タグ:性・ジェンダー ( 83 ) タグの人気記事

 

きのうなに食べた?11巻/よしながふみ

うおっパートナー証明含む条例の話どきっとするな。
そしてそれをカムに繋げてしまうのもどきっとするな。
「渋谷区に転居してしまうんじゃないかと」……。
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by jinloturu | 2016-01-01 15:21 | ショート・ギャグ・短編集 | Comments(0)  

明日はきみと笑うシャラララ/くもはばき

概ね良かった。
だが、他のレビューを見て「ああこれ絶対私好きなやつ!!」と思ったものは大体期待はずれの法則……。
両片想いにわくわくしてたら思ってたのとは違った……。
ただ、好きな人にそうと知れぬまま思いもよらなかった棚ぼたセックス展開は好物なのでちょっと喉がきゅんとした。


好きなのはセクシャリティ描写ね。これすごい安心した。
「お笑いにおけるゲイネタ」っていう繊細すぎる話をこうも昇華できるのかと。
「誰かを傷つけない優しく温かいネタ」、ね。
最後の中本との漫才、本当にギリギリのネタだったけど、「同性愛を異常なもの、それ自体で笑えるものとして描かない」ことを徹底していて、これは相当セクマイについて調べてないとできない挑戦だなあと。
すげえよ。
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by jinloturu | 2015-12-31 15:18 | BL小説 | Comments(0)  

しまなみ誰そ彼1巻/鎌谷悠希

うああああ……いてえ!!
びしばしいてえよ!!!


これ……うん、そう、これ。
これこそ日本の「差別」と「抑圧」。こういう作品を求めていた。
未だに「同性愛は異常」という明確な言葉を用いる人もいるにはいるけど、最近はもうみんなそれはおかしいって知ってる。
でも。
明確な言葉ではないんだ。
同性愛は異常/変/ふつうじゃない/ありえない/おかしい/ネタ/笑い者/特殊性癖……
そういう価値観を刷り込ませた空気を私たちは吸っていて、そして再生産している。

っていうことをこれでもかと突きつけられてとてもいたい……!!!

「お前、"そう"なん?」
「ああ、それ?」「兄貴が送ってきた釣り動画だよ。引っ掛かってさ。」
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(『しまなみ誰そ彼』1巻p16 鎌谷悠希)

……うああああこの絵つれえええ……。
その昔好きになりかけてた女の子に真面目な調子で「同性愛って気持ち悪いよね」って言われて「まあでも自分に関係なければいいんじゃない?」って台本読むようにすらすら返したのを思い出したつらい。
「バカじゃねーのホモなんて。きもいわそんなの」
自傷行為わかるー!!
なのに好きな人に否定されるとそれをリフレインしてしこりになってしまうたすく、溺れてる、つらい。


大地さんがさらっとカムしたかと思ったら早輝さんがカムアウトしたの!?と怒るのもまた。
その昔彼女との関係を理解してくれそうな友人らに言おうよって言っても「はあ?言えるわけないじゃんお前馬鹿?」って彼女本人にあーあーあーほんとあの内面化ホモフォビアに散々罵倒されて泣かされた過去がーーあーーーー!!


瀕死。



「たすくがホモじゃないってわかってるから。」とか「襲ってくんなよ~?」とか「親御さんはかわいそうに。」とかもうやめてよ……。
リアルでビアンにカムされてもその人に対してさえ「僕、僕は「そんなの」じゃ、」という言葉が出てきてしまうのがめっちゃつらかった。
自分を殺して殺して殺してきたんだ。


早輝さんと大地さんが額寄せて結婚式の話をするのを見てやっと自分の欲望を肯定してあげられる、そして釘ひとつやっと抜いて、「好きな男の人が居る」と人に打ち明けられる……そして返す言葉は「うん。」それだけでいい。
すごい自己受容を描いてくれた……。


聞いたところによるとどうやら作者さん自身アセクシャル自認の方らしいので今後一切の心配がない。
あっでもここで恋愛感情ない人種を否定するのね残念、みたいな魚の小骨への予防線がいらない。
あと差別を「田舎だから」という描き方をしてなかったのもいい。きっと意図的。
都会にもこれくらいの差別飽きるほど沸いてますからね。


はあ。つらいけどよくぞやってくれた……!の気持ちが大きいので2巻以降も楽しみです。
ご当地漫画としての色も全面に出ていて尾道の風景がたっぷり堪能できて、まあ今ちょうどファフナー見ているのもあるのでうふふって感じ。
背景すごく綺麗。

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by jinloturu | 2015-12-22 07:25 | その他漫画 | Comments(0)  

武道館/朝井リョウ

こう、この作品が書きたいものと、私が普段アイドルを消費して感じているものが乖離してて入り込めなかった。
自分には合わない作品だったってことな。残念。


ひたすら、「アイドルの恋愛禁止」への疑問提示と批判。
アイドルを型に収めたいドルヲタの横面ははたけたのかもしれない。恋愛禁止に疑問を感じている非ドルヲタの共感は得られたかもしれない。
でも空洞だなー、と思った。

アイドルへの悪意ばかり描かれすぎる。アイドル本人の恋愛意識が大きすぎる。
でもこれが書きたいものなんだろうな、私には合わなかった。
あと48G界隈の空気を知らないというのもある。

空洞っていうのは、じゃあ何故アイドルに恋愛禁止が求められているのかという洞察が浅いから。
このへんはどうしたってもジェンダー問題と不可分ですよ。
若さが、体型維持が、求められるのも。
だから色々なことの説得力がなかった。結末も。
これを演じなきゃいけないJJの子たちへの何重もの視線がつらいな……。


丸坊主の話にどきっとして、それから、あああの事件だな、あのグループだな、あの場所だな、あああの人か、みたいなのは面白かった。
好きなアイドルたちがネットで叩かれてるのを思い出してつらくもなった。


会話劇の「リアリティ」は朝井さんぽくてよかった。
そこで少しごまかされたけど「押し付けられる普通の女の子」像はきついかな。少々。
大地と致すとき「お母さんもこうだったのか」みたいなステレオタイプ笑った。
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by jinloturu | 2015-11-28 00:19 | 小説 | Comments(0)  

やがて君になる1巻/仲谷鳰

事前にアセク情報を聞いていたので「どっちがアセクだ?!」という見方をしていた。
こっちかーー!

