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カテゴリ:BL漫画( 199 )

 

月にむらくも 花にあらし/こめり

表紙でぴんときた!

そういうことあんまり起こらないのに。「あ、私好きそう」と思うことはたまにあるけどたいていはずれ。
なのにこれは確信を得た、「私絶対好きなやつ!」。
あらすじでさらにぴんときた。10年ものの熟成された恋、大好き……。


と思ったらこめりさんだった~~。
『話せば長いふたりの話』もこめりさんだったの!?
えー昔の絵柄しか知らなかったからわからなかった。今の絵めっちゃ好き。

で、今回で「熟年カップルの名手」枠に入れました!
そうそうこれこれ。痒いところに手が届く、10年ものの恋といったらこれが見たかった、求めたものが与えられる。

いやもう、序盤でだめでしょ。好きでしょ。
改めて読んだけど「10年前は相手の顔が見えないときに真っ赤になってたどたどしく一世一代の告白してた」のに「10年後今のいい感じの友人距離感やりつつ目つき悪いダウナー系に育った」攻めが「ローテンションのまま急にさらっと告白」って構成うっまいな~~!
で受けも「10年前は寝たふりで逃げた」のに「ふつうの顔して「さらっと言うようになったなあ」」、、はい、好き。

鶴間がねえ、いいのよ。すき。
根暗系かと思えばふつうにツッコミやるし「大事にしまってた!」ってセックスに必死。ホカホカと顔ゆるむし。

「おいここめっさ床やん」とか日常感あふれる描写ぴかいちだよな。
書き初め四字熟語なにがいい?→落花流水、って、三木のお家背景と鶴間の熟成執着心がいっぺんに垣間みえる。

勢いで『彼と付き合う10のメリット』も読んだんだけど微妙で、今後こめりさんは熟年カップルものを見かけたら買うことにしよう、と思いました。
『話せば長いふたりの話』と今作はまじで良い。


by jinloturu | 2019-04-22 23:59 | BL漫画 | Comments(0)  

あちらこちらぼくら3巻/たなと

もうね期待しまくりでしたね.Bloom移籍したって聞いたからね!!
ありがとう~~!!

いまかいまかと待っていたのだけど、まさかの3年後。
えっいま本誌でなれそめ編やってるんですか!?
小憎い~~~。
悶々と数年考えた挙げ句にラブレターをしたためたということでよろしいか。
ああ、真嶋は浪人・在学中に彼女をつくっていたというのに園木はウイレレを見ながら徐々に自覚していったのか……。

ていうか家でふつうにスキンシップしてらっしゃるのですわですけど!
い、いやあこれだけ溜めに溜めて満を持してくっついてもらうと感慨深さもひとしおだ。。
ちゅうしよるよ真嶋……。ひええ。は、はやく情事を読ませてくれ。


しかし1巻丸々ほとんどすれ違いだった!
このじらしっぷり。
そして園木に嫌われまいと勉強頑張る真嶋のいじらしさよ。
全編「互いがいないさびしさ」で埋まっている。
だからこそ真嶋がいちばんに弱ってるときのハグは、ハグはさあ~~!

「弱ってるときにハグしてそこからふたりの仲が縮まる」BL、よくあるじゃん!?
「他人といるところ見て嫉妬してナニコレと戸惑う」とか「相手の家行ったらエロ本ないか探る」とか(余談だが私はBLのこの手の便利シーン、ネット時代の今描かれると萎えるので本作の塩梅が好き)とかこのあるある感を、しかし丁寧に丁寧に皺を伸ばすように織り込むから、独特の空気感になる。

けっこう会ってない期間がそれぞれ長いんですよね。いけずぅ。。
たなとさんもこれをBLにするか迷ってたのかどうか知らないけど、修学旅行で同じ部屋になったのになにも起こらない、みたいな焦らしかたをするから新鮮みがあってわくわくが後ろだおしになって焦らされる。


基本的に大きな出来事ってなくって、淡々としてるのにだんだん互いの存在が当たり前に必要になっていて、っていう過程だけで推して面白いっていうのは技術だな。
「真嶋と物理的距離が近いのを学校内の友人は誰も指摘しなかったけど予備校で初めてふしぎがられてやっぱり変なのかと自覚する」みたいな細かい描写がね味わい深くて好きですね。
だってこれほんとに誰も気にしてないもん。3巻かけてずっとスキンシップしてるのに。
この溜めの長さが『あちらこちらぼくら』の魅力なんだと思います。

ああ~~~なれそめ編と大学編と新章全部見たい!
ここで思いきりBL文法になっても面白いし、そうなるならそっちから読みたかった。そして、「えっ3巻かけてくっつく前の高校生編が描かれるの!?」って感動したかった。


by jinloturu | 2019-04-21 00:56 | BL漫画 | Comments(0)  

