タグ:性・ジェンダー ( 81 ) タグの人気記事

 

アルテ 1巻/大久保圭

あーいいね。
突き動かすのは怒り。怒りの肯定。


男の子に手触られて恥じて、その後の手取って「やめて下さい」は痺れた!
こういうキャラ大好き!!!
あと一押しされたら惚れるな。


しかし「他の骨のない女と比べていい」って言われて喜ぶのは少し癪だった。
まあそうだろうな、アルテは自分が人間扱いされることには執着するけど、女という性全体が貶められてること自体への怒りはないんだよな。
変わっていくんだろうか。2巻で描かれていたのはその一歩だろうか。
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by jinloturu | 2015-09-24 00:41 | その他漫画 | Comments(0)  

glee ~4話

見始めてしまったよglee。とりあえず第1シリーズは時間かけてでも見る予定。
なんか思ってたよりポリティカルコレクトじゃなかった。あくまで思ってたより、だが。

石井さん目当てで吹き替えにしたけど吹き替え声優さん錚々たる人たちだった。
それでwiki見たらフィン役の俳優さん亡くなってるのか……。なんと……。



めっちゃ面白かった。
うまく生きられない人たちの群像劇、最高に好き。
キャラクターたちが生き生きしてる。最初は記号的だったアメフト部やチア部のハイカーストの子らがどんどん肉付けされていくのたまらん。
クインがチアユニフォームを脱ぐ(=記号を捨て素顔をさらけ出す)瞬間が楽しみ。

ミュージカルシーン毎回楽しみ。かっこいいしほんっと歌うっまいな。
私でも知ってる名曲だらけだしなー。

ティナのメイクが好きだよ。
だって日本ドラマじゃあの典型的中日韓顔であんなメイクできない。美しくかっこよく魅せて奮わせるためのメイク。好き。



しっかし実力至上主義だなー!アメリカへの偏見強化されたぞ。
カースト主義へのレジスタンスなんでしょうけど、役に立たない人間はいちゃいけないのってなるよな。
gleeのメンバーたちの歌の才能って端から前提にあるし、カートのキッカー能力なんか最たるもの。

まあ泣いたけどな!
いや音楽流して踊りながらっていう自分のやり方突き通して認められる瞬間はたまんないでしょ……そういうの大好きよ……。

しかしいちばん政治的に正しくないだろってなったのはゲイの描き方だよね。
性自認と性的指向を混ぜんなよ。女っぽいゲイもそうでないゲイもいるし女っぽいからってゲイとも限らないよ。
……っていう指摘をしてるCM、アメリカでやってなかったっけ??
まあこれ2009年か。LGBTの人権意識怒濤の勢いで変わってるし今はもうちょっと違うのかなどうかな。
でもそこ限定で言えば場合によっては日本のほうが理解進んでるんじゃ?

そしてそしてカミングアウト至上主義な。
この作品のテーマにも「本当の自分を晒け出す(そして人に認められる)」があると思うんだけどゲイカムしないと人と本当の絆は結べないって言っちゃうのは暴力だと思うんですよ……。
だってゲイカムって本人じゃなくて周囲側の問題じゃん……。
このへんはアメリカとの価値観の相違を強く感じる。他のゲイを描いた映画とかでもそうだった。

まあ泣いたけどね!笑
親にカムして受け入れられる展開はいつでも弱いのよ。うわあ幸せだって思う……。
そしてそういう感動シーンをさらっと流しちゃう早さもわりと好き。


でも「同性を好きになる人はふつうにいる」っていう意識が根付いてるのは羨ましいなと思った。
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by jinloturu | 2015-09-13 15:15 | その他 | Comments(0)  

アルテ 2巻/大久保圭

1巻読んでないからあれだけどそこそこ私好みかな!
真っ正面から「女」という境遇を打ち壊す話なんだな。

強い意思を持ったフェムっ娘、好き。
2巻だけじゃありきたりにならないアルテならではの芯を感じられなかったのでそこそこどまりだけど、1巻も、続巻もよみたい。
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by jinloturu | 2015-08-16 08:49 | その他漫画 | Comments(0)  

