエウロス型はフェストゥムがついにここまで人を理解したかという衝撃があったけど、もはや過去のこと。人とフェストゥムの境界線がごっちゃになったEXODUSの様相を表すよいシーン。

・ヘスターちゃんには真矢ちゃんに「一騎と世界どちらを選ぶの」的難題を突きつけてほしい、真矢ちゃんには世界を選んでほしい、もう選んでるけどきっちり本編で見せてほしい。私は「さよなら、一騎くん……」を決別だと思っているよ……(思いたいよ……)

・受容者である一騎が真矢ちゃんを理解してやらないのが納得いかなくなってきたんだよな。人類対フェストゥムが無印の一騎と総士なら、人類対人類がEXODUSの一騎と真矢ちゃんだ、っていうのは見当違いなのかな。そう見ちゃうから納得できないのかな。もはや一騎は人類と呼べるか怪しいのに。
一騎の、総士と親と珪素以外は庇護対象メンタルに否は突きつけられなくていいのか。
相互理解の作品でわかりあえなくていいと言ってくれたと思って感動したんだけど、一騎のスタンスで、「わかりあえない状態を認識してないなら理解も受容もしなくていい」っていうのは、いいのかね……いやいいって言うならいいんだそれもキャラクターの豊かさ作品の豊かさだと思って……。
ただ私はまだ一騎と真矢ちゃんの関係が変化する余地があるのが怖いだけなんだ。総士は真矢ちゃんとわかりあえずに死んでいったことを救いと思っている。

・やはりEXODUSは詰めこみすぎた。最終話の総駆け足感。が、過不足がない。ずるい。

・いらない登場人物がいない。それぞれのストーリーが要素ごとに進んでいくから、「最後ここに到達するために必要な要素を全体で割って逆算するとここに1エピソード入れるべし」的脚本の都合で話が展開するのが丸見えなのに、「それぞれが希望を信じ未来に辿り着こうとする」大筋がブレずに根幹としてあり、無印から積み上げて生きて成長してきたキャラクターのストーリーが大筋と奇跡の合致を果たしこうなるしかないという展開を迎えるので有無を言えない。

・EXODUS初見時はやっぱり感動の再会とか主要キャラの死の受容とか、そういうのをじっくり見たかったのよね。そしてどうしても一騎を軸に据えて見てたから。それでもそういう欲求の落とし所としての一騎と総士で締めるラストだから終わりよければなんとやら。

・真矢ちゃん、「誰かを助けるためにそれ以外の人たち全部を犠牲にできる人」、これ、未来の対話を守る決意をした『THE FOLLOWER2』以後も、守りたいものを守るエゴ時代と同じ台詞で通るんですね。だから読み取れなかったというかそこは本編では切り捨てられたのでしょうが。
自分が倫理に従ってると思ってたのに悖ることができてしまった、平和を捨てて人を殺せる人間だとわかってしまった。
特に対話と平和に信念を持っていた真矢ちゃんが、「遠見は僕らにとっての地平線だ」とまで承認してもらってた真矢ちゃんがね。行き場ねえんだよな~~~あいつら真矢ちゃんのこと日常象徴として見てる条件つき肯定しかしてないからな~~~~好き。だから全肯定の美羽なんだよ。
わかってしまったと言ったけど状況が異常なだけで別に普段真矢ちゃんが倫理的であることは否定されていない、平和と日常に戻れる選択だってまだあった、だけどもう、選んだのだ……。

・未だによくわからないんだけど先に竜宮島に戻ってこようとしたオルガさんたち、三機で戻ってきたよね?一機無人機か?カノンの「今日四人いなくなった、広登が……」の台詞と整合性がわからない。

・初見時16話冒頭はHAE劇伴『空上での選択』が流れた瞬間その壮大さのミスマッチ感に「あっオルガさんだめだ……」と察したのですがあまりそのへんの違和感を読み取れなくなってしまった。読み取れないからと言って死なないわけではなかった……。

・フェストゥムを「綺麗……」と言うのは定番化してますが、竜宮島を知ってしまった者が外に出て帰ってきて「綺麗」と呟くのは今回だからできたやつ……。楽園だよ。その深みがやっと感覚としてわかった気がする。

・なんか別にいいやと思ったこともあったけどやっぱ総士がまだ真矢ちゃんを好きなの納得いかねえからな!!!総士の人間らしさに恋愛感情を使うんじゃねえ恋愛感情を人間らしさと言うんじゃねえ!!!
「でもホモじゃないですよ」の目配せ予防線が私を殺す。21話の受容にどれだけ心を削ったか。

・竜宮島、ナレイン、ダスティン、ヘスター、グレゴリくん、それぞれの「希望」。無印10話は初見時あまり入りこめなかったけど見れば見るほどこんなに竜宮島を象徴するエピソードもない。広登が求めた希望と、そのずっとずっと前段階としての容子さんが放つ希望、「あなたたちが希望」と言ってしまうある意味非道な世界、希望の掘り下げがあった。それがさらに深まるEXODUSでありいやあ14話まじ非道だわ。

・やっぱりEXODUSは12話がいちばん好きだなあ。戦場の子供たち……梶さんの名演から、『人類が求めたもの』?が流れて竜宮島の子供たちへと繋がる流れが変わらず最高……。3話エメリーの「これで戦えるよ」がひっくり返る瞬間。

・初見無印24話でソロモンが応答したとき疲弊したんですね。あんなに奪われてまだ奪われるのかと。戦わねばならぬのかと。そしたらミョルニアと甲洋(スレイブ型)が戦ってくれたわけで心からほっとしたことを覚えている。
初見時のEXODUS15話の疲弊、種類が違う。奪い奪われ乱戦絶望やるせなさを20分見せられたのに、あると思っていた救いがなかった。ダッカ基地はダスティンに奪われていた。からの操ですよ。未来の希望にしか救いがないEXODUS。だから今を削るしかない。

・「たとえ苦しみに満ちた生でも、僕は存在を選ぶだろう もう一度お前と出逢うために」
「苦しみに満ちた生でも存在を選ぶ心 それが僕らを出逢わせる」
どう考えても見合うものではない苦しみと出会いを同等とする、っていうニュアンスが好きなんだと思う。お前に出会えたから苦しみ全部帳消し!チャラ!じゃない。苦しみを美化しない、苦しみは苦しみであり、正面切って迎えた上で、そこまで苦しんで存在を選ぶ価値はお前であると。
無印では二人称お前で、EXODUSでは僕がいてお前がいることを前提とした一人称「僕ら」への変化は言うまでもなく重要であるてか有り体に言えば最高。

・18話総士が一騎を守ったとこで号泣した……。読み取りうるかぎりの異性愛描写を拾いながら見てたからふいに「こいつすげえ一騎好きだな……」に出会ってしまうと泣く……。
ブックレット読み直したら総士普段人間の体とはっきり書かれてるからやっぱ死なないことを計算して身を挺したわけじゃなくてすべてをなげうって庇ったってことか。覚悟が違うぜミナシロ……。

・14話溝口さんの「こっちも家に帰るためさ」にナレインが押し黙った、そして「……進もう!」となるの、竜宮島と世界の差があらわになる。直後真矢ちゃんが「みんな帰る場所を探してる」と言う構成にぐっとくる。

・死期悟ったカノンの最期の日全般声がやばい

・ハイデガーの死への先駆的決意の話だよな。すると「EXODUS」とは豊かな響きである、誰も死からは逃れられない。一騎の存在への執着を散髪でさらっと断ち切ったの称賛するしかない。
英雄、あらゆるしがらみからのEXODUSとしての英雄だったのでしょう、死の恐怖からも逃れたのでしょう、でも総士は怖いと言ったんだというのを大事に先駆的決意を考えたい。

・一騎の心理描写を象徴性散りばめで押しきったの、尺の都合ではあろうが、視聴者全面信頼で大好き。まあその分わかってないこともあるんだろうなあとは思うんだけど。桔梗については消化したけど、この記事なんか読みづらいな……。

・放送当時見た感想で「最後に史彦が人を撃つなと言ったのがっかり人に襲われてるのに今さらそんな綺麗事かよ」というのを覚えている。怒りと焦燥で。冷笑主義はこういう人よねと。世界は綺麗でないからこそ綺麗事を言うことに価値があるのに。史彦が言う意味と深みを読み取れと言うのはもしかしたら難しいかもしれないし、人類から隠れてきたから竜宮島だから言えただけじゃんと人類軍が非難するならわかるけどね。

・総士のモノローグの響きが初見時と全然ちがって聞こえる。(ポエムと言うのもいまや憚られるけど二人称だからモノローグとも微妙にちがう、レコードボイスとかボイスメモとか……しっくりこない)戦々恐々ではない、決意と記録と穏やかな緊張感。
BEYONDではまた別の響きを与えられるのだろうな。歴史はつねに今によって評価される、総士が歴史になっていくというの、キャラクターが生きていて大好き。

・親というのは抑圧だな。『THE FOLLOWER2』がなくても思う。「もし君がこの機体と出会うなら、それが君の運命となる」、やばいだろ。運命全面受け入れ態勢のファフナーで運命に抗うこそうしは確定ぽいので期待大なんですが。(でも受け入れるんだろという安心感……と言っていいのか)

・12話冒頭で織姫が「それでも命すら守られない人々に比べれば希望に満ちている」、ああなんか、今ならわかる、そうだなって思った。
放送当時の恐怖は「また誰かがいなくなる」不穏さだったんだな。ゴルディアス結晶とエインヘリアルモデルの恩恵を受けた命は死守してくれた。

・ていうかエインヘリアルモデルのおかげでBEYONDで死を描くのは難しくなった……よね。いや核汚染世代とベテランパイロット勢すなわち視聴者の愛着あるキャラたちは依然として危ないんですが……。海神島に持ってきた竜宮島ミールの大気も長くはもたないと明言されてるしいよいよもって史彦が。
そしてザインとニヒトはコンバージョンできないわけで総士と美羽は…………。別に難しくなってねえな。

・って書いて思ったけど一騎生まれ変わってなおかつエインヘリアルモデル乗るならぜんぜん長生きするな……私は一貫してはよ祝福の彼方で会ってくれと願っているがやはり総士を看取りつづける運命なのか……。

・甲洋がほとんど「守るよ」しか台詞与えられなかったの残念だから空白の三日間の話ほしいなあ。平和企画進んでますのかね。

・「重要なのはパイロットたちの意思か」がやっと染み入る。今回所々やっと理解が進んで受け入れられてる気がする。

・カノンが消えた楽園で里奈が彗に「呼んでよ!」と言ったときハッとすがるように振り返る剣司と咲良がすげえいい、すげえつらい……

・生まれ変わる。総士を受容(理解)するため母胎から生まれ直した無印15話、命の使い道(を探すこと)を選んだEXO24話。一騎は二度変化した。んだなーと。ぼく地球最終話ではこれまでと180度違う思考・感性の自分になることを生まれ変わると表現したが、一騎はいつだって物理変化する。

