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蒼穹のファフナーTHE BEYOND

ああああああああ!!
あーーーーーーー!!!!

ファフナーだ……。え、はやくない? もっと先と思ってたよ5月17日??
はやく4話以降の予定を教えてくれ!!!!!




う、うえーん。
戻ってきてしまった。

とりあえず1回観て噛み砕いてから2回目以降行きたいと思います。
「これぞファフナーだ!」みたいな高揚感がまったくない。
期待はずれだったと言いたいのではなくて、逆。期待しているものが当然に差し出されることを知っていたから、「どうなる?面白いといいな……」の不安ゼロで迎えた。それだけ。私はファフナーが面白いということを当然知っている。
昨日まで全然BEYONDのこと知らなかったのに4年前からこのシナリオや映像をわかっていたかのような感覚。

もちろんこんだけ愛が重たいファン抱えたコンテンツが「期待がはずれることなく面白い」に堪えうるまで練り上げた続編だもの、尊敬はしてやまない。
最高のものを最高のスタッフで作り上げたのだ。というか3話丸ごと作監平井さんとは……4話以降はどうなるんだ。




なんか、こう、順当な3話、だったね……。想定したかぎりの。
一騎を憎む皆城総士、ちゃんと本編観るまではそう解釈しないようにしよう……と思ってたけどまるっきり!そう!!にくしみでした!!

それでも乙姫を消したのはさすがに一騎じゃないとおもってたよ。おい!真壁!!(笑)(笑)

なに、この??
こっちはもう「一騎ったら変わんない容赦なさ!しょーがないなー!お前ってほんと不器用だな!!まじ追い込み漁!!」としか思えないけど、総士にとっては初めての憎しみなわけでな……。

……と思ったら、状況が一刻ごとに目まぐるしく変わっていくので「殺してやるー!」の気持ちが長く続かなかった。
あと一歩で落ちるやん。いやOPでもうバレバレですが。
そう、私は総士には一騎と真っ向対立してほしいんじゃなくて、最後に一騎のもとをそっと去ってほしいんですよねずっと。
肝心の一騎がそっと世を去ってしまいそうですが………………。

長く続こうと続くまいとニヒトに乗れば強制的に増幅するからな。
これ美羽のパワーで怒りが鎮まるのでしょうか。美羽が撃てないんじゃ愛のパワーしかなくね……(投げやり)
ザインとニヒトの再対立はやっぱわくわくするから見たいけど、肝心なのは共闘するかどうかだな。するか。するよなこの分だと。
OPラストニヒトなの違和感しかない。。うう、総士。


総士を片手で守り片手で敵殲滅ってなにこのふじょしの妄想。
久々にふじょし心が瑞々しく高鳴ったけどこのきもちはかずこそじゃなくて一総へのきゅんなんだよな……。
子どもになったからああまで触れることを(絵的に)許されるのね。
触れる手、瞳、全部が一騎の総士への想いであふれてるのにこの3年間彼がどう過ごしてたか知るすべはもうないのでしょうか?

まあ、総士は総士でないけど総士である、というスタンスですからね私は。
だてにEXODUSからの4年間前世ものについて考えてきてないんだ。
そういえば、この記事で「一騎なら総士を見て「お前ってほんと不器用だな」って言ってくれるはず」と書いたけどもうそれどころじゃねえな。言ってくれるかな。(言ってほしいわけじゃないけど)

織姫ちゃんは「乙姫ちゃんと全く逆のキャラクターと印象づけてから最後の最後で無理してつくっていたことが明かされる」キャラ構成だったけど、総士は「ああ、これは総士だ」と思わせるまでが早い。
口ぶりもそうだし、あらゆる手段を検証しようとするのも、寝たふりして抜け出し船を探索するも監視カメラの存在を知らない浅知恵感も皆城総士5歳って感じ……。


にしても傷浮上はひっでえな!!!!
そういうことする!?なんでそう我々の感情操作がお上手なの!?
こんなにのびのびと育って、ダメ人間だなんて初代と対極に位置づけられて、興味ないことをしなくていいなんてああよかったねこれは総士じゃないね~ってしてるときに積極的に初代と重ねる所業、する!?!?
顔と名前だけでもうじゅうぶん呪いなのに! ファフナー!! 貴様らは今日左目の傷を呪いにした!!!!

木蓮のキチェかよ。
えっ遺言聴いたらすべてを思い出したりするだろうかと身構えてたけど段階踏むんですね……。
えっいずれ固定化します? なに? 初代があすなろ抱きしたときだけ浮き上がる仕様?
しかし総士の思念、ニヒトに残ってるのだな……。第一段キービジュまんまじゃん。あの憂い顔、思ったとおりの心配しかしてねえ。

まだ1回めなので正確にいつ浮かんだか覚えてないんだけど憎しみ覚えたときでした?

総士は物理的傷を与えてもらって感謝したわけじゃないですか。
目には見えない傷を心に負わされたら、その痛みはどこに表れるの?って話ですよ。
いやそんな安い話じゃないか。おまえは皆城総士なのだと、傷を負い傷を与え続ける存在として何度でも生を迎えなければならないのだと、そういう刻印だ。
妹の喪失は明らかに傷であるが、そんなものがここにいる証になってよいのか。それが存在を選ぶ理由に足るか。もっと大きな痛み、それこそ憎しみによって誰かを傷つける痛みを総士が背負ってしまうのかもしれない。ニヒトに呑まれたら。
左目は、喪失の傷になんかならないはずだ……。
存在と痛みを調和させる一騎の手、総士と同じ格好で無に還した左手、それをさあ、やめろと触れて庇える子に育つことができたんだから。(初代の歪みようがうかがえる)


1話でいきなり真矢ちゃんの目も奪われて衝撃だった。
弓子の姿形をしたセレノアを躊躇なく狙撃するだけでわりと悲鳴ものだったのに次の瞬間これだよ。。
でも失明したのかと思った。それHAE一騎じゃん、なんだよこの3人組は目を奪われ主人公かよ、と。
SDPだけ奪われたのか?
「遠見」の力が消されるのはけっこうでかい喪失。(SDPなしでも真矢ちゃん激強ですが。)
この喪失は布石なので真矢ちゃんの今後益々のご活躍を期待しちゃっていいですか。
ああ、対ヘスターだけの役割かと思っていた。BEYOND。それが、ついに、ついに、真矢ちゃんもフェストゥムと対峙するということだろうか。
ファフナー、あんまりに地道。

総士に異様に厳しいし……。
ミツヒロのこと、パペットのこと、苦い記憶があるとはいえなぜにこんなに??