世田谷シンクロニシティ/本郷地下

目新しいな。目新しいね。
でも5chのバイスレのテンプレに載ってるんだなこれ。性欲と恋情の分離。
目新しさ抜きに面白いかといったらそんなにかな。

でも「本当はゲイだった」に回収せず「今まで好きになった子も本当に好きだった」はほっとした。
そうだよね。
そして『彼女とカメラと彼女の季節』しかり同性に感じるのは性欲である。異性愛と同性愛の等価性は同性にのみ性欲を覚えることで説得される。

女という記号、男という記号、自分の枠組み、なにを見て男と認識してるのか、そこを突いたのはよかった。
変わってもいいし、変わらなくてもいい、流動的であることを認めるあたたかさ。

by jinloturu | 2018-03-26 03:05 | BL漫画 | Comments(0)  

恋つなぎ/葛家ロウ

とりあえず帯の「リバ」の文字に即買い、リバ詐欺を警戒してパラパラしたらちゃんとリバでまず拳を握り、そのとき「あ~内容すかすかなタイプの作品だな~」となんとなく察し、そのとおりな作品だった。

なれそめないほうが想像補完できるぶん萌えたなこれ……。
まったく深みのないホモフォビアにまつわる展開はイラッとする。
リバがなければなんもなんも……。
そのリバですら微妙だなあ……と思ったけど最後リバで反転するところは好き。

なんかちょっと勉強してる感がにじんでると思ったらお~BLで「バニラ」の文字初めて見た~。
けど元ノンケの恋人がゲイの自分の豊富な経験にもやっとしてるシーンでフェラを「好きなんだ」と言うときに「人によるけど」をつけてしまうのはそれ……得た知識そのまま書いてない……?キャラ自身の言葉かそれは……?

by jinloturu | 2017-09-16 19:01 | BL漫画 | Comments(0)  

君は夏のなか/古矢渚

ずーっと読んでる。
真骨頂だ。
夏と男子高校生相性よすぎでしょ。

相変わらず要素の調理がめちゃくちゃうまいんだよな~。
場面チョイスがドラマチックで素敵。
雨のバス停という王道であーだから好きになったんだなあいやそりゃ好きになるよ~っていう納得と気持ちは充分伝わってくるのにどこかでセーブかけてしまう
空気感、一描写一エピソードから伝える説得力が高いんだよな。
渉が佐伯を好きになってく過程も。

ナンパかーわい~。
受けのことが好きすぎるのに自分に自信がなくて自己完結しちゃうけど許されるならばいつでも受けに触れたいし気持ちを表現したい攻め大好きだよ……。
じっさいエロは見たい。二次創作では描いてるらしいんだよな~。

by jinloturu | 2017-08-27 16:40 | BL漫画 | Comments(0)  

相対的伊勢田くん/会川フゥ

好き……癒し……
最近繰り返し読んでる。
こういうカプに弱いんだ!ひっそりと愛してる!
潤の愛情と欲がまみえる瞬間も伊勢田くんが「潤にフラれたら俺からなくなるものが多すぎる」と泣くのもその培ってきた情の大きさが私の主食です。
描写に物足りなさがあって何度も読むけどそのうちやっと「ああ~好きなんだな~」と実感し萌えてきた。
会川さんの軽快なノリ好き。

さりげなくセクシャリティを描くにあたっての気遣いが見えるのも好きです!!

by jinloturu | 2017-06-11 23:29 | BL漫画 | Comments(0)  

百と卍/紗久楽さわ

ディティールすげえ……。江戸庶民暮らしの空気感が伝わってくるし陰間の仕組みも……。いちぶのりのエロさ。
江戸しゃべり最初読みづらかったが慣れれば味。

陰間時代の話、これ二話でまとめた技術力。漫画がうまい。
醒さんがビジュアルだけ先に登場するのも得体が知れず想像をかきたてられる。
でミスリードされて明かされるどうしようもなさ。虚無感……。
罪悪感のある悪人ならまだしも社会的事情に巻き込まれた被害者なのがつらいなあ。

よかったね百樹……。
続刊も楽しみ。

by jinloturu | 2017-06-11 23:26 | BL漫画 | Comments(0)  

僕のかわいい王子様/村上左知

わ~~~~~~!!!性癖~~!!!!!
こ、これだよ……私が求めていたのはこれだよ。


「ネコとしてのアイデンティティ」に、まず、さすが村上さんだな~~と思い。
受けにこだわる受け……相手が誰であろうと積極的選択として受けにこだわりアイデンティティにまでなっている男。
それ。まずそれ。
「男らしさ」から降りて、しかし女性性表象までは獲得せず、かわいらしい絵柄で「男のネコらしさ」を演出。