・受け入れてからが本番のファフナーが好きだ。「生きる意味役割を受け入れた時こそが幾度幾度となく訪れるスタート」、よい。

・9話と21話の『その時、蒼穹へ』が全然違って聴こえるのすごいよな。通しで見るとEXODUS、戦闘BGMにangela使い倒しすぎでしょってなるけど、ここだけは……。同じ音源のはずなのに泣きが入ったような切なさがある。あと22話冒頭の『DEAD OR ALIVE』の入りもめちゃくちゃアガる~~~~~!!すき

・でも初見時の18話OPのテンションは二度と味わえないだろうなあ。「痛い 痛い 痛い 君と蒼穹へFly」の痛みももう思い出せない。

・でも「命をやり直すために」でゴルディアス結晶映したときはなるほどな?って感じだったけど、ふつうにそのままの意味でしたね……ゴルディアス結晶にならせねえぞ苦しみに満ちた生をやり直せよ……。

・旅のおわり、なんだ弓子寝るんかな?って思ったんだけど、ブックレットにはっきり「睡眠もせず」とあるから目とじてただけか。マスクなし。

・エメリーと美羽が輸送中ほんとにずっと離れてるからなんかかなしい。近くにいるときは「怖いよママ!」じゃなくてエメリーにすがるようになっていく過程が見える……まあどちらも失うけども……。

・やっぱり全26話でいちばん「小憎い」のは芹織ですよね……。織姫ちゃんは「いちばん希望に満ちた未来」以降は透視できなかったということでしょうか……。

・ついでに唐突にBEYONDのティザーとPVの話なんですけどやはり謎。一騎がアインに乗ってる時系列はどこ。
ティザー見た感じ「ザイン搭乗美羽→恐らくアイン搭乗一騎→ザイン搭乗一騎」なので一旦アイン乗ってザインに乗り換えるのかな?という印象も受けるけどザイン搭乗→ザイン引退、アイン搭乗へつながるほうが自然だし。

・順当に考えれば海神島にあるはずのニヒトにシナスー着た総士が対峙してるのも謎。なんかもう劇場版ならいいんですけどこれでまた2クールとかで奪還された総士が運命と出会ってまたフェストゥムに痛みを負わせに行くシーンだったらどうしよう。そうとしか見えない。

・ハア~~~~~21話以降異性愛になるまいか気が気でない一ヶ月にわたる消耗狼狽なんかもう経験したくねえんだよ~~~~~殺すなら劇場で一思いに殺せ。




はい。
久しぶりにファフナータグ使えたー。(コミカライズ6巻の感想書いてないので……)
ファフナー面白いな……。
ファフナー面白いね……。

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by jinloturu | 2018-03-19 18:50 | アニメ | Comments(0)  

蒼穹のファフナー5巻/XEBEC/松下朋未

ローンドッグ野郎いただきましたーー!!!


ごめん……翔子よりも先にインパクトが……ローンドッグ野郎いただきました……待ちわびていたよ……。

だってしばらくは、、模擬訓練時まででさえ、態度普通に見えたじゃん。
普通ではなかったけどアニメ版に沿っていたじゃん。
あれっこのままなのかな?小説版甲洋スルーかな??
……と思いきや。思いきやの。
模擬訓練を挟むことで毒親強調し追い詰められ度増している。
甲洋の心理描写くそ丁寧だなあ……最高と呼ぼう……。
甲洋の優しさがね。どの媒体より随一優しさ増し増しだった甲洋がね……この蔑みの目めちゃくちゃ興奮するな!!!?
待ってました。


墓の一騎の「俺は平気だ」も満点だと思いますね……そして総士もそれに突っ込めないっていう……いいなあ14歳。そこに立ち戻る。
海辺でも決壊しない、まだオチない、平気だって言い続ける。

バーンツヴェック稼働確認で甲洋が翔子から目を離すとか、リンドブルム調整中だから一騎が追い付かなかったとか、毎度ながら地味な繋ぎの説得力感心ばかりだ。

ちゃんとジークフリードシステムからのアクセス不能も新型フェストゥムも強調してるし、保さんの「大人をなめるんじゃない」を食って確固たる意志を見せる総士とか調整中のリンドブルムの性能を越えてまで追い付こうとするから翼爆発してしまう一騎の切実さの表現とかさあ……。
約束!! 一騎の約束……。
「これがやりたかったんですよね?!」感がすごい。
この、準備の整わないなかで誰もが精一杯対応してそのぎりぎりでの戦いで選択を貫いた者が完遂し翔んだ翔子に結実する。
このね、真矢ちゃんがこぼす言葉が「やだよぉ……」なのまじで真矢ちゃんのキャラが立っていて好き。
アニメはそもそも戦争の現実感がなかった子供たちの呆然が描かれたけど、そうだね、現実が迫りつつ受け止めきれない真矢ちゃんの心情は、「やだよぉ」だよ……あの顔で……。


あとさ浜に落ちてた部品、この場合マークゼクス確定になるよね? 他に破壊された機体もないし?
いやエルフの可能性もあるんだっけ?
暗夜航路ね。暗夜航路だ、一騎の一人落ちた海の安息。
泣くことさえまだできない一騎が決壊する瞬間がまた楽しみですね……。
甲洋のことが一騎を孤独に追いやり翔子のことが重たい枷になる描写を全面にやってくれると、期待してます。
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by jinloturu | 2016-11-19 23:30 | 少年漫画 | Comments(0)  

蒼穹のファフナー4巻/XEBEC/松下朋未

あっあっ翔真……!!!
あれっおかしいな私真矢ちゃんは総百合カプ化させたいと言いつつ翔子とだけは親友関係として見ていたかったんですけどおかしいなこれ無理だな翔真最高だな?!
いや百合とは恋愛のみを指し示す言葉として使ってないから百合と親友の境目は曖昧というか有り体に言って萌えるか萌えないかの違いなんですけどすみませんありがとうございます。

カットさせたドラマCDのシーンをここに持ってくるのね。メディテーション訓練の場ならボルテージ上がってる真っ最中だし真矢ちゃんが自身の後悔について思い出すのになんら不自然でない状態じゃない?そこを救われるのがSTAND BY MEの肝だけれどこれ全然違うじゃん。
「あの時」って言って瞬時に真矢ちゃんわかってしまって、しかも凄い緊張と後悔の表情で、つまり結構しこりはでかいね???
これ一騎と総士の対にさせている?
でも翔子はなんでもない日常のときにそれを持ち出して「ありがとう」って言えてしまう子なんだよーーーここだよ百合ポイントはここだよーーー!
そういう翔子補完をしてくれてありがとうございます……それができないやろうとしない皆城くん浮き彫りになるしょうがないね皆城くんだから……含み持たせて遠回りにしか言えない。
ここで真矢ちゃん救われてくれてよかったなあ触れた手は近いなあでもだからこそ残酷でもあり。。真矢ちゃんが大人にならざるをえなくなったのはまず翔子から始まるいやみんなそうだけど。

エピソードをカットして終わらせるんじゃなくてあとで繋ぎあわせるあたりどうにか全部詰め込もうとするんだなあとしかし盛りだくさんにならない匙加減上手いなあと。
ヘスターちゃん初登場テンション上がったー!いい演出。

甲洋と一騎の交流も深まっているなあ。ローンドッグ野郎わくわくする。
あとゆきっぺの「今さら何を……」で結構食らっている千鶴さん好き。
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by jinloturu | 2016-06-22 03:42 | 少年漫画 | Comments(0)  

THE FOLLOWER2

『蒼穹のファフナーEXODUS』11巻特典CDドラマ。
なんかもったいなくて聴けなかった……。
しかしキャストだけ確認していたので恐らくそういう話だろう、とは、予感していた。そういう話だった。


うーわー……なんかもう当たり前のように享受しているけれども凄いなあ、破壊と構築にも従来のファフナー観を一微たりともブレさせず、そつなくセルフオマージュというか旧来のものと対比させ、メタ的にも驚きを散りばめた上で、本編の隙間を埋めるだけでなく新しいものを提示する。

ちょっとこれは一度聴いただけでは理解しきれなかったので何度も聴いてからブログの記事としてはupするけど……。


とりあえず一騎総士真矢についてそれぞれ驚いたこと。
一騎、まだ「戦いたくない」という気持ちはあったんだ?!
……と思って聴き直したら「戦いを忘れて穏やかな気持ちでいなくなれれば」(と思ってた)だったから、違うわああ一騎だわ……と思った。
あと「調和に成功してもいずれお前の心はもとのままではいられなくなる」って情報!!そっか!!
一騎どうなるの……既に二年経った最終話の一騎の心もなにかしら変容していたの?

総士、このときになるまで心象の海はガラスの向こうだったんだ?!
それが父に与えられた島を守る思想を捨てきれなかった証ということなのか……だから26話でやっとジークフリード剣司に預けて一戦士として戦えるのが気分よいって言えたのかしら。

真矢ちゃん、未来を選択していたんだ?!
守りたいものを守るエゴを突き詰めていったというのが私の真矢ちゃん観だったよ……それを否定してからアルゴス小隊壊滅させたのかよ……待って見返さなきゃ。


とりあえずなあ、私は終わりを迎えた物語に対して「潔さ」を求めたがる傾向にあるし特にファフナーに関しては色々感情渦巻くのでEXODUSの続篇いらない派なんですけど、これを聴いて、見たいような、やっぱり見たくないような、複雑な気分にさせられた。(と、これ書いたあと同化イベント行ってきて、発表にあ~~そっかどうなるのかな~~~と思った、、)

EXODUSはファフナーの続篇としてめちゃくちゃ完璧なのよ。
今までのファフナーが描いてこなかった、言わばファフナーの裏側を見事補完しえた。
それが「相互理解」の掘り下げであったり、内部に深く潜り込むような陰の物語から外へ向かう陽の要素の取り入れであったり、人類軍という曖昧模糊な部分の強化であったり、人間の有限性という宗教最大のテーマへのフォーカスであったり……。
凹であった物語に完全なる凸を「補完」したのならあとはその完璧な立体を破壊することに主眼を置くべきでしょう。

……そういうメッセージをも、このドラマCDに組み込んでしまったのは本当に恐るべし……私はなんのエンタメを見せつけられているんだ……。

前巻10巻の特典座談会でも冲方さんは言った。「続篇があるなら一騎は倒されるべき」と。
うん、それは見たいんだ。
今まで培ってきたものの破壊こそが次世代が生まれる意味だから。と、ファフナーはここで言ってしまったから。
それはつまり業の断絶。輪廻転生の否定。(ここでの輪廻転生観はこっちで感想書いた『輪廻と解脱』に記されていた現代価値観に依拠している)

完全に新しいものを作るのは見たいけどもうそれ絶対総士の人格統合されないってことだからな……それはわかってる……つらい。
新しいものを受け入れられるかどうかもわかんないし。


そんなふうに思いを馳せたけど総士があの時点で完全に島の呪縛といえる部分を断ち切れたというのは喜べるんではないですかね……総士本当に思い残すところなく死んでいったんだな……。
あ、公蔵のことを「死」と表現したのもちょっとぎょっとしました。一騎真矢は今までに倣って「いなくなる」と言ったのに。
死かあ、総士は一度無を経験したから「いなくなる」ことと「死」を分けているんだろうか、いや、全然思い付きだから未検証だけどこれ。

公蔵パパとのやりとり凄かったね……中田さんEXODUS見てたということだけどまったく違和感なくパパとして溶け込んでいた。念願叶って再演!!
「疲れているところすまない」という気遣いとか「お前がいるところに私がいる」という親心とかすごい……うわあって……。
その掛け合いから引き出される「守るべきは、対話の可能性です!」とエネルギーと覚悟を持って断言する総士の思いも凄かった。
自販機9歩笑ったけどどんどん話進むから迂闊に笑ってられなかったじゃん!!