「たとえ憎まれても二度とあの子を敵の側へは行かせない」、PVで見た感じマリスらに憎まれても……ってことかと思ってたけど総士自身に憎まれても、だったし。
私は、真矢ちゃんは未来を守ると決断した戦士だと思っているので。というか、『THE FOLLOWER2』で彼女は確かに自分の守りたいものじゃなくて未来の対話可能性を守ることを選択したので。
だからそれに必要な総士を全力で守るようになったんだ──と理解したのだけど、どうも少々ちがうらしい。
服従、支配ってそれ父性じゃん!? ミツヒロバートランドか!?
いやこれ以上ない「お前はかつてのお前ではなく、こうあろうとしたお前でもない」(『THE FOLLOWER2』)あらわれよな!
ああ、もう、真矢ちゃんは一騎を守る母性を、手放したのだ………………OPで優雅にお茶する真矢ちゃんむちゃくちゃいとおしいのですが………………!!!
もう真矢ちゃんはひとりで生きていける!!!!
なんか私が望んだ真矢ちゃんすぎて怖い!すき!
あああそろそろ真矢呼び、せねば……。

あーーなんの疑り深さなんだ。一騎も真矢ちゃんもいともたやすく総士を組み伏せてやるなよ。うけるだろ。
おかげで総士剣道に目覚めたじゃん……剣道って、なに。零央ちゃんに学んでるのか。



まだ全然些末なことしか語ってないのに文字数だけが膨らんでゆく。


マリス~~~~おまえ知り合いかよ~~~。
「あいつが裏切るなんて」って調子で進んでいくから誰かと思った。
美羽に匹敵するエスペラントって相当では!!?ていうかパンフ!さらっと重要な設定書きすぎ!ファフナーかよ。ファフナーだった。
どうしたら美羽に匹敵するエスペラントになれるか見当つきませんが。生まれる前からフェストゥム因子を移植されてる両親から自然受胎で生まれるしかないのでは?
甲洋でも対話能力のないだし(パンフ💢💢)、ルヴィはさすがに美羽くらいかな?コアだし。
ディランが隣にいるのは笑いましたが。パペットでは?生きてたの?

EXODUSラストは海神島平和に見えましたが、まさにその裏で平和を守るため誰かが犠牲になったのでしょうか。マリスの大切な人が?
総士も最初から親しげだったということは、ルヴィ、美羽、マリス、総士とエスペラント(及びエレメント?)で海神島のミールと対話したりなんだりしてたのか。

あ~~~疑似日野家、違和感しかないな……。
道生役が堀さんじゃないことに慣れない。『THE FOLLOWER』ではちゃんと連れてきてくれたのに……。
と思ってパンフ読んだら美羽の記憶ということで納得はした。声まではコピーできずか。
ていうか急にファフナーっぽくない黒ずくめの犯人みたいな奴が出てきて笑った。レガート、堀さんでは違和感があるキャラに成長するということでしょうか。零央ちゃんのお父さんも最上さんだけど。。

しかし改めて喜安さんすごいな。
PVとかでは違和感あったような気がするけどもう全然ないもの。フロロはここで退場なのか。
死者を想う文化まではコピーできずランタンに願いを、って、それから学ぶフラグじゃん。フェストゥムが弔いを学んでしまう……文化を。
しかしマリスまでも理解できないっていうのは、例えば美羽がナレインとエメリーから食物として命を奪った動物への祈りを捧げることを学んだようには文化を学んでいないっていうことなのか。
マリスも実年齢わかんねえな。美羽よりも限りなくフェストゥムに近い側から生まれたのか……というか北極生まれなのかもね。

私はBEYONDで心をなくすことを受け入れる一騎が見たかったのですが、果たして一騎がどこまで描写されるのか。
対立しようにも都合よく寝てしまわれるのじゃあどうしようもないのでは。
いや「無限のクロッシング」ってかなりの過酷ですが……。
存在と痛みを調和する役割ってなんなのか、やっと見えてきましたね。


一騎のSDP、これしかないって代物でしたね。
なんかもう美羽へのザイン明け渡しエピソード挟むかと思ったら前提なしにいきなりよ。
わかっていてもザイン見たら一騎が乗ってると思ってしまう。前情報なしに観た人きつそう。
総士はなに?OPで球いっぱい飛ばしてるのなに?と思ったら最後さっそく使ってやがる。

1話、まるでEXODUSの分割3クールめかのように始まった。まさか「第五次蒼穹作戦を開始する!」が開幕1分そこらにあると思わなかったよ……怒濤すぎ。
急にOP流れて受け止めきれずもっかい見せて!!と思ってたらすぐに2話のOP見せてくれて笑った。
「平和」を描くから、EXODUSでほとんど使われなかった無印の劇伴が久しぶりに聴けて嬉しかったな。
CCTS開放はもろにEXO9話オマージュ。アバドンぐるんしたね……やっぱり肩幅あると回っちゃうのかかわいい。所々セルフオマージュは変わらん姿勢だね。
でもティザーにあった総士がブルクでニヒトを見上げる絵はカットされたのかな??なかったよね?
三年後いわれてもそもそも第五次蒼穹作戦はEXOラストの何年後よ??そろそろ教えてくれたって???と思っていたらこれもいよいよパンフ読むまでわからなかった……パンフ……なに……。

(追記。ごめん史彦がさらっと「アルタイルが来てから5年」って言ってたわ。さらっと……)


衛一郎はさ~~~。
そりゃあさ~~「衛」の字は入ってるだろうと思ってたけど「一」はさ~~。ごめんね「衛二」とか予想していて。衛一郎は衛の次じゃないもんね。
この子も相当なエスペラントか?と思いきや今のところそんな兆しもなく。
ジークフリードシステムから直アクティビオン、シャブすぎて笑ったが引退のきっかけになるなら……。
というか真矢ちゃん、1話時点でも「まだ乗ってるの???」だったけどニヒト暴走して戦闘命令出されて走ってるのなんなの、まだ乗ってるの????



はあ~~~。これ、言うか。
まあいいか。言うの、やだな。でもこのブログちゃんとタイトルトップに異性愛へのにくしみ注意喚起してるからよろしくな。

主人公異性愛展開気配、濃厚ですなあ。

一騎と真矢ちゃんが恋愛になりませんようにとあんなに苦闘したのに、どうやら私が怖いのは一騎が総士がっていうだけじゃなくて、ファフナーの主人公が異性愛することなんだよな。

主人公というメインストリーム代表がテンプレ異性愛を避けて同性との絆一転突破だったからファフナーに救われたんだよ。異性愛エンドならいくら他が面白くてもこんなに読み込むほどのめりこんでない。私のための物語にはなりえないから。

主人公、ヒロイン、抗うべき運命、越えるべき父……みたいなテンプレやります……?
異性愛についてはいくら言っても言い足りないのでこのへんにする、けど、ファフナーがテンプレに甘んじるコンテンツでないことだけは信じてるからね。

だから、なんつーか単純に一騎を憎むだけで終わらないと思うし、かといって単なる反抗期として終わって自分の運命を受け入れる──にもならないんじゃないかと思うんですよね。そんなひねりのないオチにはしないだろ。なにせ総士を転生させたくらいだし。
私はたぶん本物の竜宮島が人の手に取り戻されてほしくないんだと思う。
皆城総士が否定した公蔵の思想が詰まった島を取り戻したところで、旧来の価値観が肯定されるようではせっかく人々が生きて時を歩むファフナーが巻き戻って成立しなくなってしまう。

アルタイルが目覚めてすっかり様変わりさせるのならあるいは。フェストゥムと人の共存する島として。でもそれはもう海神島でも実現しているんだよな。
ファフナー、同じ役割を持ったものは一方が失われる法則を律儀になぞっているから、竜宮島が復活するのであれば本当に海神島が命くんと一緒に沈むとかもしくは海神島との差別化を図らないと難しいよな。

偽竜宮島も最期を見ることもできずに破壊されてしまって……まだ残ってるのか。ていうかフロロがウォーカーの擬態だなんて一見しただけじゃわからなかったぞ。
ああー、この竜宮島の「自分たちだけの平和を守る」幻想崩壊、好きなんですよ。
幻想がはがれてしまった。この島だけが楽園だったのに。だったはずなのに。平和を擁する島は、その実、あらゆる大きな犠牲を強いている。
そういう竜宮島のしくみが暴かれてしまった。もう、元の島には戻れない。
ビリーの「なんで一緒に戦ってくれないの」という素朴な疑問は、あのときは里奈に共感するものだけれど今聞くとビリーもだいぶ正論なんですよね。
そこにマリスが現れてしまった。

