タグ:すき、印象的 ( 163 ) タグの人気記事

 

両想いなんて冗談じゃない!!/カサイウカ

終始笑ってた。最高……!!
40代おじさんBL。
25年こじらせにこじらせた片想いから凝り固まって両想いなんて頼んでねーよと逆ギレ笑う。

宇田くんのポジションがおいしすぎる。
このなんとも言えない耐えがたさをいい感じに抜けさせて代弁してくれるから面白くて面白くて。
ただの熱愛告白喧嘩に2R目とかもうやばい。

逃げ切れなくてついにベッドまで行ってもだもだしてんのも笑い転げてたら不意に「ホモって皆挿れたいんだろ?」「偏ってるわ!する奴もいるししない奴もいる」って会話出てきて感動した。
え、BLにおいて男同士のセックス必ずしも挿入するわけではないって価値観見かけたの初めてかも。
私この挿入中心主義はさすがに諦めてたけどちゃんと否定してくれる作品もあるのね……。いや挿入はあるんだけど。
しかしやったぜリバだ!!
これは絶対リバるやつだ。あとがきでも触れられていたし。芝の受け姿描かれてたし。久々にニアリバタグを使おう。
カサイさんちゃんとしたリバ描いてないのかなあ……読みたいなあ。
あと60代BLも読みたいです。勃たないからじゃあバニラねとかどうですか……。
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by jinloturu | 2016-09-08 22:28 | BL漫画 | Comments(0)  

ナンバーコール/古矢渚

好きだー『群青のすべて』と合わせて買いますね。
出会いやそこで必要な情報拾うとこからなんだか自然で、新密度上げていくのにコーラが降ってくるとかそういう変化球の丁寧さがちゃんと話をナチュラルに織り込んでいってる。
ハチのプロフィールメモをノートに挟んだまま忘れるとか別に本筋にまったく関わらないきっしーの野菜キャラ設定「自分でも違和感あるわ」とかエイトのイケメンではない感じのキャラデザとか廊下ですれ違って挨拶っていう絶妙な距離感とかそういう細かいとこ好き。
世界がふたりだけで回ってるわけじゃないところも。

あと受験生がちゃんと受験生しててその環境因子が展開に関わるとこも!好きだね!
そういうのが着実に恋心を育み芽生えていくかわいさ。

冷静に考えるとちょっと仲がこじれる経緯が無理ある気がするけどあまり気にならない。淡々としてるからかな。
登場人物かってくらい名前に絡めて話が進んでいく、設定の生かし方がめちゃくちゃ上手いな。
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by jinloturu | 2016-09-06 01:28 | BL漫画 | Comments(0)  

群青のすべて/古矢渚

うわー!紙で買います!とても好き!!
kindle unlimitedなかったら手に取ってなかったので。


この距離感。
「あーあしくじったなーまじで」のリアリティーになんか知らんが猛烈に好き!!!!ってなった。
なんか、たぶん、先に読んでた『ナンバーコール』含めて私にとって好ましい描写の連続で、それが積み重なって爆発したんだと思う。

例えばサブキャラの友達との気安い会話。隠したいけどちょっと抱えきれずに「びっくり事件簿」の話を出しちゃうとか。急に核心つくのやめてほしいとか。
中表紙も友達の存在感際立つようなとことか。
いつも一緒にいる友達以外の人とも仲が良い描写がある(狭い世界で生きてない)とか。
好きだけど何よりも優先することはなく一緒に帰るのを断るとか。
将棋したり子供と運動して遊んだりとか。恋愛以外に普段何してるのか見えるところとか。
ふたりだけで一緒にいたいと思うんでもなく子供交えて遊ぶとか。

そういうのがあってこそ、レンがクラスの友達に牧原ってどんな奴?って聞かれたときの説明が設定の羅列じゃなく「あーうんそういう奴だよね」って思えるところとか。(つまりキャラを立てるのが上手い)

ふとしたところが好き。
あと私細かな設定がちゃんと生かしきれてる作品漏れなく好きだよ。信頼できる。

BLごっこには最初拒否感あった。
「BL作品でそれやっちゃう?!」って単純に恥ずかしい、あと現実のBLごっこというかホモネタって所詮"ホモ"を戯画化し玩具にし「まあ本当に"そう"なるわけはないけどなwwww」って弾き出してホモソーシャルを強化するためのダシに過ぎないからな!
そうです怨念です。(百合ごっこならいいぞもっとやれになるだけ)
でもこれが実に設定の生かし方上手いんだ。
最後には引き込まれて許した。