総士の「この島のあり方を否定する!」の覚悟に比べて一騎の飄々と正解にたどり着いちゃう感。
だけどずっと考えていたんだよね。間違うことだってあるんだよね。
(25話史彦に叱咤されたりとか、「守るよ、みんなを」・アショーカに命を託して永遠の戦士になる道等選択は色々あって迷って決断して考えていたとか)




ひたすらに「未来」を求める倫理的活性化。
本当に必然だと思いますよ、今まで陰を突き詰めてきた物語が陽を描き全体性を希求したのがEXODUSなのだから。本作はそれの誇張的象徴と言える。
そんなん総士だって過去の呪縛を断ち切りますよ。
物語の必然性とキャラクターの必然的選択がよくもまあここまで合致しますよね……と。何度遭遇したって美しすぎるもの。

面白いなと思ったのは真矢ちゃんの選択。
この、「わからない。これって選択したっていうのかな」っていう、自分的にはふわふわだけど実際は「今までとまったく違う自分になる」という大きな変革を迎えた構図、無印15話の一騎だ。
一騎はこれまでを経て成熟してきてるけど真矢ちゃんはここで初めて成長していくわけだもんな。まあ今回はあのときの一騎より複雑か。ていうか一騎の選択がいつだってシンプルなんだ。
撃った爆撃機の相手は「自分で決めない人たち」と思うほうが楽なのに「誰かを守りたかった」とするね。
「新国連のあの人も平和を捨てるまえに沢山のものを奪われたんだと思う」に思わずヘス真矢を感じてしまって萌えた。。。
ていうか私真矢ちゃんは節操なく百合カプつくりたいという意味で好き。。。

そうかー23話のアルゴス小隊ごんごん壊滅させていった真矢ちゃんは「私は!私のエゴで大切なものを守る!」だけではなく、未来の対話を切実に守ろうとしたから躊躇なくいけたのかー。
……え、待って、じゃあ最終話、新しく「未来を求める」に比重を置いた真矢ちゃんがそれを求めることで余計に孤独になった末に守ろうとした未来そのものに「守ってくれてありがとう」って全肯定されるの……?真矢美羽やばくない…………?
10話の「家族を置いていけないよ」は、まだ海の鏡の向こうのつまり手元にある大事なものを守りたい思いのほうが強い真矢ちゃんだったわけで。
真矢ちゃんの海――翔子に救われ、カノンに肯定され、最後一人で海を割る。
そりゃ成長しますわ……。本当にだって今回真矢ちゃんだけ全員の選択が一致するかどうかの話聞いてないんだよ、一人で選んだんだよ。



一騎はもう迷いなく選択できてしまうんだね。
紅音さんに「力の代償が他者の命を奪うことでもあった場合お前はその力を求めるのか?」と問われて「それは誰のことを言ってるんだ?」って聞いたとき想定してるの絶対総士だよね。
具体的には誰かを想像していなくても総士がいなければ真っ先にこの疑問は出ないはず。
真矢ちゃんとは一応19話~21話で(仮初めかつ不安定な)「対等」関係になったと思っているんだけど犠牲として連れゆくまでに思ってるかっつったら違うもんな……。それ以外の人は一騎にとって疑いようなく庇護対象だからほぼ論外。
自分の命の使い道のなかに総士を勘定しているとちゃんとわかってよかったな。まあ当然っちゃ当然なんだけどEXODUSの一騎はひたすら自己希求に投じていたからちょっとファンとして及び腰になっていた部分はあったので。
一騎だって総士と一緒にありたかったんだよーーー「待て、総士、俺も」なんだよーーーー!!!(まだ全然受け入れきれてないというか最終話感想読んだらわりと平然と呆然としてやがるんだけどじわじわ実感していくうちに蝕まれていったんだな私、、)

だけどその一騎も犠牲を受け入れ外向きに未来を求めたと。それは確かに「守るよ、みんなを」一辺倒だったEXO9~18話までを考えると劇的な変容だ。
だから解脱ができたのだと。
それなら一騎は母性だけの人ではないんだよなーていうか概念的には母性原理も父性原理も併せ持つ両性性の人だと思ってるし一騎自身の性自認は無性であっておかしくないというか性別に頓着しない人だと思う。(唯一ぎりぎりキャラ造形が危なかったというかちょっと脚本卑怯かつ上手いなと思ったのが無印21話)



最後の各々の「さようなら」。
「行ってきます、母さん」がさー!さよならの意味になるとかさー!
今ふと思った。
ずっとこの紅音さんのことを一貫して「母さん」と呼んでいてでもそれがいなくなった自分の母親でないことはちゃんと認識していてしかし自分の母親として「行ってらっしゃい」って言われると一瞬驚きつつすぐに「行ってきます、母さん」と対応できる……。
これ総士にも転用できるやつだよね???こそうし対応解釈これでいけるよね???
総士が……初代総士の面を不意に現したら……「ああ、総士」とか「お前って本当に不器用だな」とか言う……一騎……うう。

「本当のお別れですね、父さん」はこの台詞とても好き。
というのはまあ好きな映画のそっくり同じ台詞が好きだからですが。
ここのBGMのマッチ具合がすごいなこれなんだっけと思ったら『生存という選択』……!!
他にどこで使われてたっけ。
そうそう、「世界をどう祝福する?」は未来を託され新たに生き続ける者が問いかけられる言葉なんだそっか……。




疑問点。
★何故島のミールはこの三人(+カノン?)に選択を迫ったのか?一騎と総士だけでなく何故真矢ちゃんに、はたまた何故他のパイロットが含まれないのか?
――この話を人にしたら、「こういう形で顕在化したのがこの三人ってだけで他の人も同じ選択をしたんじゃ?」って言われてストンと納得した。
わりとそれな気がする。
そうだよなーカノンも未来を得ようと世界を祝福したんだ……。

★何故一騎の海が出てこなかったのか?
これは一騎は自己の海に関してはもうとっくに乗り越えていたからなのかなあ……今一騎の海どうなってるんだろう……でも一騎は乗り越えつつ一抹の未練は残している(それで安定していられる)キャラだから逆に乗り越えなくていいものとして今回海が出なかった可能性……うーんあんまりしっくりこない。

★真矢ちゃんの海、向こうに誰もいなくて守るものの象徴としての霧もないのはどういうこと?
でも「その向こうに守りたいものがある」ってはっきり示されてるんだよな。ここよくわからん。



実を言うと一騎の心情の掘り下げがあったらやだなあと思ってたんだけどまあそこまでなくてほっとした。
空白は取っておいてもらいたかった。
物語論理的な感情転換は充分描かれているのだから、空白だけどもそれによって各々ちゃんと補完できるタイプの作品ならばわかりやすさなんかいらないのでそのままであってほしい。
しかし久しぶりのファフナー新作にはしゃいで随分感想書いたね……同化イベ楽しかったな私いつも延々一人で遊んでるタイプだから……。
新作というなら過去編を、親世代過去編をどうか!
澄美さんと彩乃さんの百合が見たいです笑
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by jinloturu | 2016-05-13 18:17 | その他 | Comments(0)  

蒼穹のファフナー FACT AND RECOLLECTION

2011年舞台版。
だいぶ前に購入済みだったんですがようやく見ました。
本当に翔子主人公だー!
そうだよ私はこういう原作再構成系メディアミックスが大好きなんだ。
……特典DVDやブックレットインタビューを見て、松来さんのなかでファフナーという作品は翔子というキャラクターは大きかったんだなと思って。
千秋楽挨拶で松来さんが「また翔子の時間をいただけて本当に嬉しい」と言っていてああああEXO24話アフレコ間に合ってほしかったなあああ!!
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(画像引用: 三間さん@Sunma47のツイートhttps://twitter.com/Sunma47/status/701134717156888576?s=09)



さて、感想を。
しかし本当に完全に翔子の声だなこれで張れる声優さんすげえ……これで真矢役が松本さんだったら釣り合い取れてたろうに舞台で浮くな、と思ったんだけどすぐに慣れた。
そして葛城さん身長高い!本当に親子に見えたわ。

構成が本当……最高で……。
一騎と総士近辺の話匂わせるのは軸がぶれるからやめてくれと懸念してたらばっさばっさと気持ちいいほど切ってくれて杞憂だった。
翔子の「なんか話そう」って台詞がね!なるほどと!!
翔子が対話を教えたから一騎はカノンに向き合えると!そして名前の由来を訊くと!
これこれこういうのだよ大好き。
カノンがみんなから「翔子」の影をうかがってこそ容子さんに「翔子の服か?」と尋ねる、そして思い出話が始まる流れも好き。そこから膨らませるかと。
だからこそカノンのアクティビオン注射時の想いがよく響く……。
そんななか11歩自販機はどうしてもねじこみたかったんだなと思えて笑いました。


チャプター名「お肉!」笑った。
翔子お肉食べてほしいね。
小説版にしろ松下版にしろ翔子を掘り下げると「いかれてやがる……」とおののくんですけど松来さんのまとう雰囲気がめちゃくちゃかわいくてな……。
わりと一騎に対して積極的な面とかそれでもわりと恥ずかしがる面とかすごくかわいい。
欲を言うなら真矢ちゃんとの親友感もっと見たかったかな!