「ここにいると定められたのなら 僕はその運命に抗う」の対象はひとまずマリスらだとははっきり判明したけれど、総士の背負った運命はまだまだ沢山待ち受けているわけで、どこまで抗ってくれるのか非常に楽しみですね。このキャッチコピーに何重の意味を重ねてくるか。

同じ役割持った~でいえば剣司がジークフリードシステム引退してCDCに突っ立ってるの、史彦の命が危ない……。急に舞台挨拶とかパンフとかで表に出されはじめる史彦と溝口さん……。剣司が司令になるのでは。。
急に双子になってしまわれたコアもふたりでなんの役割を得ているのか。朔夜、少年だったか……(パンフ💢💢💢)
ゼロ&パーフェクトムーンじゃん。
結局沈んだ竜宮島についてはなんもわかってないんだよな。輝夜朔夜の存在を一騎は知ってるのか?
ていうか芹ちゃんはーー!?!?はやく!!4話!!
仲西さんがフロロでファフナー終了ならさみしいのですが、新コアたちには違和感ないんだよな。


しかし生姜焼き定食を食べる総士を慈愛の目で見守る剣司や大人たち、あまりにも視聴者……あるいは能戸隆の具現化…………。
石井さん、なんか視聴者とキャラを重ね合わさせようとする癖あるけどファフナーで自分と重ね合わせられるキャラってなに? こそうし見守り隊しかないんだが???
いやでも石井さんあまりにも私たちと近いんだよな感性が。
最低3回観るまでは他のファンの感想読まない!と自衛中なのだけどパンフの対談は読むじゃないですか、石井さん、あんまりにもファンと同じこと言うんだよね、自衛とは。
「結局、この人は不器用なんですよ。本当にああいうやり方しかなかったのかなあ……」って本当に石井真、真壁一騎の親か?


さて、明日また朝イチで観るぞー!


by jinloturu | 2019-05-17 22:46 | アニメ | Comments(0)  

やがて君になる7巻/仲谷鳰

うっうわー!!!
正直ね!正直ね!
私やが君ハマりきれてなかったんですよね!!
今もハマりきれてるとは言いがたいんですけどそれでも!!
今回は、やばい。


正直沙弥香のこともなにも思うところってなかったんですよ~~。
なのに、なのに……。
恋だ!!!
「言った」「言った」「言った」
ああ、沙弥香は勇気を出したんだ。
空気が、においが、手触りが。伝わってくる。この、恋が。
涙。

選んだ燈子。
走る二人。
涙。

言語化の怠慢。

恋の手触りが感じられる、Bloom into youですね。
選ぶことの痛さ、傷つくことの怖さ。
ぜんぶぜんぶ恋なの。やっと同期して、泣いたのだ。

「ぜんぶが好きってどういうこと?」
にも作品なりの答えが提示されるこの周到さがやが君ですね。
なんだろう、沙弥香じゃなかったらわからなかった。
そうかあ、そのために沙弥香が必要だったんだね。

ごめん。言語化怠慢のままおわる。


by jinloturu | 2019-05-04 00:17 | 百合 | Comments(0)  

熱帯魚は雪に焦がれる1巻/萩埜まこと

この手の女子高生日常百合ってあんまり好みじゃないんだよなーと思って食わず嫌いしてた。
1巻無料だったので読んでみたら、えっ思わぬ良作じゃない!
好みだったわ!

孤独を救われるのによわい。
小雪ちゃん~~自分はずかずか踏み込めないのにそういう人に憧れて小夏ちゃんに近づく妄想してしまう小雪ちゃん。
ふたりとも臆病な感じが好きですね。というか似た者同士カップルが好きなんだ……。
続刊、どうしましょうか。


by jinloturu | 2019-05-04 00:13 | 百合 | Comments(0)  

月にむらくも 花にあらし/こめり

表紙でぴんときた!

そういうことあんまり起こらないのに。「あ、私好きそう」と思うことはたまにあるけどたいていはずれ。
なのにこれは確信を得た、「私絶対好きなやつ!」。
あらすじでさらにぴんときた。10年ものの熟成された恋、大好き……。


と思ったらこめりさんだった~~。
『話せば長いふたりの話』もこめりさんだったの!?
えー昔の絵柄しか知らなかったからわからなかった。今の絵めっちゃ好き。

で、今回で「熟年カップルの名手」枠に入れました!
そうそうこれこれ。痒いところに手が届く、10年ものの恋といったらこれが見たかった、求めたものが与えられる。

いやもう、序盤でだめでしょ。好きでしょ。
改めて読んだけど「10年前は相手の顔が見えないときに真っ赤になってたどたどしく一世一代の告白してた」のに「10年後今のいい感じの友人距離感やりつつ目つき悪いダウナー系に育った」攻めが「ローテンションのまま急にさらっと告白」って構成うっまいな~~!
で受けも「10年前は寝たふりで逃げた」のに「ふつうの顔して「さらっと言うようになったなあ」」、、はい、好き。

鶴間がねえ、いいのよ。すき。
根暗系かと思えばふつうにツッコミやるし「大事にしまってた!」ってセックスに必死。ホカホカと顔ゆるむし。

「おいここめっさ床やん」とか日常感あふれる描写ぴかいちだよな。
書き初め四字熟語なにがいい?→落花流水、って、三木のお家背景と鶴間の熟成執着心がいっぺんに垣間みえる。

勢いで『彼と付き合う10のメリット』も読んだんだけど微妙で、今後こめりさんは熟年カップルものを見かけたら買うことにしよう、と思いました。
『話せば長いふたりの話』と今作はまじで良い。


by jinloturu | 2019-04-22 23:59 | BL漫画 | Comments(0)  

響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~

ユーフォニアム~~~~!!!
最高だよ!!
これぞ、これぞ響けユーフォニアム!

もう、終始「ユーフォ!安心安定変わらぬ完成度!」とぶちあがってたんですけど自由曲!!!!!

ところどころ差し挟まるのぞみぞはサービスカットにとどまるのかなあ期待はせまい、と思っていたから、あんまり待ち構えてなかったですね。
リズでした決壊…………

おまえ、みぞれの愛よ。希美の覚悟よ。ふたりの愛の、後日……。
後日、来てしまった。
みぞれソロあまりにも主役。
ぼろぼろに泣きながら考えていた。
今回はのぞみぞの話はもちろん全然見えてこなかった。(原作と違って)久美子はふたりのことを塵ほども把握していない。
そのことが、なんと『誓いのフィナーレ』の重奏感をいっこ成立させていると思った。

コンクール。すべての事件が、すべての感情が一極に集積し昇華する場所。
美玲の自己嫌悪も優子の気負いも求くんの後ろめたさも秀一の諦めも加部ちゃん先輩の苦悩も奏の闇も全部。
観客が見たひとつひとつの揉め事をきっと知らない部員はたくさんいるし、同時に他にも数多発生しただろう事件を私たちは知らない。

でも、希美とみぞれのことは知っている。知っているのに描かれない。
描かれないのに絶対的な存在感を匂わす希美とみぞれの感情を想像しながら見るということは、他の様々な人間の様々な感情を想像することと同義ではないか。
そういうことを考えていた。
それが北宇治高校吹奏楽部という場所なんじゃないか。


