人気ブログランキング |

カテゴリ:少女漫画( 80 )

 

カカフカカ1-2巻/石田拓実

……累計100万部?!
書店で帯見てびっくりした。全然知らなかったぞ石田さんの最新作とか。
電子で何を1部と捉えるかにもよったりする?

そして意外と面白かった。なんだかんだこういう少女漫画好きなんですよね……。
数年ぶりの再会とか無口(堅物)だが愛だけは重くて積極的な攻めとかそういうBLによくある要素が……。

相変わらず下品さが下品だ。
そこまでくるならヤっちゃえよそのほうが潔くて上品な下品さになるよ……?
なにげに実践オープンリレーションシップ的なポリアモリー的なアセクシャル的なキャラが出てくるのもひっくるめて安定の作風。


キャラたちの関わりとか絶妙に微妙な心理描写キャラの提示とか今回そういうのが上手くハマってて面白い。
長谷さんとあかりさんのキャラ紹介に進む流れとか気持ちよかったよね。
ふたりとも本行に深いかかわりがあってそこをとっかかりに本行を中心として紹介され、展開もそこに絡めて持ってくる感じ。
4人ともキャラが掴みやすいのに型どおりでもなく機械的ないやらしさがない。
これはでかい、読める。
展開読めるけどでもなぜスムーズに進まないかの理由が、嫌というほど繰り返される亜希の自尊心の低さのかかわり。
丸々2巻、主人公が自分から動くこといっこもないびっくりするほど受け身も受け身でイライラしてくるが、そこにプラス捻りというか一深掘りしてるからつい読んじゃうんだよね……。
色々とかなり自覚的だからその処理が気になる一心で。
「判断丸投げ!?」じゃねえわこの状況許したのはおまえだおまえ、自分の責任ちゃんと見ろ、自分で判断しなくてどうする。
と糾弾したいところだが、受け身なまま自分の望む方向へ連れていってくれる甘美さね……。
突きつけられるよね。痛いところを。
気持ちよく甘美でいさせてくれる作品じゃないと思うので楽しみなのだ。

いや、でも結局主人公受け身なまま終わる可能性もあるから油断はならんな……。

by jinloturu | 2018-02-20 21:20 | 少女漫画 | Comments(0)  

ちはやふる36巻/末次由紀

それ、それ……
聖人君子ではなく、醜い感情を持ち、しかし醜さ一辺倒でもなく、醜い感情だってある、それでも、それでもきらきらした感情だって本物で、そこに向かっていく……!
そういうのがほしいの、こういうキャラが大好きなの、大好きなの!!!
うれしいと思えたことがうれしかった、そうでしょう!?それでこそ新でしょう!!!

かつて太一が新の帰還を「やった」と涙したように、新だって太一を求めていて、一緒にいたいと思っていて、三人でかるたしたいと思っていて、卑怯でいながらその眩しい青春を追いかけるんだよ。


はあ~~~~
「西日本代表は綿谷新」!!
躊躇なく歴史のノートに書く机くんもそれを早く報せなきゃ励ましになると確信している瑞沢メンツも支えられてる千早太一も「わた・や」を報せる太一ももう大好き……
なんなんだきみたち……千早が呪いかと思いきや周防さん合わせにくる太一鳥肌たったわ。

なんなんだ。

by jinloturu | 2017-12-09 23:47 | 少女漫画 | Comments(0)  

出口ゼロ14巻/瀬田ハルヒ

うーーーーーーーーーん。
お、おう?


ロマンス……ロマンス……。
ロマンスの敗北と読み取ることは可能ではあるんだよなあ。
咲良が最初に想定したほど物語の中核に存在しておらず結局は夕日とゆみかの話であったわけで。

だからキスしたんだよな、咲良が夕日に侵入するための唯一の見せ場なんだよな。
その程度に堕した男女の恋愛を、私は肯定できるか?