変性意識の設定をきちんと説明して、翔子の激烈「ゴーバイン!!」のギャップを伏線にしておいてこそ最後に生かせるというね……。
あっあっでも私は優しい甲洋が心底大好きなので翔子がまだいなくなってない段階の「このローンドッグ野郎」はちょっと嫌だなと思いました。
でも大音さんはやっぱり甲洋はまり役で好きだ。

あと戦闘シーンが絵的に魅せられない分緊迫感づくりがすごいなと思った。
澄美さん彩乃さん役の方たちすげえ……よくぞあんな早口で叫んで……。

剣司が咲良に「女なんかに」的ミソジニーを発動するのやだなって思ったんですけど広登の「男らしくないんじゃないのー?」に接続する上で仕方ないキャラ造形なのかなあ、とも。

最大の疑問はなんでクライマックスのBGM『翔子 -shoko-』じゃないの……???
なんでそんな暢気な雰囲気の劇伴チョイスしちゃったの?タイトルこそ『少女の想い』か……。
なんか理由あるんだよね?かなり浮いてたけど……。
儚い女の子を演出するのに白ワンピに麦わら帽子はなんかもうベタベタすぎるど定番でなんだかなと思わなくもないけど(EXODUSでも思ったさ……)美しかったです……。
空の上の翔子に語りかける容子さん、泣いた。
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by jinloturu | 2016-03-15 07:51 | その他 | Comments(0)  

蒼穹のファフナーEXODUS 全26話まとめ

全編通しての感想まとめ。


一騎と総士を描ききってくれた感想……はまだまとまんねえなあ……。
「そうか、うむ。」って感じだ……。
というか毎回感想書いてても私一騎と総士好きなわりに二人について触れること少なくないか?って自分で思ってたんだけど、それは見せてくるものがすべてだったからかなあ……と。
それを見て沸いてくるものは言葉じゃなくて感情だけだった。だから今後もまとまんないままな気がする。
最終回一回しか見てなくてまだ見たくなかったんだけど総士生誕祭で強制的に見せられておろおろしたわ……。

なので違うところを。


【相互理解】というテーマについて


無印、HAEでは「対話さえすればわかりあえる」信仰があったように思う。
そして共感主義。「少しだけわかった気がする」(16話)に象徴されるやつね。

特にHAEは操の思想を一騎が塗り替える話で、これは操がちゃんと聞き耳持って説得されてくれるほど素直だったから成立した。
別にそれが不満だったわけではない。

ただ私は元々「わかりあえない」物語が大好きだし、人と人がわかりあうのってすごく大変なことだと思ってるし、思想や思考方法や思考プロセスや立場や見える範囲や経験則の違いによって日常的に私たちは誤解しあっているし譲りあえてない。
そういう現実認識でいるから、今までのファフナーの「わかりあえる」信仰に少しウッて思うときはあった。
丸々わかりあうなんてできないよねそうだよね、ってことで「少しだけわかった気がする」って台詞は絶妙だな~と思っていたんだけど結局そのあと一騎と総士は完全にわかりあってしまうしね。
それが彼らなわけだし別にそれはそれでいいんだけど。

今まで「思想が同じで共感すればわかりあえる」だったから、EXODUSでは「違うけどわかりあえる」を描いてくれないかな~まあ無理かな~と思っていた。

そしたら、EXODUSはこの「対話さえすればわかりあえる」信仰についに一石を投じた。
まずアザゼル型が最初から対話を拒否している存在だというのが来主操のアンチテーゼだ、ファフナーシリーズへの自己批判だ、と思ってわくわくした。
それから順に、「対話できる(している)のにわかりあえない」をいくつも描いた。
その筆頭が一騎と真矢ちゃんの噛み合わなさだよね。

・真矢「わかってる」総士「わかっちゃいないさ」
 →最後までわかりあえない
・エメリー「これで戦えるよ」美羽「えっ」
 →誤解を解いてわかりあえる
・弓子と美羽
 →弓子が変化することでわかりあえる
・香奈恵さんと彗(や史彦や里奈)
 →香奈恵さんが「わかる」ことでわかりあえる
・ダスティンとカマル
 →イデオロギーの言い争いの末にカマルが殺されわかりあえない
・操とウォーカー
 →思想がまるで違いわかりあえない
・真矢ちゃんとヘスター(対キースもそうかな?)
 →追いつめあいわかりあえないけどヘスターちゃんは助けてくれたりする

こうして見ると「わかりあえる」も「わかりあえない」もそれぞれの位相で沢山繰り返されているんだなあ。
コミュニティ単位での相互理解がテーマだったらしいけど、ナレイン対史彦とか暉対ウォルターさんとか竜宮島対バーンズ率いる人類軍とかは、今までファフナーがやってきたことが実を結んで対話によってわかりあえる位相にあったと思う。
ナレインと竜宮島部隊も、旅を続けるうちに信頼関係が生まれてきたのだし。
これは今まで閉塞環境にいて新国連人類軍の姿が見えなかったからで、だから今回はフェストゥムと新たにわかりあうよりも先に人類同士の話をやらねばならなかったんだろうね。
そしてだからこそフェストゥムとの相互理解という最大のテーマが残されてしまったわけか。
しかし「力」の理解というレベルではフェストゥム、ミールを理解しましょうってことは言われてて、だからこそ「共存」できる、そして密なる共存は描いてくれた。


25話の「わかっちゃいないさ」、なんで2話と変わらなかったんだろうって思ってたんですが、「対話によってわかりあえなくてもいい」ってことか!!
……と、私は思った。
最低限互いを理解してはいるんだけど腹の底からわかりあうことはない、でも助け合うことも気遣いあうこともできるし傷つけたり消したり侵したりしないまま共存できる、人間関係ってそうであってもいいよねって言ってくれてるのか。
「一騎くんと話して!」という対話によってわかりあえる信仰があった無印から考えると凄く感慨深いことではないか。

一騎と真矢ちゃんに関しては何回も話してるのにほんっとずーっとわかりあえなくて、もし腹割ってぶちまけあったとしても互いの「守りたい」気持ちが衝突するだけで何も解決しない話で。
これこれ人って対話してもわかりあえないものだよね!って結構テンション上がってた。
だからこそ18話ラスト大興奮でして!
そうか時に行動は言葉よりも雄弁に語り相手に理解させるのだ。
そして一騎は真矢ちゃんの望みも何もかも理解し戦うだけでは世界を救済しえないと思想を変えるんだ……。
真矢ちゃんは対話の重要性を深くわかってる人だから一騎とこんなにも「わかりあえない」描写がなければ18話のあの決断もなかったろうなあと思ってる。

ヘスターちゃんは真矢ちゃんとわかりあえなくても竜宮島の窮地を救ってくれて。

相手と丸ごとわかりあわなくてもいい。
対話によってわかりあえなくてもいい。
わかりあえなくても対話によって益を生み出せる。

真矢ちゃんで描かれる「対話」と「相互理解」……主人公だなあ。
最後にビリーとわかりあえずに終わったのも必然というものか。
ビリーは自分で決めない。立場が違う者とわかりあうことは難しい。
対話(今までの交流)があってもわかりあえない。
それぞれにそれぞれの思想があるしそれぞれのエゴで生殺が決められていくことを真矢ちゃんは知っている。
今の真矢ちゃんは対話信仰をしないでしょう。

うーん、世界が広がったんだな。
それでも真矢ちゃんのエゴが美羽に肯定されたのはやっぱり美しいと思うよ……。

とにもかくにもファフナーは対話信仰相互理解信仰だと思っていたので私はとても感動している。

(追記。毎話感想の記事の誤読はそれはそれで当時の読み方だということでいちいち修正しないけど、この記事くらいは解釈変わったら修正しようかなと。
25話見返したら、一騎「俺が人を撃つ」真矢「えっ……」だったので何もかもまでは理解してねえじゃん……と思い直した。
そうすると真矢ちゃんは一騎とも総士ともビリーともわかりあえないエンドだったわけですっすげえな……ごめん大好きだ……そしてこその最後の最後で美羽からの全肯定……!!(最近とても真矢美羽がきていて、それこそ最初はエメ美羽がおねロリになる可能性を考えていたんですけど美羽が成長したりエメリーも美羽のように成長させられた疑惑もあり年齢不詳であやふやになってしまっていたのでガチでロリに追いすがりやっと甘えられるおねえさんとかしかも血が繋がってる擬似母娘とかもう、すごくね!?!?)一騎が人の生を超えた以上もう真矢ちゃんのエゴはどうしたっても報われないわけでそれを残念わかりあえなかったねってふうに25話時点で描いてしまったのは結構すごいことなのでは……だってEXODUSって一騎と真矢ちゃんの物語丁寧に作ってきたじゃん21話で完成させたら綺麗に収まったじゃん……)


追記。
うーーん。
なんか言いたいことぽろぽろこぼれてる気がするので取り急ぎつけたし。結合するかは私の気力次第。


「同じところがあるからわかりあえる」
「共感するからわかりあえる」
「どちらかが考えを改めることでわかりあえる」
「誤解を解くことでわかりあえる(根本的には元から対立してない)」

こういう話が王道で、ありふれている。

でも私が望んでいるのは「違いを抱えてわかりあえないけど相手を尊重し共存できる」物語。
『シンデレラガールズ』や『蟲師』のような。
(単純な好みでいうなら『まどマギ叛逆』のような「どうしようもなく絶望的にわかりあえない」物語が好きだけど)

今までのファフナーは王道だった。
同じところがなければ、共感しなければ、考えを改めなければ、共存できないのか?対立してしまったらわかりあえないのか?

…… 「考えを改めさせる」って言ってしまえば楽なのよ。
「正しい側」の論理を物語に沿って「誤っている側」に認めさせるとなんかいい感じに美談になるもの。「正しい側」が主人公なら尚更使い勝手がいい。
それが無印とHAEでの一騎であったはずだけどEXODUSでは一切ない。もう別のテーマ背負ってたからね。

わかりあえなくていい。わかりあう方法は対話でなくてもいい。わかりあえなくても対話は益を生む。

「違っても相手を尊重し共存できる」まではいってない。
でも「悪の思想」があったとしても変えることはないのだ。もとより悪はなく別の正義ってやつが示された。

このテーマ昇華してほしいね……。


あとね、EXOの一騎と真矢ちゃんは無印の一騎と総士の関係のアンチテーゼなのでは。
「対話したらわかりあえる」→「対話してもわかりあえない」
「相手の本心を理解したらわかりあえる」→「ただ理解するだけじゃわかりあえない(「守りたい」という互いの気持ちが衝突するだけ)」

EXODUSとフード


26話中21話、総じて50回以上食べ物出てくるシーンが出現する蒼穹のファフナーEXODUS、どこのグルメアニメですか?
3話で「おおおEXOはフード推しか!」と興奮したのも懐かしいくらいよ。
ぜひ福田里香さんに届いて論じてほしいなあ。

食べ物が一切出ない:7話、15話、20話、22話、26話(全部戦闘によって食べ物出す暇なかった回)

毎回フードとその演出について突っ込んできたけれどもあえてフード理論の話は全くしてなかった。全体を俯瞰してからのほうがいいと思ったので。
さてさてまとめなのでフード理論に鑑みるとファフナーは何が浮かんでくるか?