将棋の設定も。
最後「将棋教えてよ」「唐突だな!?」うわーーめっちゃ上手い!!
レンの中ではちゃんと筋が通っていてでも言葉にするには確かに唐突ででも快になら気を許して発言できてしまうそのキャラ立ち!!
好き。おまけ漫画で家将棋とか。やることしかやらない、普段何して過ごしてるのか本当に謎なBL溢れてる不満があったので、好ましい。

というか、あとまず、長年の付き合いである設定をちゃんと髄まで生かせる作家は信頼できます。
案外できてない作品多いんだよな。

あとは「男同士じゃん」って台詞を言わせないもしくはもう少し軽めな扱いをしてほしいのと、恥ずかしい台詞が浮きすぎないようにしてほしいのと、それくらいかな。。
男同士であることで好意が伝わらないこと通じ合わないこと前提にしたすれ違いは好きです。
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by jinloturu | 2016-09-06 01:27 | BL漫画 | Comments(0)  

女の子合わせ/森島明子

ふおー!ほんとにエロ詰め合わせだ!!
森島さんの描く美味しそうな女の子は眼福だけどシチュだけ詰め合わされてもぴんとこねえぞ!

と思ってたけど中編作品がことごとくカウンター!カウンター!カウンター!って感じの森島節炸裂ヒット飛ばしてて最高だった。
「同じ女だからこそ何してほしいかわかるんじゃない?」「なんてね女同士のほうが気持ちいいとかドリームだから下手な人は下手」
最っ高!!!

「今してるのはハートの話女心わかるでしょ」「いや無理」「男ならもっと救えなかった」「よかったね女でまだましだよ!」
最っっっ高!!!!!

いつにも増してキレっキレだ……。
誰も何も踏みつけないように慎重かつ丁寧に価値観をカバーしつつ簡潔な描写でちゃんとオチがついて面白上に百合いちゃにくるめこむ、冴えまくってるなおい……!
特に森島さんは「百合にエロはいらない」価値観への怨念を持ってるからセックス第一主義だと思ってて、それゆえノンセクを踏みつけてるなーってときがあったけどここでちゃんと「セックスがなくてもいい」って言ってくれたのが好感度upでした。

でありながらもうハイテンポに都合よく進んで「都合よくて何が悪い!!現実都合悪いんだからフィクションくらい都合よくくっつけるよ!!」ってなるのが本当にスカッとするよね……気持ちいい。
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by jinloturu | 2016-09-06 01:26 | 百合 | Comments(0)  

春の呪い/小西明日翔

うわあすきだこれ!
私に響く「恋愛関係にならない男女」ではなかったんだが、呪いに縛られる二者間の湿気まとわりつくような関係が好き。
「日常会話らしい日常会話」描くのぴかいちだなすげえ。脈絡ないようであるような日常会話の微妙なラインを駆け抜けてかつ話の本筋にぴたりと収束していく整頓された美しさがある。

キャラの人生がきちんと見えてどんな人間であるかどうしてこんな性格になったのか少しずつ明かされていきそれにより心の距離がはかれるだけで面白いっていう。
そして巻末の引き。あーこれは計算上手い人の引き方だー気になる。

やべえよな、恋愛感情を自覚するたび罪悪感とそのストイックによる快楽ってやべえよな。麻薬じゃん。
そして「それじゃあヘテロなのかっていうとそれもわかりません」この手の台詞そして言い回し、なんか今は、現代的価値観を取り入れ嗅覚研ぎ澄ませているかどうかの指標になってるな。
まあだから面白いというのは安直だけど少なくとも私はいれてくれて嬉しいです。
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by jinloturu | 2016-09-06 01:23 | 少女漫画 | Comments(0)  

進撃の巨人18,19巻/諫山創

いやあおい、面白いじゃねーか!
……って毎巻初めて気がついたように言ってる気がする……。
でもちゃんと読み込んでないから真には気がつけてない、だから毎巻発見したみたいになる。座標の力ってなんだったっけとかぐぐっちゃったよ。
しかしもうすぐ20巻出るのか……いつも借りて読んでるけど次は買おうかなあ。