やーなんかわからん。
愛子ですらなくなったゆみかを前にして百合を……
いや百合ではあった……確実に。
しかしゆみかが想像以上に異次元すぎてな。
これまでとこれからにもっと描写がさかれればまた違うんだけど。

夕日に救われてほしいんだよなあ。

夕日は確実に私の大好きな大好きな少女漫画主人公でした。

by jinloturu | 2017-08-27 16:34 | 少女漫画 | Comments(0)  

透明なゆりかご1~4巻/沖田×華

1、2巻を外で読んでしまって完全に失敗した。
重い。
涙をこらえるだけで必死。
こんな生死の境がさあ、町の片隅にある。たしかにあるんだな。


ただなんか重い内容のわりにまとめ方が取ってつけたような陳腐な綺麗事ばかりだな?
と思ってたら、3巻あとがきの「漫画ネタ探しの末に大昔の忘れてたバイト時代を掘り返した」話で納得。
人生に根差して深く考えたりはしてないんだなと。
「その後」として位置付けられた当事者たちの家族像が綺麗に救われすぎというか、本当にそれで幸せになってるんだろうか……という感じ。
作者の願望が見える。まあ救われないとやってられんよな……。

by jinloturu | 2017-06-11 23:28 | 少女漫画 | Comments(0)  

逃げるは恥だが役に立つ9巻/海野つなみ

そこそこよかった~~~!お疲れさま!
って感じの総評。
結局ドラマ1話も見てない。どうしようかな。

なんというか、本当に、連載当初の2012年からだいぶ社会の空気は変わったよね。
確実に違うよね。
このマンガがすごい!2014で8位か。これも「自分のテイストが時代の空気に合ったのかも」みたいなことを作者言っていて、それで2016年ドラマ大ヒットと。
ぴったりと時代の感性に「合った」のが2016年なんだよな。


「呪い」。呪いな。私自身最近呪い呪い多用している。
が、この百合ちゃんの「そんな恐ろしい呪いからはさっさと逃げてしまうことね」、他のメディアで引用されすぎてこの9巻読む前にもう腹立ってしまっていたよ。
だってその呪いそんな簡単に逃げてしまえるものじゃないじゃん!それを自分の気の持ちようで逃げられるだなんて恥をかくとか以前に無理じゃない向こうが呪いをかけてきてるんじゃない!
それを世間知らずの若い娘への説教として溜飲を下げていいのか、呪いをかけてくる権力の存在(ウテナでいう蜃気楼)を無視して安易に引用し個人に責任を負わせるその神経どうなのか、結局時代の感性はここまでなのか、というもやもや。
作品内レベルではそういう呪いが解ける範囲で解けた、逃げられることだったのだけど。


まあ作品外批評はさておき作品としてはこの安奈ちゃんをいい影響も与える憎めない人として描き、百合ちゃんへの攻撃も誤解と知れたあとすぐ謝るキャラなのは好感だよね。
あとゲイの描き方が終盤だけまともになってるのもずるい~~~ここにも時代を読みとることができる~~。(ドラマ版は最初からまともだと聞いてそれは見たいんだよな)

結局平匡とみくりはマジョリティーもマジョリティーに落ち着いたのな。
っていう見方は乏しいのかもしれない、それまでの紆余曲折が『逃げ恥』を『逃げ恥』たらしめているのだから。結婚式しないし。
それでも自分達の選択として形には残したいねというカスタマイズ。婚姻して終わりではなく結婚という「生活」を切り盛りしていくラスト。
最近牧村朝子さんとモリガさんが「脱婚」してこれ時代を先取りしすぎて世間に伝わらないんじゃ……ってはらはらしたんだけど、私はこの二人にも「やっぱり私たちには婚姻パック合いませんでしたね」って脱婚してほしいかもしれない。