次に、千原先生という圧倒的受けを前にしてそのアイデンティティが揺らいでしまうこと。
つまるところ攻め×攻めのマウント争いの真逆。
攻め×攻めは「男らしさ」の争いであり、ホモソーシャルのそれとまったく同値。
対して受け×受けは「いかに男らしくないか」を競争していく。村上作品は、それを「いかに女らしいか」競争に反転しないよう慎重に回避している。自覚的。
あくまで「男」であることを前提にする。だから絶対自分の作品を「百合」と表現しないし、今作も例えば高森は美容は怠らないが短髪スーツ、汚部屋、そして二人とも料理下手、という設定によって、「女らしさ」を受けに背負わせないようにする。


はーー好き。
って、思ったんだけど、読み進んでいくうちに、ちょっと高森先生ネコにこだわりすぎてない……?ともやっとしてくる。
「男らしさ」から降りつづけた結果、「受け」の役割を固定化してきていないか……? それは「男"なのに"ネコにこだわる」という意味を帯び、結局役割規範を強化して、その線上には「女らしさ」規範が待ち受けているのでは……?

そしたらそんなことを思ったつぎの瞬間に「ちゃんとタチできるかな やるならちゃんとやりたい」!!!!
わーーー!!ちがう!!!受けにこだわってたんじゃない!メタで見て役割を強化しようとはしていない!タチにもなろうとしてる!!
がんばってタチをやるネコ大好き村上作品はそれ!!!

で、明かされるのは、高森先生が執着していたのは実は「役割」という固定観念そのものであったということ。
ネコならネコ、タチならタチという役割どおりのロールプレイをしようとしていたから、千原先生の存在によって混乱が生じる……。
この構図めっちゃ狂気じゃない? 攻めと受け、リバ、それぞれ役割とは「らしさ」とはなにかについて延々考察してなければこんなこと描けなくない?
男らしさを求める男を描きたくない気持ちがめちゃくちゃ伝わってくる。わかる………………わかる~~~~~~~~。

役割規範が崩壊したから、最終的に受け×受けであることを受け入れ、高森先生もネコでありながら探り探り攻めていく……。
「僕ここまで乳首感じないし」とかこの、受けだからそれを発言してしまえる、受けとしての比較を攻めている最中にさせる、こうして攻め×受けを周到に破壊していくのはいつもどおりさすがの手腕。
事後千原先生のタチ性が覗くのは、役割規範を破壊しおえたからこそなんですよ。

で、紙幅の都合上?完全なリバシーンは描けなかったから、話としては高森×千原で終わる。
だから高森先生が攻め化した、と見られてしまう可能性も微妙に残ってしまった。
しかし、それを村上さんは絶対に許さない。
番外編、「千原先生かわいくてネコの自分忘れそう」と調子に乗る高森でさえ、挿れてほしいと懇願する……こいつは受けなんだよ本人がアイデンティティ攻めに傾いていてさえ受けであることを"望んでいる"んだよ……。

性癖!!!!!
性癖……はーー、こういうリバが、こういうリバが、こういうリバが、私の求めたオアシス。ニッチ需要を満たしつづけてくれることに感謝する。
攻め役割に執着する男を見ると「男らしさ」に縛られていることにつらくなってしまうんですが、単純に男"なのに"と男らしさの反対にこだわれば男らしさを破壊できるわけではなく、男らしくなさを追求するたびむしろ無視された選択肢が浮かび上がり男らしさを強化してしまうことが往々にしてあるからつらい。
それをね見事に昇華してみせたよね最高。


ルールそのいちシリーズはもうなんか安定の萌え……。周到すぎてもはやよくわからない……リバ感覚が合いすぎる。
理央のこの騎乗位のコマの構図、実は初めて? かわいい。

by jinloturu | 2017-02-27 22:00 | BL漫画 | Comments(0)  

アイツの大本命10巻/田中鈴木

安定のかわいさ。安定の公認感。
女子が!!吉田を庇った!!!
いや別に庇うためにではないけどできる限り佐藤と吉田の関係を尊重しようとしている女子たちの健闘に乾杯だ……!
ヨハンもうちょっと引っ掻き回してくれることを期待したのに残念だ。
イギリスの話もう膨らまないかなあ。

by jinloturu | 2016-12-14 15:43 | BL漫画 | Comments(0)  

憂鬱な朝7巻/日高ショーコ

朝がきたーーーー!いや夕方かーーーー?!
憂鬱でない、朝が。


はあ……大好きな大好きな開放型依存ですね……。
お互いから離れて自分のことを考えて。
久世と自分のため以外に動く桂木に喜ぶ暁人も、それでも桂木が鎌倉に来た途端掴みかかるように抱きつくのもバランスがいい……ありがとう。
今まで色々あったから奔走する彼らを見ているのも楽しいし、桂木家の確執が徐々に徐々にほどかれとりあえず株で手を打ち前進するのもよかったなあと思うし、だからふたりがやっと会えるのもBLとしての盛り上がり最高潮……。
さてこれからですけど……。
母親がまじで桂木激似美人。
ペーパーの桂木はいつでもかわいいなあ。

by jinloturu | 2016-12-14 15:38 | BL漫画 | Comments(0)