そしてこれは王道にしてすごい独自性だわ。
常々私は「恋愛作品つくる人はセクマイについて調べたほうが幅が広がる」と思っているのですが、それはこうやって人を好きに「なれない」ことの孤独感を描けたりするからですね。
この作者さんが無性愛を知っていたかはわからないけど間違いなく規範からはずしたことで面白くなってる。
例の教室でみんなとの距離を感じるコマとかすごい。
「やがて君になる」と言うからには侑も先輩のように恋をするということなのか……それとも別の意味が?
恋をしないまま一緒にいるエンドを望むなあ。
あとメロンの特典豪華すぎ。かわいかった。

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by jinloturu | 2015-11-03 18:57 | 百合 | Comments(0)  

逃げるは恥だが役に立つ6巻/海野つなみ

甘い……甘いよ……!
それでいてすごいあるある感。

そして、「恋愛」と「プライベート」と「仕事」の兼ね合い……きました。
相手に応えたいと思うからこそ、都合を合わせてしまって、他の自分の生活が圧迫される……あるある。
結婚したらブラック化、ってすごい展開。
でも嫉妬からの束縛をみくりはすんなり受け入れているけど、副業なくすって手痛いんじゃ……。
結婚って束縛契約だけれども……。
まあだからラスト収入減がほのめかされたと。現代社会の縮図ですな。
「男の役割を求めてるんだから女の役割を果たさなきゃ、金くれって言いづらい」のは、わかるような気はしても、納得はいかないなあ。
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by jinloturu | 2015-11-03 18:53 | 少女漫画 | Comments(0)  

ブラックヤギーと劇薬まどれーぬ/大沢やよい

『夕暮れ、オレンジ、咲く花は』がよかった。
「ビアンが無差別に女好きと思うなよ!」がテーマと聞いて、納得。笑
こういう失恋ものは素晴らしいよ~。

『真夜中グラヴィティ』、これ昔気まぐれで百合姫本誌買ったとき読んだやつだ……連載ものだと思ってたらこれで終わりか……。
収まりよくないなー……連載だったら読みたいんだけどなー。

表題作は私これ苦手なやつだ……。
オタク文化取り入れ×ありきたり、、
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by jinloturu | 2015-10-17 22:46 | 百合 | Comments(0)  

憂鬱な朝 6巻/日高ショーコ

安定の傑作としか言いようがない。
すごい。
キャラやエピソードの絡み合い方がとんでもなく上手いし萌えるしめんどくさいしすごい。

特に「桂木が女なら良かったな」「僕は今の桂木がいいんだ」が最高でしたね。
もうね、日本に同性愛差別が根付いたのが大正期あたりでね、時代考証するならこんなみんなにすんなり受け入れられてるのはおかしいわけですけど、絶対それはしない作品だから私は信念を感じて大好きなわけでね。
作品的にでなく、社会的にでもなく、キャラ個人的なレベルでまで異性愛規範がすげなく破棄されるのが本当に最高。

まだ暁人の考えが全部判明してないからよくわからんね。
暁人への好きしかないっていう桂木めっちゃいい……想いの逆転ですね……。
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by jinloturu | 2015-10-11 06:18 | BL漫画 | Comments(0)  

コンプレックス・エイジ 5~6巻/佐久間結衣

「苦しいのもひっくるめてわたしは今が一番だよ」、泣く。
そう言えてしまうまでの今までのすべて。

「好きは呪いだ」。ここにこの作品全部詰まってるな。
趣味とは何か。趣味に人生をかけた人たちの話。
ああ、ウルルコスやめちゃうんだ、と落胆したけども、これが作者の考え抜いた答えなんだなあと。
物議をかもした読みきりと印象は違う。
ずっと同じように続けていくことは「できない」ものだと。色んな要素から。
公子がやめてしまう理由が結婚ではなくてまあよかった。限界を見てっていうのも悲しいし、裏切られた気持ちも悲しい。
それでも関わりつづけていく。呪われた好きを背負って。
そして公子のドレスを作って捧げる渚にまた泣く。百合だ。

渚母の友人がアンティークショップを開いてるの見て、一瞬あー仕事にならなければ趣味は認められないんだよなあと思ったけど、「仕事にしちゃえば誰も文句言えないでしょ」で考えを改めた。
趣味を貫き通す意志としての仕事、か。
だから渚の行き着く先も起業だ、と。
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by jinloturu | 2015-09-29 16:38 | その他漫画 | Comments(0)  

アルテ 3巻/大久保圭

交渉術を学びにいく、とかの、アルテの「とにかく自分で」精神好きよ。
師匠がアルテに昔の自分を重ねてたから弟子に取った、説得力と掘り下げも。
最初周りに文句言わせないためにわざと厳しくすることで同情買ってるのかな?と思ったけど師匠はそんなことしないよな。
いつもどおりの修行とな。

アルテの作業見初められたみたいだけど「やわらかな線が描けるのは女ならではで素晴らしい」とか言われたらアルテどう対処するんだろうな。
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by jinloturu | 2015-09-29 16:32 | その他漫画 | Comments(0)