百合ちゃんと風見さんもな~~。
いやいいんだよ、処理としては完璧なんだよ、マジョリティーに落ち着いたみくりと平匡と対比して婚姻を選ばないかもしれないし独り身をなおざりでなしに充分根拠を伴って肯定してるし年齢という「呪い」も絡めてさ。
だから安心してあっちのふたりは結婚させてしまえる。
でもカップル化か~~~いやほんといいんですけど……「長くは続かない」って最後の最後に言い切ってるのはびっくりしたけどびっくりすること自体まあ私の囚われたもやもやではあるんだよな……だから処理は完璧なのよ。
高齢処女だって掘り下げるに値する問題だしね。実際ずいぶん作品として深まった。
結婚にしても恋愛にしてもセックスにしても挿入にしても食事にしても家事にしても「してもいいししなくてもいい」、あらゆる選択が可能になった時代、同性間結婚はその選択すらないままである時代、個々人が自らの選択でカスタマイズする時代。
あっだから平匡とみくりは名字どうすんだ!?触れないの同姓強制問題!?
まあな夫婦間平等を追求してきたのであって社会のなかにある夫婦という問題意識は薄かったけどさ……。

「これはあたしの問題であってそれを相手に背負わせるのは筋が違うと思うの」、ああだから風見さんは好きになったのよなあ。
「自分に自信がないことと僕と釣り合わないっていうのは関係がない」と冷めてしまうような彼だから。

by jinloturu | 2017-03-21 21:47 | 少女漫画 | Comments(0)  

出口ゼロ13巻/瀬田ハルヒ

ああああああ百合だああああああああ!!
すさまじくすさまじく私好みの私のための百合だ…………。
あり、あり、ありがとう……。
もはや愛子という名もぐらついたぞ。ゆみかと呼んでよいか。


前巻で愛子と怜士にフラグらしきものが立って、私は、ふっと我に返った。恋愛要素のないこの作品も、なかよしだから、やっぱりそこに終結するのかと。
夕日と咲良はともかく、そこも安直にまとめてしまうのかと。でもしょうがないよね、その安直さも、恋愛要素も、求められているのだろうし、なかよしだしさ。
勝手に期待して勝手に諦める私自身を弔って、覚悟しなおした。
ありがとうさよなら夕日ちゃん大好き、と言う愛子の予告に、ああこれだけあれば生きていける、と、悼みも含めて少し泣いた。


そしたらこれだよ。こんなん予想してねえよ……。
ラスボス咲良じゃねえのかよ完全に愛子巻!!!!
2巻のさあ!!「ごめんね……!!」のあの信頼を!さあ!!!
破壊しきった夕日の人格真っ向から破壊しにかかった女が女を妬み嫉みに由来しない意思をもって絶望に突き落とすこの殺伐を描ききった!!!
これを私が百合と呼ばずして誰が呼ぶ!!!
夕日ちゃん♡夕日ちゃん♡って愛を叫ぶ姿からこの変貌だよ。
とんでもねえ女優だ。二重人格的な感じなのか。
女優といえば許される感のある、「からっぽな」、愛子の人格安定しなさすぎだけどどういうふうにまとまるやら。
これで本当に本当に、夕日にとってメインの男ふたりは戦うパートナーで、愛子とはなににも代えがたい絆で結ばれるのなら、私は、私は何も言うことないですけど……。
完全に「敵」化するとは思えないけど、作品の方向性としてそれもありえなくはないからな。
アカデミーの破壊は"本当の愛子"を敵とするのか。
それでいて表紙もう全部王道百合やん。最高。
次で最終巻かーー。

by jinloturu | 2017-03-21 21:46 | 少女漫画 | Comments(0)  

春の呪い2巻/小西明日翔

すごいこう重たくて熱い告白だ……。
お、おう……。
呪いにしてしまうのも、呪いはなかったのかもしれないと気づくのも、結局生きて残された者の傲慢なんだよな……。
もうひとひねりあってほしかったかな、と思いつつ、まあこれしかないでしょう、という落としどころ。

by jinloturu | 2017-03-08 01:34 | 少女漫画 | Comments(0)  

危険な二人/岡崎京子

時代を感じる……固定電話個人別に二台持ち……!
男、とてもクズな男、最後まで憎めないのがまあなかなかいいね。クズだ。
しかし二人とも頭悪すぎでは……?