境界のないセカイ 2巻/幾夜大黒堂

あれ?この世界Xジェンダーの概念ないんだっけ??
そのへん作者の見解が見たいな?
同性婚はできるもよう。

ほー、へー、ほー。フラれたか。
聡美編おもしろいな。
ちゃんと「男になったからって性的指向は変わらない」ってことを話の展開で読者に無理なく納得させる手腕は上手い。
「男になる体験に出産はないのか!不公平じゃね?!」と小さいコマでさらっと流したのはゾクッときた。
明らかに意図的だ……女性にかかる負担をこれで「不公平」と言い切った……ここに作者の信念が見える。
あの騒動があったことでわりと安心して読んでられるから良かった。
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by jinloturu | 2015-08-01 05:24 | その他漫画 | Comments(0)  

地球防衛家族

す、すごい。
見渡す限り地雷源だ。
いや、見るのが苦痛なわけではなかった。
だからといって面白かったわけではなく、この家族をどう決着づけるのかひたすらハラハラしてた。
要はこのひっどい描写の数々が自覚的であるか、緩和できるか、美談化されるかが気になって。
昭乃さん参加アニメラリーしてなければ1話で切ってた。15作品目。


大が特筆してひどいな。7歳児にして典型的ミソジニスト。女のくせにとほざき、子供だからって悪びれもせず女体消費。家族ですら性的存在として扱う。
最終回でいきなり「紳士」(あたりまえだけど)になられてもね……。
叱咤激励も全然心に響かない。「姉ちゃん自分ばっか我慢してると思ってるだろ」って、望が我慢してるからお前不自由なく生活できてるんだろ……。
2001年の小学生がこれで特に矯正されないの、何より本人が可哀想。同世代の男の子はもっと人権意識ある。将来誰からも相手にされなくなるよ……。

望の扱いがね……。
2話の回想聖子の「望は良い子ね」抑圧に望がなにくそと戦う姿ぼろ泣きした。
これは最後に「仲直り」して美談化されるやつだ、と暗い気持ちになったのだが、結末さらにひどかった。
の、望の境遇全く改善されない……!聖子は望に目もくれず大しか見てない……!!
こんなことってあるかよ。家族に約束すっぽかされてカラオケ行ける子になってよかった。でも用意したパーティーごはんとか最後まで可哀想すぎる……。

聖子は家事も家計も望に押し付けて子供ほったらかして良いところひとつもない。
しかし聖子は毒母として描かれてるからまだましで、同じように押し付けてるはずの衛が毒父扱い皆無でげんなり。
衛のだめなところは情けないところじゃねーよ。自分が人の親だと微塵も意識してないところだよ。聖子と同じ。
望が家事やることになんの疑問も感じてないよな。聖子がやらないなら自分がとか思い付きもしてないよな。
それで戦闘時いきなり饒舌になって頼られるとか、ファンタジーもいいとこ。

大の担任の先生の扱いがもーね、ひどくてひどくて。
性的消費されるためだけの存在。そして「スカートめくりや諸々は全部愛情の裏返しだったのね♡」って、やってらんねーわ。



とまあ、1話時点でここまでの描写が今後くるとは覚悟してた。
しかしセクマイ系地雷まで踏んでくるフルコンボだとは思ってなかった。

無差別にハートをばらまき芽吹かせ吸いとる怪獣のくせして、芽吹いた愛は全部異性同士で、全部モノアモリー。無自覚ヘテロセクシズム。
しかも恋愛感情を持たない人間があたかも世界で望一人かのように描き、それを家庭由来の欠陥人間として描出。




とにかくひたすら恐ろしいアニメだった。ここまでキめてくる作品なんか早々出会えないよ。もはやわかっててやってるサイコホラーだろ。
こんなんでも「家族」です、と見せたかったんだろう、とはわかるし、その点だけ見れば00年代的であろうが、もっと人倫に即した「変」な「家族」なんか80年代ごろにはとっくに少女漫画界ではセオリーだったって。