福田里香さんのフード理論
1善人はフードをおいしそうに食べる
2正体不明者はフードを食べない
3悪人はフードを粗末に扱う


ファフナーはフード性善説。
食べることをよいこととする。食べ物によって生を保ち、その循環に「感謝」する。
1の「善人はフードをおいしそうに食べる」は完全に原則通り。
でも竜宮島の子はみんないい人だって最初からわかっているので特に美味しそうにはしてなかったりするんだけど、まあ「感謝」してないはずはないでしょ。
暉の「命のあたたかさ」で最終的にそれは示された。

で、1に関しては3話が原則にのっとった演出で。
ペルセウス中隊ジョナミツ、ビリー、アイちゃんが一騎カレーを美味しそうに食べていたこと。
2話で助けてくれて、不審に思っていて、人類軍=みんな悪だった竜宮島の子たちにギャップの戸惑いを与えた。
ていうかこれ最終回後だとわりと堪えるな……そうだよ善人だったんだよ……。
……って思ったけどジョナミツさんおいしそうにはしてないな?
どう解釈すべきかなー。この時点での怪しさと見るか、今後(総士いわく)「怪物」になるからと見るか。
どっちでもよさそうだけど私はあの子を被害者と見たいからなー。お前の心はどこにあるんだ。

そういえばエメリーはドラマCDまでかなり疑われてたけど私がそうは思わなかったのって涙もあるにせよここでにこにこごはん食べてたのもあるかもなあ。
史彦とナレインが一緒にごはんを食べてわかりあえたのも3話。
思えば3話のフード演出が一番巧妙かも。出前♡以上に一騎と総士の関係示す方法ありませんしね……。

その3話で里奈がブルーハワイ割る=食べ物粗末にしたことで、ああ3の「悪人はフードを粗末に扱う」原則にはのっとらないんだなって思った。
あれは里奈がよっぽど人類軍を憎んでしまっている、今まで日本、竜宮島が受けた悲劇がどれほど禍根を残したかの表出。

そして、アルゴス小隊も食べるのだ。
9話と12話でワインとフルーツ盛り合わせ。
けして美味しそうにいただくわけではないけれども、粗末に扱いもしない。
「悪人」だろうと食べる、という見方。
ファフナーには絶対的な悪人がいない、という見方。
恐らく後者だけどどちらにせよファフナーには生命そのものを侮辱するものが出てこない。
キースだって仲間の命が大切だったからあんなに真矢ちゃんを憎んだんだもんなー。
フェストゥムも生命の侮辱冒涜はしてないんじゃ?って思うけど描写がなかったのか私が読み取りきれなかったのかちょっと今はわかんない。

そしてアルゴス小隊が食べたのがフルーツだったというのは、ファフナーにおけるフード観点から見て面白いなあというところ。

『蒼穹のファフナーEXODUS』における「人間らしさ」とは何か――という記事を書いたんだけど、まあここでの考察は概ね演出意図に沿えてるんじゃないかなあと思う。一解釈の発掘だけど。
簡単に言うと「ごはん」は命を保つための不可欠要素で「おやつ」は平和を享受するための余剰の要素だよって話で。

9話、12話では、ぎりぎりのところで生きて戦っている竜宮島部隊、ナレイン部隊たちとは違う新国連上層部の余裕を表現するために命を保つごはんじゃダメで、でも平和文化は持ってないからおやつでもダメで。
間を取ってフルーツだったんだろうな。
ワインも上層部御用達ですね。元はフルーツだし。


そんでなんかこないだこの記事が微妙についったーで広まって私のTLにも流れてきたので嬉しくてエゴサしてたんですけど、そこで「料理を人に与える一騎は人間らしさを守る役割も持ってるのか」って反応を見かけてなるほどなあと思って。
見てみれば結構あるよね。

1話ランチ準備、3話一騎カレーと出前、13話真矢ちゃんにコーヒー、14話鍋ぐるぐる、19話乾パン水。

人間でいてくれな守るからなっていう一騎さんの祝福……。?というのは少し違うかな。
15話で真矢ちゃんに何も与えられなかったのはあそこで緊迫感を崩してはならなかったのと真矢ちゃんの人間らしさが揺らいでいたからか。
逆に"自分で"覚悟を決めた19話は食べられる、と?
って思ったけど別に食べてはねえな……。
19話以降食べる描写入れる隙なかったけどどうなんでしょうねえ。


総士の人間らしさは度々主張されていて、1話カレー、3話出前、5話コーラ、10話コーヒー、12話配給、14話コーヒーと食べる描写は多彩。

で、一騎はというと10話で楽園ブレンドを飲んで、12話でキャンプの配給を食したのみ。3話で味見はしたけど顔隠れてたし自分のための食ではない。
ここでフード理論2「正体不明者はフードを食べない」が出てくる。

いやーほっとしたよね10話飲んでくれてね。
存在どこいっちゃうんだと思ったもんね。
決め手は9話で正体が定まったからですね……。
ずっと自分の生き方を迷っていたけど「守るよ、みんなを。それが俺の、祝福だ!(ソノトキッ」でやっと一騎の正体判明して英雄になったのだ……。
だから平気で12話食べてくれてよかったーって思ったけどもその後一切なしかよ!w
一回素裸になったもんね。新しい役割を得て人間やめたもんね……。はい。


フード理論から見たらそんな感じなのかな~。


上の記事を踏まえた上で後半クールの話をするなら、まあ、まずあめなんですけどもうこれはカノンが心を持っていけたということなので他には言おうようない……。
記事内で「人としての姿や心」と「心」を曖昧にしてしまったのは失敗だったかなーと。
たとえ人としての姿が保てなくなっても島の平和文化が「心」だけは守ってくれる――っつうことなのかなー。今あんまり深く考えてないけど。
美三香の●を見る限りな。
んーでもここはよくわかんないな。

改めて上の記事読んでみて思ったけど、一騎、おやつ食べたりシャワー浴びたりしないんだよ、うん。
最初から最後まで戦士であったということかね。平和を選ばない人なんだという。
真矢ちゃんは自身を「平和を捨てられる」と言ったけど、実際捨てたのは15話からで(ファフナー的に重要な「自分で選択して捨てた」のは18話からで)、だから14話はぎりぎり平和を享受できた最後のシャワーシーンだったということですかねえ……。
今『azul』聴くとこれ14歳真矢→20歳真矢への曲だと思えてぎゅっとくるわ……。
美羽も寝て食べるけどおやつ風呂はなくて希望の象徴であることが見て取れる。
あと気づいたのは16話で島に辿り着く前に爆破されてしまったパイロットが「島に帰ったら熱い風呂に入る」って楽しみにしてたのにかなわなくて、そのあと彗ちゃんがなんの疑問もなくシャワー浴びている、そこで吐くって結構皮肉だな……。
いやそんな強い意味ではなかろうけど。


追記。
こんだけフードフード言っておいて福田里香さんの著書自体は『まんがキッチン おかわり』しか読んだことなくてこないだやっと『ゴロツキはいつも食卓を襲う』のほうを読んだのでそこから気づいたこと。

・水は一番必要不可欠なフードだというテンプレ
言われてみればそうだ……体の70%……。
コミュニティの場所を選ぶ際に水場を重要視したと冲方さんは言ったし竜宮島と島外とで水の扱われ方の対比はしてたし総士もわざわざ「僕らは水も命も平和も譲ってもらってる」と分けて言ってたけど、なんかそこまで水が重要であることは伝わらなかった気がする。
例のエゴサ(なんか韓国のファフナーファンサイトからのアクセスも多かったのでそこのコメント欄まで見たんだ……)で食事と睡眠ばかりに注目されて私の観測範囲内では「水」への言及なかったからというのもあるんだけど……。
福田さんは「末期の水が間に合わないことで命が消える象徴となるのがひとつのフードテンプレ」と言ってたけど、旅の行程でそういう描写があれば旅の過酷さが際立ったんじゃないかなと思った。
逆に言えばそういうテンプレを採用しなかったわけで、つまり「水」は命を保つ必需品として描こうとしてなかったってことなのかしら。
ジュースやコーヒー等、他の液体はフードだったけど。

・みんなで食べると美味しいというテンプレ
これは彗ちゃんが言ってたし私も「テンプレきた~」って思ってたけど、改めて振り返ると一人で食べてたのって彗ちゃんくらいしかいないんだよな。
コミュニティを描いてきて、一人で食べる「孤独」な人はいなかった。鏑木家も改善した。
……そこで、カノンだよ……。
最期のカノンは一騎と「ふたり」で生きる選択を捨て一人であめを含んだんだ……。

・食はエロスに近いというテンプレ
自覚的な粘膜接触で快楽を伴うのは食事と性行為しかない、なるほどなーと。
しかしファフナーに性の影はないんだ。(だから乳揺れとか里奈尻とか浮いてると思うんだよな……話に絡む描写ならまだ譲歩しようと思えるんだが)
食欲・睡眠欲ときたら性欲が常道なんだろうけど私は性欲と性交と出産と種の保存を一緒くたにしたくないし種の保存を本能と言われるの嫌いだから何度でも言うけど本当に「継承」を別の形で描いてくれて感謝してるよ……。
で、だから食とエロスはもちろん関連づけられることなく。
あめは一騎が作ったものですらないから徹底的に性の隠喩になることを拒否していて感心するなって。
ささやかすぎるよ!カノンの想いささやかすぎるよ!!
失恋するから性の代替として食を満たしたのではなく、「ありがとう」「さようなら」、「すきだよ」の想いの結晶としてのあめを舐める行為はどこまでも清らかだよな……美しいな……。
エロスを盛り込まないEXODUSフードのなかで一番エロに近いのはどう考えても浜辺デートだったと思うと興奮しませんか。いや同意は求めてない、私は興奮します!
浜辺デートは隠喩の局地だと今も思っている。
あっでも関係性としてではなく直接的にエロいのは芹ちゃんの「食べたいの」かね。