今回見てて思ったのは、ユーフォって人間の多面性を描く物語なんだと。
裏テーマとかっていうより、吹奏楽部内の人間関係を描こうとしたら必然的にそうなる。

気負いきってしっかり者の部長になった優子が、香織先輩が来た瞬間「後輩」に戻ってしまったときに思った。
こういう部活独特の上下関係のみならず、例えば夏紀の激情を私は知らなかった。
(おまえこんな厄介な問題自分に抱えながら希美のことでろでろに甘やかしてたのかよ……)
秀一といかにも高校生的な青春恋愛をやった次の瞬間には麗奈とまるで共犯者のような結びつきを声に乗せる久美子。

距離があると思われた美玲は本当は輪に入りたくて泣く不器用さんだったし、気むずかしそうに見えた求くんは緑輝にだけ崇心を隠さない。
声優さんも楽しいんじゃないかなこの作品、とかって思ったりする。一人の人間の色んな側面を表現するから。


そう、だからユーフォはいつだって感情のピークを「本音の暴露」に持ってくる。

感情を、上手く表せなかったり隠したり特定の人の前でだけふいに出すことができたり。
そんな人間の心を『響け!ユーフォニアム』は自ら暴かせる。泣きながら。怒りながら。昂りながら。

だから今回は奏というキャラクターが久美子にぶつけられた。
奏の本音を引き出すために、久美子の本音が暴かれた。
あすか先輩が久美子に投げかけた手痛い問いへの答え。傍観者として安全地帯にいたままでは得られないもの。
ユーフォは本音の吐露が絶対的キーポイントになる作品だ。ぶちまけられることで理解が深まり、揉め事はたいがい収束する。

結構な楽観主義ではないか。(武田綾乃さんは単純な性善説でもないと思うが)
そこが『リズと青い鳥』との決定的な差異だ。希美とみぞれだってユーフォの文脈では「みぞれの本音が暴かれたことにより希美の誤解が解け、すれちがいがなくなる」だったのだ。



お前を待っていたぜ久石奏……!
原作はパラ読みした程度なので、漏れ聞こえくる奏のヤバさはアニメでお目にかかりたいなとわくわくしながら待っていたらこれだよ。
美玲のことけしかけてたの、美玲を矢面に立たせて検証材料にしたかったってことなのだろうか?恐ろしいな。
しかし全国まで行く吹奏楽部が実力主義を採用せずに1年をやっかむなんて妄言どれだけ人間不信なんだ……。いや、美玲と低音パートの距離感を見て色眼鏡から「やっぱりここにもあるんだ!」と早合点してしまったのか。

「塚本せんぱぁい」とかいじって先輩との距離を詰めようとしてくる後輩、いる……!
だがその先輩、去年空気読まずに1年でトランペットソロもぎとった先輩と引力で結ばれてるんだよなー!
知らないだろうけど!多面性!
「奏ちゃんを守る」って言葉、マジもんだからな……本気でこいつ去年「裏切ったら殺してもいい」って愛の告白した女だからな。
相手が悪かった。いや、よかったな……。


からの、「悔しくて、死にそう」はフィナーレにふさわしい最高のまとめだった!
矛盾するようだけど「そして、次の曲が始まるのです」で締められても違和感がない。
あーもうすっごいよかった。さすがです。



なんだろうなあ、こんなにエピソードがぎゅっと詰まってて、次から次へと揉め事が起きて、なのに駆け足感がまったくないの。
感情がわかるの。
もはや私はあすか先輩が登場しただけで泣くような終始涙腺ゆるゆるだったので。
優子、優子おお! あの一瞬に、その後の演説に。
自分は気負いすぎたからって久美子に次のバトンを託した優子を観客みんなにわかってほしかった……!
夏紀もさあ、希美に奏に優子にと気を遣いまくりじゃん!? あのとき優子の隣にいられたのは夏紀だけなんだよね来場特典カードはなかよしかわでした。
そりゃあみんなの前で愛を返すよねデレ優子。

原作チョイスと演出と編集、これがいちばん京アニの信頼してる部分かもしれない。
だって「え!?漫然とエピソード並べ立てただけ?軸が見えない!」ってなる商業作品いくらでもあるじゃん、京アニ、そういうのに遭遇した覚えないんだよね。自分に合わないとかつまらないとかはあっても。
作画はもちろん信頼というかなんなんだろうあの矜持は。ブラッシュアップされてくたゆまぬ努力が。



そしてですね、原作をパラ読みしてたのでヘテロがくる覚悟はしてたんだけどまさか初っぱなから告白とは恐れ入ったよね。
急激に気が削がれたが、まあ見てのとおり持ち直したので。
みかん飴はにやけるし、ていうかあの張りつめたふたりだけの世界なに!?一瞬に詰まった引力、貫禄がちがう。
原作ラストがこれからヘテロ始まるよ!秀一にフォーカスされて終わるよ!って感じだったのでCパートに戦々恐々していたのだが、別れたまま終わってよかった~!!フィナーレ!!!

しかしまあ、のぞみぞはもう久美子の目の届かぬところに行ってしまうということで、『リズ』その後しかもコンクール本番が描かれてしまっただけでもしばしおっもいのだが、それすら思い出となりふたりの人生が遠くになってしまうのはやはりさみしい。もやもやする。
あんなにも愛を羽ばたかせたオーボエ。「支え」たフルート。
確固たる意思を湛えた決意しか読み取れなかった、そのなかの感情は、見せてくれなかった。ああ、全部は見れないのが、ふたりなのだ……。


by jinloturu | 2019-04-21 00:58 | アニメ | Comments(0)  

あちらこちらぼくら3巻/たなと

もうね期待しまくりでしたね.Bloom移籍したって聞いたからね!!
ありがとう~~!!

いまかいまかと待っていたのだけど、まさかの3年後。
えっいま本誌でなれそめ編やってるんですか!?
小憎い~~~。
悶々と数年考えた挙げ句にラブレターをしたためたということでよろしいか。
ああ、真嶋は浪人・在学中に彼女をつくっていたというのに園木はウイレレを見ながら徐々に自覚していったのか……。

ていうか家でふつうにスキンシップしてらっしゃるのですわですけど!
い、いやあこれだけ溜めに溜めて満を持してくっついてもらうと感慨深さもひとしおだ。。
ちゅうしよるよ真嶋……。ひええ。は、はやく情事を読ませてくれ。


しかし1巻丸々ほとんどすれ違いだった!
このじらしっぷり。
そして園木に嫌われまいと勉強頑張る真嶋のいじらしさよ。
全編「互いがいないさびしさ」で埋まっている。
だからこそ真嶋がいちばんに弱ってるときのハグは、ハグはさあ~~!