強烈な人生讃歌だよ。まっすぐすぎる。
世界は残酷だけど人は生まれたというだけで等しく美しかるべき存在……。
現場の限られた時間の中で選択を下し下準備した作戦を遂行する緊張感。そしてみんなの生死やいかに。

あとしおりんデザインのパクリの巨人(訴えられたら負けるやつ笑)がモブ的に活躍してて笑った。
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by jinloturu | 2016-08-02 13:23 | 少年漫画 | Comments(0)  

ちはやふる32巻/末次由紀

ちっ……ちはしのーーーー!!!
ごっめん百合……この百合抗えないごっめん最高……!!
はー。
襷つけてあげたところで拝んだ。かるたの神様に。
そしてクイーン戦で千早があげた襷をつけて「今度こそ約束や」ってもうもうもうもう……。
なにがどうでもいいだよ裏切られたこと根に持ちまくってる詩暢ちゃん可愛すぎるしその情熱を受けて立てる千早のこの高度に純化された友情、はあああ……。
7枚差だよ……すごい……逃げないでこう地道に千早が強くなっている……。でもやっぱりなんで新に勝ったんだろう。
ていうかやっぱりあのお母さんに着物着てクイーン戦出るんだな、でも1話冒頭とは違う模様だよね?まあいいけど。

ちゃんと新が悔しがってるのがいいなあ。競技戦上ではなんの違いもなくただ魂を闘わせる。
「次は試合で。」もかなちゃんの美しさも「終わりは次のはじまり」という循環に見る少女漫画らしさも、はい、好きです。
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by jinloturu | 2016-07-29 12:38 | 少女漫画 | Comments(0)  

ぼくの地球を守って CDシネマ1,2

ふと「ぼく地球いつか再アニメ化するっていうの非現実的じゃないのでは?」と啓示を得て(単なる勘)急に惜しくなったので持ってなかったドラマCD2枚を取り寄せた。

ぼく地球は私の原点なので……昭乃さんとびっくりするほど運命的な出会いをした作品でもあるので……思い入れがありすぎる。
でも何度も何度も、1年に一度はブーム到来するくらい読み込んでるから、今さらぼく地球で泣くなんて思わなかったよ……。
木蓮の最期でやられました。
速水奨さん美声すぎて紫苑っぽくはなくない?と前から思ってたけどこのラストで有無を言わさず素晴らしく紫苑だったので不満は浄化されました。


木蓮もさあ!木蓮が一番ハマり役ですよね!さすがに亜梨子と声優さん分けただけある。
篠原さんすごく木蓮だった。まさしくキチェ・サージャリアンであり美の体現である麗しき高潔処女だった。
脚本の都合上木蓮の心情が開示されずに終わったのは残念だったな。篠原ボイスもっと聴きたかった(ついでにセヴオルー、せめてロジオンパパとのエピソードが……パパ石田彰か……)し、何よりこわい。
木蓮の心理がわからなくてこわい。
えっなんで紫苑のこと好きなの?みたいな。紫苑から見ると聖母と理解するしかない意味不明さだよなたしかに。
そこでのちにお転婆跳ねっ返りという木蓮像を出せたのはぼく地球が少女漫画だったから、とは思うよね。
人間の泥臭さの描き方、この時期の日渡早紀は神がかっていたんだ……。

ラズロのエピソードもしかりで。
公式で3回も音声化してるのやりすぎだろ。どんだけ好きなの。しかしここのキャーの鳴き声が下手すぎて興を削がれる。

しかし改めて、改めて月編ほんっっと救いようねえよな……。びっくりだ鬱しかない……。
玉蘭の心情補完されたのもでかかった。まあ紫苑への嫉妬がモノローグで明かされるのは蛇足だけど、少なからず親しく思って切磋琢磨してる仲だった幼友達を「殺してやる」とまで言うんだ……。
その後死ぬまでの玉蘭ってどんな気持ちだったんだろな。
まだ深刻な事態を知らなかったとはいえ紫苑と木蓮の婚約を「俺はショックだー!」と明るく大袈裟に嘆ける迅八に転生してよかったな……ギョクは迅八に救われたと思うよ。
てゆかココに声あったのびっくりした。

母星消滅のシーン、BGMが安っぽかった(というか古くさかった?)のと繻子蘭松井さんの演技に迫力がなかったのとで緊迫感薄かった。
でも繻子蘭のモノローグはよかったな。槐との会話も!
『Moon Light Anthem』イメージビデオ冒頭は繻子蘭ひとりだったからね。
ここの「あなただったら失恋したって真実だったからと後悔なんかけっしてしない」あたりの台詞すっごい好きなの!好きなの!