他の部分でも衛はクビ切られたし億単位の借金は抱えてるし、何この絶望ホラー?
せめて借金はご都合に帳消しになるものだとばかり。元々詐欺だし。
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by jinloturu | 2015-08-01 05:07 | アニメ | Comments(0)  

ぼくらのへんたい 8巻/ふみふみこ

おい亮ちんがすっげかわいいぞ。
夜中に目覚めてまりかの寝顔眺めて「さむっ」とか。
告白きたわー。
確実に亮ちん歩みを進めていっている。
よかったね……。


おばあちゃんに「青木まりか」と紹介したところはとても良かったのに「女(?)ってそういうの好きだよな」の小さな書き文字うぜえ。残念。
まりかは完全女自認で、今まさにそれを亮ちんも認めたから「青木まりか」と紹介したんでしょ。
それをしといて「女(?)」はただの作者の差別意識の露呈だわ。
よく見かける表記だけどそれする人は差別だってわかってないんだろうな。
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by jinloturu | 2015-07-23 04:32 | その他漫画 | Comments(0)  

ボクラノキセキ 12巻/久米田夏緒

わー読み返してないから何がなんだっけ。

槙そーくるかって感じだちょっとショック。

皆見と春湖は「一緒に戦おう!」まで昇りつめたんだなーと。
春湖→(守る)→←(大事にする)←皆見
っていう対等は男女ジェンダーに基づいた対等で、本当に同じラインに立てたからこそ「一緒に戦える」のだと。

で、槙は旧来のジェンダー立場に沿って男(七浦)に守られるしか術がなかったからその中で立ち回ろうとしたところを女(悠)が手を取ってくれて。
だからシスターフッドを描いていくと思ってたのに、七浦への情、少なからぬ好意はあったんだーっていうショック。
でも槙は対等を求めるからこそ七浦ともそうなれる、そうなりたいと思っちゃったんだよな……。
からの決別で、色んな形で対等を希求し肯定する作品であればこそ、ここから七浦の考えが変わっていくのかなあ……。


なんか前世は地球っぽいですね?
えっそれ言語わかるんなら超ラッキーじゃん。そういう文化圏はまた別なのか?魔法のこともあるしな。
体の大きさは変わんないみたいなんだよなー。ぼく地球に引っ張られる感想だ。
あ、前世の記憶蘇ってもやってること違うから秀才にはなれないって描写、好き。
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by jinloturu | 2015-07-10 06:37 | 少女漫画 | Comments(0)  

風と木の詩~3巻/竹宮恵子

うわ面白いぞこれ。
さすがと言うべきなのか。でもわりと油断してたぞ。
『トーマの心臓』とか好きじゃなかったし、ていうかもっとホモフォビックなのかと思って警戒してた。
禁断と謳って自己陶酔に溺れてくような面倒くさいやつ……。
そういう予想とは全く違った。

思ってたよりはホモフォビックじゃなかったけど、まあ差別表現は所々滲んでいましたね。

「恋愛はふつう男女でするもの」
「生物学的に男女恋愛が当然、性=生殖」
「同性愛は人間にしか見られない」←この誤情報っていつどこの発祥なんですかね
「周りに女がいないから機会的同性愛に走る、一時の気の迷い」←これBLで見たことないなそういや。ちょっと前の百合ではあった、百合はBLの歴史を追ってると思うと感慨深い

まあでも今でも差別表現あんま変わってない作品いっぱいあるな!
笑う笑う。もちろんそうでないのもいっぱいあるが。


えーと内容。

キャラの背景書き込んでるから、「何故このキャラはこうなのか」という奥行きがある。
セルジュがジルベールに拘るのも自分の母親が娼婦だったからって説明があるし。いやそれだけじゃないだろうが。
ジルベールの儚さは魅力的だな。
火中の栗を拾う(慣用句的にも)セルジュかっけえ。

パスカルの姉という「女」を通らせてから「男」のジルベールに視線を戻す手法凄いなと思った。(初期百合にはできなかった)
そして「男女がふつうだと言うなら何故男に惹かれるのだろう」と、「苦悩」ではなく「疑問」に落とし込んでいるのが好感。
その疑問自体同性愛差別の結果なんだけど、初期同性愛ものなんて禁断に手染めた苦悩ばかりだという偏見あったから。