「弱ってるときにハグしてそこからふたりの仲が縮まる」BL、よくあるじゃん!?
「他人といるところ見て嫉妬してナニコレと戸惑う」とか「相手の家行ったらエロ本ないか探る」とか(余談だが私はBLのこの手の便利シーン、ネット時代の今描かれると萎えるので本作の塩梅が好き)とかこのあるある感を、しかし丁寧に丁寧に皺を伸ばすように織り込むから、独特の空気感になる。

けっこう会ってない期間がそれぞれ長いんですよね。いけずぅ。。
たなとさんもこれをBLにするか迷ってたのかどうか知らないけど、修学旅行で同じ部屋になったのになにも起こらない、みたいな焦らしかたをするから新鮮みがあってわくわくが後ろだおしになって焦らされる。


基本的に大きな出来事ってなくって、淡々としてるのにだんだん互いの存在が当たり前に必要になっていて、っていう過程だけで推して面白いっていうのは技術だな。
「真嶋と物理的距離が近いのを学校内の友人は誰も指摘しなかったけど予備校で初めてふしぎがられてやっぱり変なのかと自覚する」みたいな細かい描写がね味わい深くて好きですね。
だってこれほんとに誰も気にしてないもん。3巻かけてずっとスキンシップしてるのに。
この溜めの長さが『あちらこちらぼくら』の魅力なんだと思います。

ああ~~~なれそめ編と大学編と新章全部見たい!
ここで思いきりBL文法になっても面白いし、そうなるならそっちから読みたかった。そして、「えっ3巻かけてくっつく前の高校生編が描かれるの!?」って感動したかった。


by jinloturu | 2019-04-21 00:56 | BL漫画 | Comments(0)  

21世紀の女の子

初っぱな『ミューズ』で殴られた。

いや、最初は、方向性がわかってから「登場人物に感情移入できないまま女の悲哀見るの厳しいな……8分てなかなか短い」と思っていた。
女の感情が浮いてしまう。
「ばかだとおもったでしょう」
「頭がいい人だとおもった」
なんというか、まあ、想定の域を越さない。
しかしラストに挿入されるふたりの笑いあうカット!
泣くとは思わなかった。
よ、よわい。失われた女の蜜月がきらめく瞬間、よわい。
あなたとわたしだけの。
そしてタイトルバック『muse』ガツンときました。


興奮もしていた。わくわくした。21世紀の女の子がはじまる。女の子たちのわたしたちのわたしたちだけの物語がいま始まる。
『ミューズ』を見ていて「どまんなかのアンチ『女の子を殺さないために』だ!!!!男の物語で若く美しいまま殺される女が語りを得た!!!各話共通するんだろうなアンチ『女の子を殺さないために』!!それでブログ書こうか!!」と先走った。



そうしたら、わたしだけの、一度きりの映画体験になってしまった。

最初は次の話『Mirror』の違和感。
「私が好きなのは女じゃなくて……あなたなの」
そんなJUNEみたいな……BLで散々批判されてきたやつだぞ……。
(いまちらとネット記事を見たけど、「女性監督と呼ばれる違和感を形にした」からその台詞になったのか……その延長線で女が好きな女を踏んでると……)


でも、これは女の感情の話だった。
女が女を求めて、その上で裏切りも愛憎もある話だった。

『恋愛乾燥剤』。
「あ、やっとヘテロきた、いいよ、ヘテロも。ありでしょう、恋愛への不適合さだし」と余裕ぶってたのもつかのま。

『I wanna be your cat』。
ん???? これはなに????
「セクシュアリティまたはジェンダーが揺らいだ瞬間」はいずこへ????
超~~~~~~~~ヘテロじゃん。

それでもまだなんか、山戸結希的な世界観を信じていた。
「投げっぱなしで落ちのない自己陶酔的な作品が多いなあ8分縛り厳しいな」と思っていたから『愛はどこにも消えない』のストレートさも響いた。


しかし急激に冷める。
その違和感のピーク、『セフレとセックスレス』。
なんっっっのひねりもねえドヘテロファンタジー……。
「最初はイキまくってた」からの「先月彼女と別れた」からの「彼女がいると思ったから感じなくなってたの」……。
「ずるいよ」、ドン引き。なにしろ役者さんもうまいので。

はっきりわかった。
ああ、私が履き違えてた。女の地獄を芯から感じとってる女たちの映画では、ない。
ヘテロ神話に異を唱える女たちの映画でもない。
異性愛者の女は男を求めてるんだ。

人のいない映画館(を選んだの)で、真うしろの席で女性が泣いていた。
まじで?泣くの?『恋愛乾燥剤』であんなに繰り返しカリカチュアされたヘテロ恋愛神話を冷めた目で見ない女も同じ映画を見てるのか。

そうか。

『粘膜』、女ふたりでセックスすればいいじゃん、でもそういう話じゃないんでしょう。

そうか。
いや。
満足ではある。
突出して興奮したのは『ミューズ』だけだけど平均値は超高いし、最後に山戸作品が来るのならば、おおむね満足できる。
でも、ヘテロファンタジーが、あるのだなあ。



と思ってたらきっちり最後に『離ればなれの花々へ』かっさらっていきましたね。

孤独!!!!
そうだ。そうだった。私は孤独だった。私たちは離ればなれになるのだった。



上映終わってからやっと理解した。
共通するテーマは「孤独」なのだ。
ジェンダーやセクシュアリティがゆらいだ瞬間、私たちが女としてゆらぐ瞬間、それはいつだって孤独なのだ。

してやられた。

『ミューズ』、私を掬ってくれる映画だった。
私を理解してくれる映画だった。だからあなたとわかりあえると思ってしまった。
でも早々にそうではないと言われた。
女を欲望する性欲すら男性表象に仮託しないと表出できない女(『君のシーツ』)だって出てきた。
ああ、それでも『愛はどこにも消えない』みたいな、ヘテロであっても普遍的な私も共感できる感情でつながれる。
しかしその瞬間裏切られる。

すなわち、孤独だ。
人とかかわるほどに孤独になる。まさにそういう、つながりあえない女の、わかりあえない女の、一瞬だけつながれたと思ったら瞬く間に幻想だと悟ってしまう私たちという孤独の映画だった。

そんななかで唯一孤独が解消される欺瞞を『セフレとセックスレス』がやっていたから嫌悪感があったのか。
……しかし、裏を返せばこれも、非常に願望あふれるというか、いやそんなうまくいかんだろというファンタジーだからこそ、どこかの女の子の孤独を救うのだろう。
あまりセックスが出てくるタイプの少女漫画を読まないのでそのへんはわからないけど私の感覚ではBLでよく見るな……という感じ。


それを統括する山戸結希よ。。。
山戸作品でさえ、「母と彼が愛した形としての娘」価値観に、すこしひやっとするのだから。


一回こっきりの映画体験でした。
こればかりは今回の上映順で見てよかった。



さてさて各話感想。順番覚えてないよ。



『ミューズ』
あまりにもわかる!!
さっき言ったとおりアンチ『女の子を殺さないために』だ。
女の子が死ぬ。ただ、死ぬ。
若く美しいまま人間になってほしくないわがままで殺された女たちの。

『Mirror』
カメラマンつづき。
ファインダー。山戸監督の言葉を思い出す。
「鏡を持つ手がカメラに変わった」女の子。
登場人物がみんな女なことに安心する。
キスと、シャッター。わかりあえない瞬間。作品になってしまう。
ここで終わるのか、まあ、うん。

『out of fashion』
先輩がいささか戯画的。
創作することの話。孤独になっていく、慣れていく。
この主人公の子すごいモデル映えする顔!!当て書きか!?

『回転』
前三作がモノローグつづきで、山戸みというか文学かぶれみたいなテイストだったのでこのキャッチーな画面づくりは新鮮でおもしろく感じる。
女たちが中華テーブルをかこって回転する少女。
男にさらされる女の。女たちのいやらしさの。
少女につらなる女の歴史とかいう感じか?
消化不良!