「豊満な胸が早鐘を打っている」とかそんな下手な官能小説みたいな台詞速水奨さんに言わせちゃうのかーー!!と思った。
こういうので笑っていかないとレイプは本気で絶望的シーンだな……ということがよくわかりました月編繋げてみると……。
槐に罵倒されて抱き締めたくらいで拭える罪じゃねえよな紫苑が玉蘭を死に追いやったというのもあながち間違いでもなさそう。
そんな感じの……色々……。

あっ転換時の「ムーーンウェーーー」の囁きが昭乃さんだったのは思わぬぼたもち。かわいい。
ぼく地球ラストまで再アニメ化してほしいなあ。
輪役は沢城さんでほぼ間違いないと見て、木蓮はまた篠原さんがいいなあとこのCD聴いて思った。それくらい好き。
しゅ、主題歌昭乃さんとは言わないからせめてラズロの部屋にサージャリムが出現したシーンは『月からの祈りと共に』のままで……!
CDそのシーンカットされたの残念だった。
みたいな夢想が広がる。ぼく地球大好きだなあ……私の人生に染み付いてる、というかぼく地球と共に生きてきている。
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by jinloturu | 2016-07-27 12:33 | その他 | Comments(0)  

期限切れの初恋/木原音瀬

最っ高……。
木原クズBLを求めて読んだら看板に偽りなし期待どおりのクズを差し出された……なんだろうこの癒しは。
案の定これも「BLを越えた」みたいなレビューついてるけど、そういうの物ともせずに今自分の書きたいものはBLでしか表現できないんだとばかりに殴り付けてくる木原さん大好き……。
ちょうど直前に読んでた別のBLが、男同士であるがばかりにちんけなプライドがかちあってどろどろになったのにとてもパワフルかつキラキラした方法で正常なプライドを取り戻しあって一蓮托生関係修復という話で「し、しんどい」と思っていたから余計に。
どこまでも噛み合わなくてどこまでもクズでエゴのすり減りあいだよ……。

ラスト、木原さんなら宇野の彼女と鉢合わせそうだなあ、鉢合わせるだろうなあ、と思ってたら最悪な形でその通りになったし、そうまでしてさえ宇野を「愛せないかもしれない」とか言う村上最高すぎて笑ったわ。


「こんなにも燃え上がるような情熱を感じるのはこいつだけだ」がさも美徳の顔をしてまかり通るBL界で真逆を行く。
雛乃へのような恋愛感情を欠片も宇野に感じないのがたまらなくリアルで……。
村上視点の宇野のなんと冴えないことか。
学生時代は村上が誰にでも分け隔てなく接しているように見えて実際やっぱり境界線があって、久方ぶりに大学でつるんでた面子+宇野で再会したときの、ノリがずれるがゆえになんとなくはぶれてしまう宇野のこの非リア感やべえ……。
宇野のこと自体社会人になってから「忘れてた」なんの慈悲もねえ!


村上が職場の先輩に相談したとき、『美しいこと』で寛末が実家の義姉に相談した場面を思い出した。
「一緒に暮らす相手は好きな人よりも楽な人のほうがいい」というやつ。
『美しいこと』ではつまり燃える恋の想い人より安心できる受けにいけ!って意味、だから今回も同じニュアンスのアドバイスか?と思いきや「受けにいくのはやめとけ」……!
そこブラッシュアップしたかー!都合のいいアドバイス→都合のいい意識変化展開ばっさり無視でとことんひねくれ読者の突っ込みを潰しにかかって有無を言わせねー!!
と思った。

だから、ラスト残りページも少なくなってあれっ別れて終わるのかなーと思ってたらこれだよ。
最後まで宇野に甘えっぱなしでその宇野が綺麗に一区切りつけてくれたのにその誠意をラスト十数ページで清々しいほど完全粉砕!!