ふたりでママになろう、は泣くわ……。それででもやっぱり結婚したりするんだけど離婚してママふたり……子供も全然受け入れてて素敵……泣くわ……。

by jinloturu | 2017-02-12 02:45 | 少女漫画 | Comments(0)  

東京タラレバ娘1巻/東村アキコ

こう……怖いもの見たさでついに読んでしまいました……。

結論。
うっっっっっっっっっっっぜえええええええええええええええええええええええええええええええ

想像以上にKEYがうざくてうざくてうざくてうざくて居酒屋に集まる親父もタラもレバもうざくてうざくてなんで女は結婚「できない」というだけでこんなに貶められなきゃいけねえんだうぜえ!
いや読む前からわかってたけど……だから読んだのは敗北でもあるんだけどここまで気持ちいい「ハア????」が腹から出てくるとは……。

KEYおまえなんで年上の稼いでる女たちにそんなこと言う権利があると思ってるんだ。
そしてなんで女たちもそれにあてられてしまうんだ。
つーか33歳になって初めて「あれ? 私もう女の子じゃない?」と気づく日本女がよっぽどファンタジーなんだよ。
若さと美しさが女の価値だって嫌というほど刷り込まれてきてんだよ。
KEY最悪のミソジニストなんですけどこれ絶対付き合っても精神DVかまされてごりごり自尊心削られて女の幸せとは?って結局不幸道まっしぐらになると思うんですけどつーかなんで「俺がヤりたい」って言えねえんだ気持ちわりいそしてそういう男にロマンスすら与えてもらえないで貶されたまま冷や飯食わされるように流されてヤってしまう女がほんとうにつらい……。

はあ。一息。
わかってるーーここまで言わされてしまうのが東村アキコの卓越した炎上スキルだっていうのはわかってるー。
いや、なんかさ、これで巻末あとがきで結婚すべきと思ってないって言われてもなっていうか、作者が思ってなくたって作者がやってることは俗情との結託であって結局結婚すべきって恐怖を煽ることになるそういう漫画というものの力を、なんだと思ってるんだ。
恐怖煽るだけ煽っておきながら、主体的に自己分析と市場分析して行動に移そうね!って言うわけでもなく結局受け身で据え膳男に恋愛という幻影(結婚に近づくとは言ってない)をちらつかせるこの1巻ラスト、こんな膳ひっくり返すわ。
いい発声練習になりそうだけどもうお腹いっぱいです。2巻以降はいいや。

by jinloturu | 2017-01-29 18:43 | 少女漫画 | Comments(0)  

ラストゲーム11巻/天乃忍

この異性愛め~~~~~!!!!!

まじ少女漫画の王道をこれでもかと詰め込まれ異性愛が憎い……。
いや、基本的には「異性愛め~~!(喜)」って感じだったんだけど周りからなんの軋轢もなくカップル認定されたりすんなり王道結婚エンドやられるとなんか異性愛への憎しみが……。


いやはやまじ柳かわいいよ!
途中ジェンダーテンプレに柳が回収されそうになって九条目線の柳がかっこよくなったあたり本当につらかったんだけど試合に勝って勝負に負けた柳の涙最高にかわいいな!!
それでこそ柳。

前巻の、九条がいるから留学(離れること)を選択した柳というその裁量も大好きだし。
支えあっていけるよねっていう。

はあー。おめでとうございます。
王道を現代風アレンジで面白くできるのは力ですね。
11巻楽しませていただきました。

by jinloturu | 2016-12-14 15:42 | 少女漫画 | Comments(0)