『恋愛乾燥剤』
もう、カリカチュア! カリカチュア! 三昧!
画面はおもしろい。
けどキャラクターがステレオタイプ的。金髪サブカル男とか不細工ご近所とか。
特にそうである必要性はないけど薬局に寄るきっかけとして生理を使うか~~。
水に色を落とす画面はやはりおもしろいが。
乾燥、自分ばかりして相手はできない話なのか。

『I wanna be your cat』
まじでよくわからなかった。ひたすらふたりの演技うまいなというだけ。
男を求めるが男に拒絶される話、たのしいか?

『projection』
伊藤沙莉さん見るたび美しくなってる!
なんか、わかるような、わからないような。
さみしくて孤独な女たちが奥底で分かち合えるような映画??

『愛はどこにも消えない』
おおお、編集もうまい。
テーマが見える、たとえ男を求めていてもこの失恋の心象風景を切り取れるのはすごい。
これは『ミューズ』『離ればなれの花々へ』以外で唯一泣いた。私の恋も、愛も、消えてない。すべての失恋し女の子へ捧ぐ。


『君のシーツ』
セックスだ……。
ど、どっち……??
結局ヘテロに終始する話か? 女を求める話か?
……女を求める話だった……。
しかしまあ男に仮託するなよ、が結局の感想。

『セフレとセックス』
前述したとおり。
ふたりの独特な空気感はこの短いなかでよく出せてた。
ペディキュアぬりぬりとか。

『珊瑚樹』
あー、そうそう。これ。
こういうのみたかった。
こういうのみれると思って来た。
女が女を求めるだけでない。女を求めるから、愛した「女」は「女」を拒む。
「はるといると自分が女の子になったみたい」。
キスしたか~。

『reborn』
やりたいことはわからんではない。私の孤独は埋まらない。人と人はわかりあえない。わかると言ったそばからこぼれていく。
でも魅せ方描き方が淡々としててつまらないな。
上埜すみれさんだ!と思ったら、『あの娘が海辺で踊ってる』の助監督さんだったのね。

『粘膜』
あー、ふつうにセックスする女ね。
でもいまとなっては別に新鮮というほどではなく。
まじそんな男とセックスできなくて干からびるくらいなら女としろよ感。

『離ればなれの花々へ』
なに?これ言うことあるか??
2時間座ってた甲斐があった。
鬼気迫る過激派。
世界の革命者。けして楽観主義ではない。
私が世界を変えてやる。女の子のための映画を量産してやる。
あまりにもストレートな独白。
宣言だ。世界に受けて立つ。その証明としての今回の企画。やっばい、としか言いようがない。
でも今回思った。
山戸映画が普遍性を獲得してるのは山戸映画だからだ。「わたしにも同じ地獄がある」と多くのひとに思わせる力が卓越している。これは山戸結希にしかできない、できなかった。

エンドロール
私たちの孤独が、分かち合える日が。
やさしく希望に満ちている。
しかし、死ぬのか?

ほんとうに、あとにつづいてほしい。半分の映画が女の口からでますよう。


by jinloturu | 2019-03-05 00:22 | 映画 | Comments(0)  

その日、朱音は空を飛んだ/武田綾乃

信頼できない語り手ばかり……!
感想!長い!

ずっと夏川莉苑について考えていてやっと噛み砕けてきた。
「いじめ」を抱えているのかよ……。
そこだけ唯一おばあちゃんの教えに背いたかもしれない夏川莉苑の汚点がアンケート結果なのか。

好奇心と、復讐心。どちらもたぶんある。
復讐ってなにに対する復讐なのだ? というのがまずあった。読み込みが浅かったので……。
「世界は生きている人のためにあるべき、なのに、死人が生者の世界を乱すなんて許せない」という復讐なのか。
死んだら復讐できない、生きているうちにしか。その生きている瞬間だけが、チャンスだった。

でも、人の心を踏みにじった夏川莉苑、正々堂々とやったのが最善の選択ということに迷いはないけれど、でもフェアだっただろうか? あの場面で人の心への復讐は、果たして「いじめはだめ」との教えに背いてはいないだろうか?
……という解釈でよろしいか。まあそう思っておく。
そうであるならば夏川莉苑おまえは罪を背負った子供にならねばならない。
自分の罪を反芻して、おまえだけが──高野純佳でさえ解放されるのに──朱音を忘れずに生きなければならない。
夏川莉苑、おまえは憎き死人に乱される。じわじわと。生きているのに。生者のための世界にいるのに。

……いやアンケートさえなければこれは完全に夏川莉苑勝者だったのに……。
夏川莉苑自身はただ純粋に答えのない問いとして沈思黙考してるに過ぎないとしても。(決意したとて、いつまでも子どもでいられるだろうか?)

好奇心においては完全勝利を収めているか。
人が死ぬときに見る夢を。
あるいは朱音が描いた出題意図とは別ルートの解法を。
ドクゼリの夢を見せるために! 出題者に「解けたよ!」と見せびらかしたい無垢な子供。



いやーなんかね、このまえ『十二人の死にたい子どもたち』を読んだんですけど男女キャラの配置が引っかかるったら。女6人中3人ヒステリーて。
せっかく面白い謎かけなのにな~と。いやこの作品に限ったことではないのですがもちろん……。

だから男がひたすら「侮辱」される作品読むと癒されますね……。
中澤あけすけミソジニストすぎてもはや楽しいですが、中澤のような男にとってなにが侮辱にあたるかといえばもちろん女に相手にされないことなわけで。自分の優位を保つには劣等種たる女が必要だから。
通常なら中澤は男の中でも優位だから劣等種なんか気に留めなくてもいいはずなのに、塾講師に反抗したばかりにおまえの生殺与奪は女に奪われたのだ。
夏川莉苑にも川崎朱音にも細江愛にも最後に桐ヶ谷美月にも!
並べるとすげーな。武田さんどれだけ中澤の鼻をあかしたいの……大好き……。


だからねー!!私はだんぜん愛が好きです!!
もう、もう、もう、私は、男作家の小説の中で描かれる細江愛のような女が、大嫌いなのだ。

美人でケバい→頭からっぽのバカ
美人でケバくて女にあたりが強い→女コエエ
美人でケバくて女にあたりが強いが男とは仲良し→本人は純粋なのに女には嫌われるかわいそう俺が守ってやらねば
美人でケバくて女にあたりが強いが男とは仲良しでたったひとりの男に純情→"そんな女"を支配した俺

どこを取っても男を慰撫する造形になる。
主人公でないのにそういう女を女と付き合わせたの最高では……?
たったひとりの男に純情で別れの往生際さえ悪かったのに「別れたときは悲しかったが今の愛に彼は必要ない」とばっさり。
これだけでも充分気持ちいいのに図書室で美月が愛の腕に絡んで中澤を牽制、そして愛がそれを「可愛らしいなあ」と言ってるのがもう……こんな感情……女しか共鳴できないじゃん! 正直ここのシーンに限って言えば恋人でなく友情関係ながらにそういう牽制と悦があっていてほしかったと思うほど。
中澤の章で愛の薄っぺらなテンプレ女像が描かれれば描かれるほど、「しかし今は女を求めている」落差がたまらなく小気味いい。
男性作家の目に映るテンプレ女への批判にもなっている。女はほんとうはもっと豊かなのだ。
中澤の章へ行く前にすでに愛の肉づけは完了している。
主要女キャラがみんな美人設定なの、男への復讐ですよね……。
男が手に入れたがる「価値ある」女が誰も男に目を向けない、ざまあみろと。