・お菓子はファンシーさか誘惑や欲望の象徴というテンプレ
ファンシーでも誘惑欲望快楽でもないよなあ、ファフナーにおけるおやつ。面白いね。
お菓子が平和の象徴ってもしやテンプレではない?と、オルフェンズ見てて思った。
けれどもアイコンとして共通するのはやはりその「嗜好性」であると。
それが平和の象徴になりうるのがファフナーらしい。

・フードで他愛もないギャグをする人は憎めないというテンプレ
これ読んでぱっと総士が浮かんだわ。
初っ端1秒で遺言かましてつらつら戦況を述べてきて、さてそいつはどんな奴だって思わせたら「料理というものを教えよう!」ってたしかにテンプレ的わかりやすいキャラ紹介だな。
思えば無印でやっっと腹を見せたのも11歩自販機のときだ。





まあ、なんというか、こういう考察めいたこと書いてしまうと普通のまとめ感想が書きづらくなるな……。
あとまだ全然俯瞰できてないと思うし。
まあそれはゆっくり噛み締めていくことにするよ……。
本当に楽しませてもらいました。ファン冥利に尽きる、続編。
私はまず間違いなくEXODUSなかったらここまでファフナーにのめりこむ機会なかっただろうしね。
なんだかすっごい好みですっごい面白いアニメがあるぞ!って3、4周くらいはしたけどここまで深く追おうとは思わなかった。
いい出会い方をしたなあ。ありがとうございました。本当に。


とりあえず感想らしきこと。

好きなEXODUS新キャラ:エメリー
絶対エメリー。まだ彼女については消化できていない。

好きになった既存キャラ:真矢ちゃん
前も好きでなかったわけではないけど18話からこっちは本当に興奮の連続だったね……真矢ちゃんのエゴが確立されて貫きとおして最後に静かに肯定される……。
美しかった。
あと芹ちゃんもなかなか。

好きな脇キャラ:ハインツ笑
喜安さんが演りたがるのわかる笑
あの雑魚モブ感と棒風味の声が好きでした。

好きな機体:マークザイン
なんだかんだザインかなあ……ちょっと震えたりしゅっと立ってたりするのがかわいいしかっこよい。3Dとかはよくわかんないけど毎回すごい熱量だったね。むしろキャラ原画は使い回しばっかだったのに機体はほとんどなかったもんね。
15話ジーベンが一番印象的だったかなーかっこよくて。
エインヘリアルアハトの色も綺麗だったな。

好きなフェストゥム:ディアブロ型
まあしゅっとしててかっこいいよね。スフィンクス型とかなんかごつくなってかわいくなくなったし。
串刺しめっちゃ怖かったけどニヒトに翻弄されたり後半ニヒトに技だけパクられてほぼ空気だったりかわいい。

好きな回:12話
絵コンテ演出が好きで胸が締め付けられる回といえば12話なんだよなあ……珍しくキャプ抽出までして。(「円盤出たらキャプ差し替えよう」って言ってたけど結局面倒だったのと総士の作画修正前のほうが好きなのとでやめた)
17話とか26話とかはちょっと別枠というか好きとかそういう感じじゃないし判断つかないやつ、な……。
1話単位での完成度に惚れ惚れするのは14話と18話かなあ。

好きなシーン:
いや選べるわけねーよ笑
一番の萌えの衝撃は「出前♡」ですけども他は何を基準に選べばいいのかわかんない……。
あーでも一番興奮したのは18話ラストかもしんない。
私の理想のリバ!!!絶望的と思われた極端な精神的不均衡を対等を目指して積極的にひっくり返す!!!

好きな演技:
19話暉の「早く来ないかなあ」と真矢ちゃんの「あたしも知りたい」かなあ……あれはすごかった……。
25話一騎「還りな」17話ラストの一騎も好き。1話の「総士!」も。
1話「もうすぐだね、エメリー」26話「エメリー!!」も……。
諸星すみれさんほんと凄い突き刺さるからこわい……。

好きな台詞:
意外と台詞単体は浮かばないな……。
「いるって信じてた。絶対に。絶対に私の空想なんかじゃないって」はエメ美羽に落ちたところなのではずせないかなあ、くらい。
これだけでエメリーの不安と切望と安堵がいっぺんに迫ってくる、なんというか洗練された台詞だよなあ。
あ、9話ポエム好きです……平和とはなにかという提示と、「ただ奪われないために奪い続けた」という悲哀。

好きなカット:
12話のこれかなあやっぱり。
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(『蒼穹のファフナーEXODUS』12話)

この一瞬の情報量と面白いコップの使い方と他に見ない構図と極めつけに一騎の下瞼最高!!

好きな指:
12話で総士の手を振り払う一騎の指ですね!!!
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(『蒼穹のファフナーEXODUS』12話)
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(『蒼穹のファフナーEXODUS』12話)

(こちらも捨てがたい)
24話の目覚めはちょっと至高すぎるんだけどそれを挙げるのはなんかずるい気がして……。
指の間フェチなのでこれはわりとはずせなかった。(上の記事であめを置く一騎の手ががっつり入ったとこキャプったのはそのせい……)
あ、2クール目キービジュの指も好きです……。

好きな曲:
うーーーーん……。
大いに映像補正があるような気がしないでもないが『DEAD OR ALIVE』かなあ……。
最後の「♪痛い 痛い 君と蒼穹へFly」、毎回本編入る前にめっっちゃぎゅーって心臓掴まれる切ない痛みがあったからもう大変だった。

好きなBGM:
9話『その時、蒼穹へ』はやっぱ最高だよね……。
あと19話甲洋復活のHAE劇伴と『ホライズン』の繋ぎ方がすっごい好き……。

好きな背景美術:
これ!めちゃくちゃ好き。
c0348328_03173112.png
(『蒼穹のファフナーEXODUS』10話)

綺麗な蒼穹はうーん9話のザイニヒ到着のところか22話役者揃った戦闘シーンか……。
あっ俯瞰の竜宮島!!好きです!!沈んじゃったけど……。

好きなフード:
単純にメニューと見映えが美味しそうなのは4話の水鏡家の激励海鮮類食卓と11話立上家の織姫歓迎食卓かなあ。
鯵の干物冷奴漬け盛(織姫ちゃんだけ天麩羅だし巻き煮物)美味しそう食べたいーー。
竜宮島は基本的に海の幸中心の食卓なんだよね。食糧プラントの情報出ましたがどういうものなのかよく知らぬ。
牛とか豚とかいるのかなあ。
チキンソテーらしきものはあったしハンバーグも出てきたからにはいるっぽいけどな。
住民の家は和食中心、アルヴィスは洋食中心、楽園は世界各国?って感じだったかなあ。たしか。

演出的に好きなのは4話の「勝利」涙ケーキと11話水鏡家ケーキが遠ざかってくシーンと16話彗ちゃん用おかゆかな。
平和の象徴に戦闘祈願を描いて親の愛悲哀人間味を混ぜ混む御門昌和、できる。
美三香のSDPが平和を遠ざけていく、という演出。
オルガさんの遺体を目の当たりにして胃が弱ってる彗ちゃんを気遣える程度の親の情はあの時点であった香奈恵さん。(結局この解釈を採用した)

能戸さんのついーとで気づいたけどおかゆじゃなかったチャーハンだった!!!



一通り……そんな感じだろうか……。
なんかこんな感想にするつもりでは全然なかったんだけどなまじ群像劇で言及すべきところが多すぎるばかりにどこにも触れられない事態に。
とりあえず私は考えるの楽しかったからよしとしよう。

あ、ファフナーにおける異性愛至上主義の破壊について、という話は既にprivatterのほうにまとめているんで(フォロワー限定公開)もうここでは言わない。(気づいたら1万字近く書いていた自分に引いた……)
アクセス数が落ち着く一ヶ月後くらいにこちらにもリンク貼っておきますかね。

追記。
ファフナーと異性愛至上主義について
……貼っておく。

なんかねえ、振り返ると凄い数の人がいなくなって……。
それをまた残された人たちは抱えて生きていかねばならなくて。
悲しくて、つらくてきつくて、暗いんだけども絶望だけじゃなくて絶望にしてはいけなくて新たな希望を紡いでいかねばならなくてさー……。
このへん考えると本当にどんどん泣けてくるから嫌なんだけど向き合わなきゃなあ……だって彼らが向き合っているんだものね。
うーん……大好きだよ、ファフナー。
それだけでいいか……。

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by jinloturu | 2015-12-29 03:44 | アニメ | Comments(0)  

蒼穹のファフナーEXODUS 26話 竜宮島

はあああああ……。

ありがとうございました……。



何を書けばいいのかわかんない。
感謝もありがとうしか浮かんでこない。
こんな、これが、ファフナーで、そうで、これで。
ありがとうございました……。


えーーーーと……
いっこ言おう。
溝口さんかよ!!!
あそこ絶対一騎くるって思ったのに溝口さんついに撃ったかよ!!!!


はい。



永劫回帰だーーー!
確か16話カノンの「変えるべき未来」を「還るべき未来」だと誤解するくらい私が望んでいた永劫回帰だ~。
私の原点にして原典は『ぼくの地球を守って』だから、私は新居昭乃の申し子だから、"懐かしい未来"というその概念を総士が得たもうそれだけで私は胸いっぱいですよ……。
つい先日気づいたことだけど私がファフナーにハマった根底は絶対世界観が昭乃さんと一致してるからだよね……必然だった。
戦いへの悲痛さに対して青空をこいねがうとかまんま昭乃さんだしな。「青空だけは残しておいてくださいと叫びたい」。

名づける行為はエロいと思っているので新総士の名前一騎がつけるのだとわくわくしてたけど「総士」かーい!
お前は!!総士をずっと抱えて生きつづけるんだな!
……って今急に深く理解してすごい泣いてる……見てる最中は興奮しかなかった。
20年しか。
その時間は濃密なものだった。
傷なかったね。総士だけのものか。懐かしい、故郷。

「僕も怖い」って、矜持を保ったまま力強く言える、ああ皆城総士だなって……。
新しい総士はなにを得るのか。
総士が地平線を越えていったそのこと。
消えゆく総士の絵面がなんだか笑えたのもEXO総士だからこそだなーと思ったよ。
いやわかりきってた展開だからこそで、だから深く理解した今泣いているのだが。
EXOを経た一騎だからこそ微笑みかけられるうわああああそうだあそこは最初から地平線上だった……。

もうこのへんこれ以上はきりがない……。
生ききったんだ、それでいい。言えることが今ない……。


エメリーのことも今わりと触れられない……エメリーという人間について考えていきたいこれからずっと……。
救いはあったのでもう……ね。
弓子の「愛してる」もね、美羽がこれから抱えつづける指輪と靴もね、あーーー、はい。
保留!
エメリーの利き手左手だから靴右手なのに美羽も右手にはめたんだよー……。