骨子の揺るぎなさ、枝葉の鮮やかな切り込みと展開に惚れ惚れする。
パスカルの将来の夢語りとかピアノの才能セルジュの出自とか。

試し行動して真摯に入り込んできてくれたセルジュに惹かれていくジルベールめんどくさかわいい。
叔父甥関係もの根強いのね。


セックス(ウケ)が自罰として描かれるのね……。
そして「あいのあるじょうねつてきなはだのふれあいがしたい」って、ああ女性の立場を付与されてるなと。
別に投影を狙ったわけではないだろう、というか女体から離れる装置であったとは何度も論じられているけど。
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by jinloturu | 2015-06-20 05:18 | 少女漫画 | Comments(0)  

はいからさんが通る 1巻/大和和紀

やっと読む機会が得られた。
小花美穂のルーツ探り。
これ大和和紀さんの作品だったんだ!

しかし性別固定役割の話多いな!
70年代の価値観で大正を描く、と言っても、浅学ゆえ70年代の価値観もよく知らん。

ちょうどウーマンリブが盛んになってきた時期。
だけど「女の子らしくしなくちゃ」とか言ってるのはわざとなのか?大正の価値観を描いてるのか?
「じゃじゃ馬」って言葉性差別的だよな。
固定役割を厳格に示して、そこから突出させる試み。
男尊女卑おじいさんを剣で負かした紅緒はスカッとしたけど、全体的に「今」から見たら目新しくもなく、むしろ窮屈に性別規定されるのでなんとも。


「最初はやなやつ」「木から落ちて受け止めドキッ」「お転婆ヒロインを面白がり目が離せないヒーロー」
等、うわあ王道!いつまでも変わらぬ王道がここにある!という感動はあった。
紅緒と環の百合ください。


これから恋愛展開本腰入れたり戦争突入したりするようで。
でも2巻以降読む機会いつあるかしら……。
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by jinloturu | 2015-06-20 05:17 | 少女漫画 | Comments(0)  

ケンガイ 2,3巻/大瑛ユキオ

良かった~面白かった~。
非デミセクシャルでアセクシャルを貫いてくれただけでも大満足なのにストーリーが気になる気になる。
実に良いバランスで良作だった。

これのどこに反応するかで読者の価値観が露になってしまうやつだ……(いや感想とは往々にしてそうだけど)。
「ピュアラブ」「最後駆け足すぎ」「もう終わり?!」「映画引用したかっただけじゃ」「作品として発表する意味あったのか」「白川さんに変化を求めてしまう」等々、興味深い感想沢山見かけた。
私と感性一緒の感想だ!って思ったら小池みきさんだった。笑


私としては、過不足なくとてもすっきり決着ついたなと思い、変に生い立ちに理由付けしてほしくなかったなとも思い。
だから白川さんの過去がほとんど見えないまま終わってくれて安心した。
でも「こんなに美しい女性に優しく接してもらったことがなくて」の部分は、そっかー白川さんにもそういうとこあるんだーと。
ていうかここはちょっと意味がわからなくて、えっ伊賀くんのことではないよね?って混乱した。
ちらと出てきた元地元の友人のことか。


白川さんも大概だけど伊賀くんも相当だ。
手の甲キスとかいきなり抱きつくとか気持ち悪ー。
その度白川さんが貶して図星さしていくのが気持ち良かった。
おまけ漫画の、待ち受けに文句つける伊賀くん、めんどくせえ。
これ「付き合ってるんだからこうしてくれたっていいでしょ」とか言い出して白川さんの信頼崩して別れるパターンだ……。
「今はね」という言葉の重み。
伊賀くんあの台詞で感動はしなかったわけだしな。

とりあえずセックスできて一緒に時間を過ごせて話も合うから今は付き合えてると。
伊賀くんがこれ以上を望んだら無理だろうな。人は簡単に変えられないし変えてほしくない。
そういう衝突を今まで描いてきて。

結局「病気」って何?
機能不全家庭だとかの?
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by jinloturu | 2015-06-11 05:18 | その他漫画 | Comments(3)