しかし私は異性愛予防線に抜かりない悲しい業を背負っているので、中澤目線でまだ未練があるかのようなそぶりをした愛への警戒がとれなかったりした。章題でほっとした……。
だって美月のことは好きにやらせてるだけで本当はまだ中澤が好き……って解釈にする、女テンプレート異性愛マグネット、よくあるじゃないの……。この社会を信用していないので。まあ、よかった。




『女の子を殺さないために』(川田宇一郎)を相手どって叫びたい。
これが女が女を愛する世界だ!!!!
女は「殺される」客体じゃねえ!女は女を殺すし女は自分を殺すんだ。
『その日、朱音は空を飛んだ』、見事に『女の子を殺さないために』のカウンターをやってのけた。

以前まとめたフィクションの中で女の子が殺されるメカニズム。

女の子が落ちる(しばしば男とのセックスによって処女でなくなる)
女の子がママになりゆく
女の子が殺される(死ぬ/消える/去る)
女の子がママとして周縁化されずに包囲網を突破し世界のしがらみから解き放たれる(ことで受け手の解放への欲を満たす)

あはは。
ていうか、フロイトの理論が特定の地域・時代でしか通用しない概念だったように、『女の子を殺さないために』も特殊の条件下にしか適用できない理論なんだろう。
その条件とは「男社会」である。
だって女の子を殺さないために、だもん。誰が殺すの? 女の子じゃない人でしかありえない。ここでは男だ。

殺される女の子の痛みと叫びを描いたのが山戸結希だとしたら、武田綾乃は殺される女の子の残酷な"真実"を描いた。
このふたり、女が女を欲望すると知らしめたこと、元来美しく象徴化されてきた殺される女の子に語る口を与え生身を暴いたことが共通している。

第一章で意図的にベタな「女の子が殺される」物語解釈をやってるんだよね。
朱音が中澤と付き合ったから中澤を好きな純佳が嫉妬して朱音を自殺に追い込む。
世界の中心は男。
朱音は男によって処女でなくなりママに近づいたので落下し、ピュアな魂が最大限に崇高化されるように死して、この世の呪縛から解放されるカタルシスを得る。俺のこと大好きな若く美しい女のままで死んでほしいからね!!!

もちろんそんな陳腐な話ではないことは最初からわかっている。
カウンターなのだ。
二週間かそこらの交際期間でさすがにセックスまではしてないかな……。してたら中澤が地の文でさらっと愉悦しそう。細江愛のときのように。でも朱音の必死さからいってしててもおかしくはない。どちらにせよ本作は「男の手によって処女を失ったことでママになりゆくから死ぬ」物語にはならない。
おまえは女を愛する女の駒だ。

ママになっていかないならしがらみ化(おばさん化)する心配もない処女。処女は処女のまま美しく、男にとって価値がある。にもかかわらず死ぬ。
『女の子を殺さないために』では「なぜ女の子を落下させたがるのか?」と問いを立て「この世のしがらみから解放されるには落下するしかない、落下できるのは女の子しかいないから」と回答しているが、これも、男の(あるいは死を身近に感じたことがない者の)手前勝手な幻想に過ぎない。殺される心配がないから死をロマンティシズムにできる。まあ、骨子としては落下させるだけさせて殺さないラブコメをやっていくのが女の子を殺さない秘訣だよ、という論ではあるが。

閑話休題。
『その日、朱音は空を飛んだ』は、「崇高な目的に耽溺して落下し愛のために死んでいく女のロマンティシズムを粉砕する」話だ。
解放されるはずがない。
朱音に語る術が与えられなければ暴かれなかった"真実"。
かつて物語に殺されていった女の子たちの、生身の声。
ロマン、カタルシス、堕落論といった陶酔では生身の人間の死を捉えることなどできない。

「彼らはドラマチックな物語に飢えている。朱音の死を単なる娯楽として消化しようとする他人たちに、莉苑は強い嫌悪感を抱いた。川崎朱音は名前のない少女Aでは決してない。そのことを、どうして理解できないのだろう」

夏川莉苑が露呈させたのは女の子が落下して死ぬという過剰に甘美な物語への嘆息だ。処女を失いママになるから落下してしがらみから解放される少女Aなどどこにもいやしない。

こうして『その日、朱音は空を飛んだ』は『女の子を殺さないために』が想定しえなかった隙を突き、女の子が殺される物語を解体していった。
というか、女が死ぬ話を女の視点からやろうとしたら男社会の論理は解体されざるをえないんだよな。どう足掻いても主客転倒するから。



……どうにも『女の子を殺さないために』がもやもやしてて語ってしまったけど初読の感想書いとかなきゃ……。

とにかくとにかくエゴの話だったみんなエゴ……。
誰のエゴが勝利したか? というよりは、誰のエゴが敗北したか? なんだよな。
一ノ瀬祐介、中澤博、川崎朱音……。
世界の中心は男ではない。しかし、朱音でもない。

しかし私も俗人なので夏川莉苑が唯一揺るがされた瞬間によろこびを覚えてしまう。時代に疎いせいで動画に自分が映りこんだと聞いて……。花びらのような何かが……。

いくつかゾッとした箇所はあって、というかホラー小説ではというくらいゾッとする。
人死にを目撃してすぐ世界は生きている人のためにあるからと優先すべきは理央だと動く夏川莉苑(そしてあとでわかるダブルミーニング……)。
純佳の章で細江愛を真似はじめた意味がわかる朱音。
「死んだあの子に口はなし」。
思った以上に朱音を見放し冷酷になっていった純佳が明かされる……。

章題が各章最後に置かれるのこええ。
真実の曲げ方が多少強引でも、純佳は、それを信じたいから信じてしまうんですね……。

しかし伏線の置き方はめちゃくちゃ上手いんだけど、回想の連続、同じ時間を別のキャラで何度もなぞり時系列が右往左往するから、キャラも朧気にしか見分けられず途中どの子がなにをしたかとかごっちゃになって混乱したな。わかってしまえばなんのことはないけど。
そのせいか朱音が愛を真似した理由がわかったときあんなに衝撃だったのに、電子で読んだから最後朱音の遺書で終わるのかと思って「あれ? こっち本音? ち、ちがうのか?」ってなってしまってこれはもっと読みこめればよかった悔やまれる……しかしミステリーは初読あまり読み込まないほうが後々の衝撃がでかいことが多いからジレンマだ。遺書は朱音の字で読みたかったな。

あとなんだろう、よくも悪くもエゴイズムが全部言語化されているから、これは、映像媒体で婉曲表現を読み取るほうがきっと満足な物語体験ができたかもしれないな、と思った。
例えば近藤理央の「呼び出しを無視したって、絶対みんなに嫌われる」とか、ここはわざわざ言語化されないほうが、近藤理央のエゴと嫌らしさが伝わる気がする。

細かなことは差し引いても面白かった。これはよい。
好みの百合ではないが最高のバランスでした。

by jinloturu | 2018-12-02 14:36 | 小説 | Comments(0)  

ワールドトリガー~18巻/葦原大介

前に13、4巻くらいまで読んでたのだがこのたび連載再開ということで再読。
最近更新してなかったけどここに感想書いてたよなー?と思って検索したのに書いてなかった。まじか。


めっっっちゃ面白い。
いや綺麗すぎるでしょ展開が。綺麗すぎる。
なんか特に言うところがないよ。ランク戦が面白すぎるし展開にまるで無理がない。
それでいてフルアームズレイジとかヴィザ翁蹴落としユーマとか文句なしにかっこよいし!!!!