一番の予想外は芹織でした……そうくるか……。
「芹ちゃん」って!!!
ああうわあすべてを受け入れようとした織姫ちゃんを。
還る……二人で島に眠ってお話してるといいよ……。
何回も言うけど乙姫ちゃんの母性神話イデオロギーがすっげーもやもやしたから、織姫ちゃんを本気で守ろうとしてくれる芹ちゃんがいて紅音さん鞘さんに追従できる織姫ちゃんの描かれ方は最高だなこれ。。
わりと織姫ちゃん超越してたから急に共感次元の展開を出されたら泣くしかなかったよね……。
澄美さんの思いもなあ。
総士は未来がわかってもそれを選ぶ、それは織姫ちゃんも同じなんだな皆城家ちくしょう。

まだ一回も見返してないんだけどジョナミツどうなった??
一騎の俺はお前だくるかと思ったら、心を……。
一騎は食べ物を人に与えることで人の人間性を保つ役割があるという話になるほどと思ったのですが、それがここで発揮されるのかとね。
やっぱアイちゃん殺されたんだ……そっか……ちょっと期待してたのに。
私が人でなくなる前に撃ってと言ってたアイが、撃たれたことで人でなくなる。そうか。
「お前は僕のものだ!」って、ファフナーにおけるショタってなんでこんなあざといんだ笑う。
結局本当に軸は一騎と総士の話だったのでこのへん全く解決してないよね……。
三期……三期か……うーん……。


もう異性愛至上主義への恐怖に振り回されたくないから三期や劇場版こわいっていうのが正直なところなんだわ……。
EXOまでで考えるのなら今すげえほっとしてるからな一騎と真矢ちゃんが「恋愛」にならなくて。
私はヘテロセクシズムに満身創痍だったんだよ……ええ、最終回の一真展開とか予想しまくったよ自傷行為と予防線のために。
新たに生まれるコア総士を二人が良い雰囲気で見つめているんじゃないかとかそういう。
ラジオ公録イベント前の楽屋で26話の台本をキャストさんたちは読んでいたはずで、イベント中白石さんは剣司と咲良の結婚について「主役より先にすみませんね」っつったんだよ。
「先に」。怖かった……くるんだ、と、思った。
――っていうレベルで私は本当に恐怖してたからね。
疲弊しすぎて「うわあ最後まで回避しやがった!」と喜べもしてないからね。
ほんと異性愛至上主義が憎すぎて総一真ポリー展開でもこなければこの恐怖は払拭されえなかったんですね。
たぶん時間をおけばじわじわこのファフナーがやってのけたヘテロノーマティビティーとヘテロセクシズムの打破に感動できるようになると思う……。
私の理想の男女です、一騎と真矢ちゃん。

だから続編あったら今度こそ「恋愛」を得そうで怖い。
21話からの一ヶ月間だけでもう心臓わしづかまれてめっちゃくちゃ消耗したからね……。
いや私も素直に一ファンとして夢想を乗せてただ願望のままに続編きてほしい!って言いたいんだけど。
ファフナーという物語がこれで終わるとは思えないから……今はスタッフの方々も考えられないだろうけどやっぱり私もファフナーに金を落としつづける所存だし、うん、続編ね。
きてほしいね。



はてさて真矢ちゃんですが。
やっぱりあそこは溝口さんなんだ……(笑)って思いが抜けない。
罰してほしかったんだなあ。
ビリーの焦点あわなさ、つらい。
ビリーもどうしていいかわかんなかったんでしょう。撃たれて安心してもいたんじゃないか。
竜宮島の情報開示で人類軍と「わかりあえた」、その一筋の希望。
それを最後で冷徹に突き放すんだ。
HAEまではもっと純粋に「わかりあえる」と信じていたけど世界を広げることでそんな簡単じゃないよって言ってしまったんだファフナーは。
収拾つかねえ……。
真矢ちゃんと美羽が抱き締めあうの美しくないですか……。


今週のフード:なし

グルメアニメでもないのに26話中21話にフードが描かれるっておかしくないですか……。
全26話感想まとめを書きますかね。とりあえず。





蒼穹のファフナーEXODUS、お疲れさまでした。
毎週毎週、存分に楽しませてもらいました。
本当に本当にありがとうございました……。
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by jinloturu | 2015-12-26 05:45 | アニメ | Comments(0)  

蒼穹のファフナーEXODUS 25話 蒼穹作戦

あーーー終わっちゃうのかファフナー……寂しいな。

ついにポエムが!
あんな決戦前の緊張感で「もう僕はこの世にいないだろう」って言ってたのね。
ていうかもうこれで「総士」じゃなくなるの確定だ……「操」は「操」のままなのにね。


バーンズが最後の最後でバーンズらしくてめっちゃ笑った。
出世したな!成長もしたのか!って思ってたのに「世界の王か……」のこの小物感。

まあなんというかここ数話のダイジェスト感は否めないよね。
でも受容にせよ戦闘にせよ引きずるようなことでもないから難しいね。
無印24~26話もなかなかスピーディーだったけどそうは感じなかったのは一気視聴だったからなのかなー。
まあ成人式あたりを軸にドラマCDきてくれるって信じているよ。
だって一騎と甲洋の会話がまたしてもなかった……私は一甲が好きです……。


成人式ね!なんで今だよ1月じゃないのか。
やっと……やっと彼らの大人制服が……。
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(画像引用元:復刻版 竜宮島回覧板・0127号/XEBEC・竜宮島役場)

ていうかこれが何十年か後に実現するということでよろしい?
すごくないかそれ?
そうだよな……総士生まれ変わっても傷持ってそうだもんな……。
もうここで成人式ということは綺麗に12月27日で終わるのか。新たな生誕を迎えてエンド……そして総士聖誕祭??
いや美しすぎるでしょなんだそれ。
個人的に26日は昭乃さんのライブもあるのでそこで『Sophia』が聴けたら私は思い残すところはない。(昭乃さん限定イメソンおたく)
願いはもろく砕けたそれでも雪を分け花が咲く……。


一騎が目覚めて驚いてほっとした表情を見せる総士きゅんとしたよね……ああ。
髪が垂れ耳みたいでかわいい。
いいのか、永遠の戦士になったと、知ったはずだよね総士も真矢ちゃんも?
あれで総士に伝わった、っぽいけど、どう受け止めたやら。

こうさ……誰かがいなくなったことを時間差で伝聞されるのつらい……。
互いに報告しなきゃならないのって。
正直このへん一真展開に怯えていたところもあったので、二周目にずっしりきましたつらい。(これだよな、21話後危惧したの)
ああでも総士上着貸してあげてるのイケメンだな?
私としては真矢ちゃんは異性愛者じゃなくてデミロマンティックなのでな……。
本心からの感謝じゃないって見抜いているんだな総士。2話から全く関係変わらないっていう明示ですけどこれ……。

ついに芹ちゃんへの宣告が一番つらかったわ……。
真矢ちゃんは総士から聞いてたろうカノンのこと。真矢カノの日常絡みが見たい……見たいよ……。
「命の記憶が未来を作るんだ」。
直球のあの世の倫理。「生きる」と言った映像の中の暉、その錯誤がきついんだけども、里奈のためにと言ったからには錯誤としてはいけない……。置いてかないでは……。



総士と操連携プレーは熱かった!
珪素三人でクロウラーのコア破壊、最高。
ワーム炸裂総士ほんっっとかわいいよ。
総士が「人」というアイデンティティーを、ジョナミツが「父の子」というアイデンティティーを持つ、ね……。
平和を広めることができてこそ(望んでこそ)「人」であり、憎しみを広めるものが「怪物」であると。
分け目は、そこ。
フェストゥムであるかどうかなんて関係ないのだ。もはや味方も珪素ばかりだしね。
であるならばヘスターちゃんは。一応今回凄い立役者でしたが。
しかし「帰りな。お前たちのいるべき無へ」が最高に最高に最高だった……惚れる……惚れるよ一騎……。

あとスサノオの立ち居姿がめっちゃかっこよかったな……。ゼロファフナーも飛び上がるツヴォルフも滑るアハトも……。


エメリーお別れの言葉言っちゃったよなんなのどういうことなのあの子どうしたの。
残り少なかったエスペラント全員パリンいったけどエメリーの行く末や如何に……やめてよもう一番心臓に悪いんだエメリーの進退は。
やだよ……やだよ……私は2話でエメ美羽に落ちて、3話で確定して、8話あたりからエメリーガチ勢に……なったんですよ……この1年間愛してきたんですよ……。
弓子もここで終わりなんだろうな……あああ……。
芹織も手離れるとこ明らかに含みがあるのでああもうああもう……。


キャラみんな何重もの意味で「生きている」ことがファフナーの魅力ですけど、今回史彦のそれがなんと頼りに思えたか。
ここまできて変わらぬ信念を打ち立て、「人を殺さない」意味を再確認する。
「お前たちが学んだのは人の怖さだけか」は名台詞……。
そうときて真矢ちゃんが殺さず撃ち落とす流れが完璧……。
でもヘスターちゃんとキースとビリーはどうなるんだよ。真矢ちゃんの銃没収されたんだよねそりゃそうか。
ていうか最終話も描かなきゃならないこと沢山あるけど尺配分どうなるの……。


今週のフード:
シャンパン

あれ?ヘスターちゃんが白ワイン飲んでるシーンってシリーズ通して初めて?
いつも赤ワインだったよね?
(最初白ワインと思ったがシャンパンだこれ……)
アルゴス小隊も実は9話白ワインで12話赤ワインだったりするけど多彩なワイン貯蔵描写かなーと思ってはいた。

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by jinloturu | 2015-12-19 06:07 | アニメ | Comments(0)  

蒼穹のファフナーEXODUS 24話 第三アルヴィス

えーといろいろあれだよあれ……。
どこから手をつければいいの。


なんだろう。焦燥感がすごい。
暉、ダメか。暉は能力を持てなかった一騎、か。
なんだよ諦めないとか言って一矢を報いることさえできなかったんだよ暉は何においても。
カレーも、真矢ちゃんも、乗っ取りコアの破壊も、親友の帰還も、ダメで。
譲ってもらった命を使う、そして使いきって消えることしか。
やだもう今になって実感して泣いてる……。
ずっとどこかでわかっていてなけなしの強気を保っていたんだと思うとね。
『賛歌』で暉を繋ぐのずるいからね……!?
因縁のゼロファフナーで消えるのさあ……。いやもうHAEがどんどん塗り替えられていくのやだな……。

使いきった一騎は何になったんですか。永遠の戦士。抽象的だよ。
傷を塞いじゃうの?あの一騎が?
総士が傷を与えつづけてそれを一騎が塞ぎつづけるのかしら。なんだそれ。
全然意味がわかんないのでとりあえず結末を見るしか……これずっとそうだな。
自分がいる理由を探して乗り続けたけど選ぶよってことは、ここにいる理由を「存在と痛みの調和」に定めることを選ぶよってこと?
永劫回帰にはならなかったねー。
永劫回帰を肯定する少女漫画性を獲得する(した)のがファフナーだと思っていたんだけどそれはファフナーが死から始まった物語だからであって、だから全体性を希求するためにEXODUSでは生を――この世の倫理を取り戻す物語になって、それゆえに一騎は輪廻を解脱して、すなわち実に少年漫画的な構造になっているんだわ。
いや、まだその少女漫画性は総士に託されている……と思っていいかな?

右手も桔梗も取り戻した。よ、よかった捨てない。
貴種流離譚の完成か。
島の記憶のカノンと翔子に託されることであの世の倫理というものをこの世の倫理(輪廻の解脱)に繋ぎ、善の体現者となり、神になれると。
目覚めて光って伸ばした右手も濡れてつやいでなびいた髪もえっろいな~~~~!
めっちゃかわいいよ一騎~~~~。
最後ちょっと悲しそうに眉下げた一騎が愛しすぎる……。


しかしエメリーがパリーンしたかと思ってかなり焦った……。
弟の話開示されてないじゃんって。もう開示されるのかもわかんないけど。
エメリーはアショーカを守るのが自分の役目だってわかっているんですね……。美羽のほうが強いエスペラントで、どちらか同化されなきゃならないとしたらそれはエメリーのほうで。
輸送機に二人一緒に乗っていいんだって嬉しかったよ……。
美羽はエメリーに対して極めて私的な感情だけで「いなくなっちゃやだ」と言っているけどエメリーはそこに公的な計算も入っていて、だからこそ私的な感情をぶつけることができるんだけど、今回弓子もそうなれてよかったなあ、とは思った。
世界のためでもあるからこそ自分のエゴが許される。本当に弓子今戻ってね?島の加護?竜宮島とどれくらい離れてるのかわかんないけど。

美三香戻ってきてよかったーーーー!
操が容子さんにお礼言うところうるっときた。
ウォーカーに対して「嫌い」と言ったとき、前回甲洋に対して「嫌い」と言った意味がやっとわかった。
「嫌いなものは全部消すだけ」じゃないんだ操は。
消すこともあれば、一緒に戦うこともある。
甲洋はよ一騎と絡んでくれ……。


もうここに関しては全部正直に言うけどやっぱり一真フラグが怖いですよ私は。
誰かがいなくなることよりも怖いんだって、21話で思い知ってしまったので、ある意味他のすべての展開を受け入れられている。
それまで酷な展開になるたびぐらぐらしてた心がこの恐怖のおかげで相対的に安定している。
暉の「負けません」も、真矢ちゃんのフェンリル最後の「一騎くん……」も、桔梗を取り戻したことも、ウルドで出会ったカノンと翔子も、剣司か咲良がいなくなってしまうかもしれないことも(これはない……といいな)、全部一真に因果を負わせているのだと思うと本当に怖い。
潔くショックを受けると決めたのだ私は……。
ちなみに私が怖いのは関係が定まってしまうことであって感情のほうはわりとどうでもいいので、いやまあ一騎の真矢ちゃん矢印が見えたらそれはそのまま関係が定まることを意味するので嫌なのですけど、総士と真矢ちゃんがいかに近づこうとも全く問題ないですね。
まあ、どうせ世の中異性愛至上主義ですよ。私は諦めたのだ。期待してみることをやめた。
一騎と真矢ちゃんに傾けてしまった期待はもう取り戻せないのでこれで最後にするね。
あと2話、私はただ絞首台の上で刑が執行されるのを待つのみである。大袈裟でもなんでもなく。

……と、思ったのだけども、何でそんなに怖いのかって言ったらさじ加減ひとつで「ウワアアア最高!!!!」になる可能性を秘めているからなんだな……。


今週のフード:
暉カレー、ポテトサラダ、(水)

香奈恵さんの「三人でお夕飯食べましょう」は正当な関係改善描写だな。
帰りを待つことそれがファフナー。

「これが一騎カレーか!」って前の操どんだけカレーのこと想ってたんだよww
コアだから記憶はあるんだよな。

展望室の西尾姉弟のとこのカットとか、見慣れない構図だなと思ったらEXO初コンテ担当の方?
あと「乙姫ちゃんに会いたい」を今さら出してきたことに驚きを隠せないんだけどどういうことですか。芹ちゃんと織姫ちゃんの関係もどうにかなってしまうんですか……。

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by jinloturu | 2015-12-12 05:09 | アニメ | Comments(0)  

蒼穹のファフナーEXODUS 23話 理由なき力

あああああ真矢ちゃんめっっっちゃ好きです……。
もうね、カノンがあんなこってこての「ヒロイン」を演じたのはこのためだったかと。
そうだった、ファフナーはこういう、規範を崩すために一旦規範追従のための王道を噛ませるんだった。

レージングカッターとマインブレードときてフェンリルですよ。翔子ですよ。
もうね、私女の子ふたりになんらかの絆があれば大抵百合読みしているんですが(必ずしも恋愛的意味でなく)、真矢ちゃんと翔子だけは百合と呼びたくないなあって、「親友」以外の何物でもないなあって、思うんです。
ダスティンとの戦いめちゃくちゃ興奮しました。
もうつらいとかじゃないの。
上から見下ろして、完璧真矢ちゃん優位になったところ最高。
さいっこうだった。
9話であんなに撃てなかったコクピットを躊躇なく、ね……。
板野サーカスも……。

もうすべてを飲み込んでいる。平和を捨てられるってあの真矢ちゃんがさあ……。
ヘスターちゃんこの期に及んで「また会いたい」とかもう図太すぎるけどさすがにフェンリル1秒切ったときはひやっとしました……。
ああ、「人が人の敵になるなら」か、ヘスターちゃんは真矢ちゃんを自分に重ねてんのか。
ほんとかっこいいよう真矢ちゃん。
涙取り戻しイベントきてよかったわ。
ジョナミツが心を残していてほっとしたしビリーとキースの確執への流れも綺麗だなあ……。あれアイちゃんなのか……。
真面目に真矢ちゃんのどこが好きか考えたんですけど、
恐ろしいほどの度胸を持ち毅然としていて自分にとっての揺らがない優先順位を理解していてエゴとわかりながら突き進んで悩みながらも能力とそれへの自信を持ってかつ情を失わない女の子
を、私が好きにならないはずがなかった。
真矢ちゃんの「エゴ」については、ジョナミツの「エスペラント二人を守る」を「弓子と美羽を」に読み替えていたときからずっと興味をもっていて、私はエゴをエゴと理解しながら開き直って突き通す人というのがどうにも好きでたまらないので18話からこっちは興奮つづきだったんですね。

これは、あれですか?また最後3人で協力してなんか撃ったりしますか?もうほぼほぼ願望なんですが。
だって無印のそれはみんなバラバラで、エースパイロット、消えかかった指揮官、そんで天才スナイパーのわりに一段見劣りするヒロインという立場だったわけで、言ってしまえばカタルシスとしては今一歩なところがあった。
でもここまで昇りつめたらさあー感動どこじゃねえよ私は総一真fooo!!って拳を突き上げよう。

なんてね、操と甲洋の見せ場がないわけないので、はい、願望です。

すごいねほんと楽園は異文化交流場だ。夢の共演すぎるわ。
総士と操初対面か?総士がなんて呼ぶのかまだわかんないのか。
総士が出発前に楽園に寄るってみんなわかってたんじゃないですかね。総士含めみんなかわいいね。操さん総士大好きだね……操のほうが甲洋を好かないと。
甲洋ははやく一騎と会ってほしいなあ。
総士がめちゃくちゃ虚無の申し子愛してるのほんと面白いんですが考えてみれば2年必死に封じてたんだもんな、虚無の中であやして愛でてたんだもんな、そりゃはっちゃけるわ。
15話で一騎と非対等かな、と思ってたんですけどそんなことはなかったですね。
いや、私の読んでいた意味では誤読だっただけで、そうでもないのかな。

ヘスターちゃんの思惑がようやく見えた。ほらな、やたらなこと考えているわけない。いやまあやたらなことだけど。
竜宮島とは正反対の論理をゆくわけね……。それでいて真矢ちゃんを使おうっていう根性ね。
ディランさんがパペットだったのはショックだった……バーンズがあそこで終わるとも思えないが。
クーラーボックス開けられる溝口さんすごいょ……。
制服溝口さんの猛烈な違和感。
前回のキースの「これに着替えな」は真っ先に同化強制かなって思って、でも別にあの服が新国連(捕虜)の服として今までに出てきたわけでもないしなと保留してたけど、やはりそういうことでよさげ?
接続であのドレス引き裂いて去るっていう演出(かっこよい)に鑑みるに。
まあ操の「服をちょうだい」は島への迎合だしなあ。
服もアイデンティティーだと。
そうそうそうそうエメ美羽!!
これから服共有できますね!とりあえず真矢ちゃんのおさがりかなああれは。いや支給品かも?手つなぐのが当たり前なのね、うん、ね。
ジョナミツ全裸で通すかと思いきや着てるの笑った。人類軍アイデンティティーがまだ残っている。
最後グレゴリに記憶消されてたりしないかしら……えろいね……いや結構つらいんですが。

今週のフード:
ドッグフード
甲洋コーラ
織姫アセロラジュース?
操オレンジジュース
西尾家食卓(ごはん、さやえんどう豆腐味噌汁、トマトサラダ、焼き鮭、大根おろし、ほうれん草のおひたし?、煮物?)

ショコラの食描写しつこいなー笑
すっごい生に満ち満ちた食べ方でしたね。
「命の温かさ」。数えきれないほど食事を描いてきて、最後のコーヒーを経て、いざここに収束。
ほんとちゃんと家で泣けてよかったわ暉……。

あ、珪素組がみんなジュースだったのは、娯楽と生命維持の対比のためかな?
5話でみんなコーラ、カノンだけメロンソーダ、みたいなことしてたからジュースもまたおやつでいいのだと思う……。
さきいかにも意味があったのだから織姫ちゃんのアセロラジュース?も重ねてくるからにはなんらかの理由があるんだろうな。
ガンジーに倣って豆と穀物と果物とミルクとはちみつだけ食べてんのかな?とか以前思ったりもしたけども。(まあそんなことはなかったが)

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by jinloturu | 2015-12-05 04:42 | アニメ | Comments(0)