初読時は感じなかったのに読み返すうち「この感覚……知っている……」という気分に。
なんだろうかと考えてみたらこれ、あれだ。
攻略サイト見たあとに脱出ゲームやってるときのあれ。
私そうやって何度も何度も脱出ゲーム繰り返すタイプなので。
初めにタオルともやがかった鏡があって、鏡拭いても汚れは取れないけど水に濡らして拭いたら謎の数字列が浮かんで、時計を参考に数字列解いてから暗証番号入力すると箱からバールが出てきて、それで鏡を割るとペンチが出てきて……みたいなひとつの解法にすっきり辿り着くまでの道のりのわくわく感。
グラスホッパーからの鉛弾狙撃で巴くんを落とす気持ちよさとかまさしく脱出ゲーム。
あんまり人に伝わる気がしないなこれ。

ペンチといえば。
記憶がおぼろげで、修がなにか切迫した状況のなかで大きな建物の中に入ろうと度肝を抜く手段で強行突破した、みたいなところまで覚えていたんだけど、なんだかペンチだペンチだと言われてるのでそういやペンチ使って頭ひねっていた気がする……と記憶改竄されてしまった。
なので大規模侵攻のラストわくわくしてたら特にペンチが出なかったので首かしげ。したらそっちかーい。

ともかく脱出ゲームみたいに、手持ちのカードの組み合わせでどう鍵を開けるか、というわくわく感があってめちゃくちゃ面白い。
しかもアイテムじゃないんだよ、一人一人の人間なんだよ、やばい。


感情が論理で構築される物語が好きすぎるんだ。
これが起きたからこういう感情が起こった、だからこんな行動をした……。
という流れのつなぎが自然で、かつありきたりな描写を選ばない。
それぞれのキャラがそれぞれの論理で動いていて、遭遇したときに発生する化学反応こそが見せ場になる。

この感覚はなにかといえばこれも誰にも伝わらないと思うけど水城せとなだわ……。
『ワールドトリガー』≒『失恋ショコラティエ』……。

千佳ちゃんのトリオンでラービット倒した次の瞬間失敗するとか、B級上位戦での判断ミスとか、修けっこう欲をかくとこある。
でもそれってあって当たり前だし、欲をかいた、調子に乗った、そのときになんとなく上手くいくんじゃなくてそれなりの因果があって、かいた欲の分だけ過ちを犯すんだよな。


熱情を取り囲う冷徹な現実主義。
安易なロマンティシズムに帰結させないシビアさ。
「気持ちの強さは関係ない」は、これ、『俎上の鯉は二度跳ねる』における「俺が女だったら洟も引っかけなかったくせに」だ。
少年漫画文法にはそこまで馴染みがないのですけど、「同性愛は本能を越えた純愛✨」言説への鼻持ちならなさならよくわかるぞ。
そんなロマンティシズムで包めるような現実じゃねえんだぞ、と。だけど論理で感情を説き伏せるんじゃなくて感情を論理で構築する、という順なので、キャラクターの行動論理を徹底追求するのが先にくるのも水城せとなの作劇と一緒。
なるほど好きになりますわ。


きくちはら……きくちはらしろうくんなに……かわいすぎる……。
「うわぁ」、「やだなぁ」、……。なんかきくちはらくんにベイルアウトシステムがついていて本当によかった。こんな才能もあって動けて毒づいて冷めてる子が緊張を感じずに戦える世界があってよかった……。
それでいて風間さん貶されると熱くなってしまうよいこ……わんこ……好きなもの仲間……友人……。
萌え袖だしカーディガンはかわいすぎるよお。

あとねえ千佳ちゃんが好きだ。
なにもできない自分歯がゆさに動けるようになってラービット撃って出穂ちゃん救出に結実するの大好き、相変わらず弱い女の子が恐怖に打ち克ち立ち上がる瞬間が好きすぎる。
「ふつうの女の子」の記号をまとった子が見せる熱血ど根性にやられてしまう。
千佳ちゃんメンタルやば。
ていうかこの作品の子たちだいたいみんな利他的で自己犠牲的なんだけど分けても千佳ちゃんの罪悪感コンボはやばい。
ボーダーに入った時点で覚悟が決まりきっている。
だ、だれか千佳ちゃんに「きみが近界にさらわれるのはボーダーにとってもデメリットがでかいので迷惑」という話をしてあげて!「きみがいなくなればみんな悲しむ」とかじゃ絶対響かないから!



という……という……。
はあ。連載再開待ててよかった。

by jinloturu | 2018-11-17 11:20 | 少年漫画 | Comments(0)  

あさがおと加瀬さん。(映画)

えーーーん。
泣いた。

原作は『あさがおと加瀬さん。』のみ既読。


ファンムービーだった。
どろっどろの甘い部分をこれでもかと凝縮する。
せめて「高校時代の一瞬」という軸を建てなおして不安を煽ってくれたらラストが引き立つのに!!
……と思ったけれどもうね、でもね、これでもいいのだ。ファンムービーで。
演出もわりとキラキラさせとけばいいだろ感あるけど、山田の頭から芽の漫画表現を映画に持ってくるのどうなのと思うけど、日なたと日影の対比すら有効活用してないけど(しなきゃいけないわけじゃないが)、いいのだ……。


あああー!
思春期一過性を描く作品じゃないことくらいわかってたけど!!
新幹線飛び乗りは!!!最高!す ぎ る!

どうしてもどうしても恋愛ものは温度差のある二者が最後に同じ想いを共有する展開に感動を覚えてしまいますねどうか共有してくれと願ってしまいますね……。
受動者が能動者になる瞬間を愛している。

山田のぽやぽや初恋が確固たる現実になった瞬間と考えるともう……加瀬さんの重たさがもう……
たかが高校生の恋だと、ましてやたかが思春期の女同士の恋だと、言ってくれるな。
よかった、山田がそういう呪いそういうクソみたいな現実に抑圧されないまま加瀬さんを選びとれて、加瀬さんを思い出にしないで、よかった……。
儚い恋を否定してからの固い絆だよあさがおえーーーーん。


あのねえ加瀬さんクッッッソ好み。
「ちょっと来て」とか手を引かれたすぎる家に招いたら押し倒されたすぎる山田その無防備なミニスカート部屋着はいかんでしょー!?
佐倉綾音さんの声まじでやばかったからこれ。迫られたいわ。

ボイ系ながら確実に女性寄りな見た目でおっぱい大きくて健康的な体つきで能動的でリードしてくれるけどLINEこなかったくらいでフられたと思う弱さがある女めちゃくちゃ恋愛対象なんですけど…………………………。

少女漫画の男の子にときめく女の子の気持ちが今やっとわかった……。別にヒロインの子とのカップリングを無視しているわけではないのだな……。

そして加瀬さんの性欲が大好きだよ。
なんか「加瀬さん完全に中身男子高校生(笑)」みたいな茶化し見てびっくりしたんだけど加瀬さんを男に回収すんじゃねえ。
性欲を男に回収すんじゃねえ。
好きな女を前にしてあらゆる期待をしてけしかける加瀬さんのなんとも愛らしいことか。
いけると思った瞬間を逃さない加瀬さんの。


あーー満腹、満腹です。

by jinloturu | 2018-06-19 01:36 | アニメ | Comments(0)