自分から決定的に拒絶したくせに他の人のものになれば惜しくなるし宇野がどれだけ救世主だったかむごい現場に出くわさなければ気づかないし寂しいだけで彼女から寝取ってしまえるし宇野から初めて剥き身の罵倒を掛けられることで恋愛感情が芽生えるしもう……。
私は相手の気持ち一切、一切考えないクズが大好きなんだ……。
恋愛ものでは非常に使い勝手のいい「相手が他の異性と恋人然で歩いてた」展開が誤解ではなく本当に彼女で、しかも本当に彼女なのか?って宇野のこと侮ってる村上……。

そして村上だけでなく宇野も村上の気持ちどうでもいいからこそ共依存できていたエゴの関係最高すぎるわ……村上がどん底から這い出すと籠に閉じ込めておけないと焦る宇野。
初めにこれでもかと宇野のエゴを描いてくれたからこそ説得力にかなう。天使なんかいねーよ!と。
エゴの人とエゴの人の話が好き。

でも二人ともただエゴイストなわけじゃなくて、ちゃんと負い目も最低限の誠意も感謝や謝罪の心も持っているのにどうしようもない弱さがあるから憎めないんですよね。
それがないただただセンセーショナルなクズさはいらないのです。
その上で惜しみない慈悲に対して「お前は俺が好きなはずだろう?」とイライラする傲慢さの匙加減。
木原作品に特に萌えは求めてないんだけど間男修羅場村上のこの傲慢さは萌えた……。

実際のところ本当に村上がここまで堕ちていなければ絶対に交わらなかったこの関係……運命論も全否定、恋愛ものにおけるファンタジックな価値観へのアンチテーゼの繰り返しで、綺麗事につらくなったときの最大の癒し。
木原クズBLという基準で一番好きな作品かも。
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by jinloturu | 2016-07-16 06:55 | BL小説 | Comments(0)  

愛しのニコール/凪良ゆう

面白かった。好き。
けど!あともう一歩足りない……かなあ。
もうちょっと冷めてしまったニコの想いの再燃をじっくりやってほしかったかな。
冷めた展開に今後どうするのかわくわくしたから、そんなすぐに顔赤くなったりできるものであってほしくなかった。

うん……凪良さんの作品は一番好きな『美しい彼』ですらなんだかそういう物足りなさがあったからそういうものなんだろう……。
ただニコ視点だとかっこよかった榮に視点が移って急に器が割れて人間くささが露呈する構成とそれが絶妙に噛み合うキャラ造形はほんと上手いよなー。
「カード全部見せ」の榮くんめっちゃかわいーーーー。
こんな初々しいまでのゲイ自認×ゲイ自認BLあんま見たことないかもなあ。
ゲイ×ゲイってどうしても一山越えてきて多少の余裕が生まれた恋愛ものになりやすいから。いっぱいいっぱいの子たちが好きです。
いやめっちゃかわいかった。
濡れ場も長年のゲイと知れながら友達やってたふたりの初夜の空気感が出ていて。
惜しむらくは語彙があまりに貧困なことかなあ。ライトノベルにそういうこと言うまいとは思ってたけど……。
まあそれが榮のかわいさを演出していたりもするから一概にダメとは言えないんだけど。



しかし商業BL作家ならセクマイ勉強していてほしいよね!さすがに仕事にするならね!
凪良さんはちゃんと盛り込んでくれるから好き。「ノーマル」呼ばわり指摘してくれてありがとな。これ読者に向けた啓蒙よな。
だからこそこの「オネエ擬態が処世術」設定が書けたんだろう……つらい。
ホゲることこそ「本当の自分」扱いなー!好きな人が行きすぎたネタに乗っかるショックもその後怒ってくれるのもうんうん一喜一憂ジェットコースターな……疲れそう……。
このへんの設定があとに引いてくることをちょっと期待してたけどなかったな。
そしてこういう設定だからこそ「バーのママがオネエのアドバイザーでここぞというときドスを効かせる」ステロタイプにちょっとずっこけた。うーん。
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by jinloturu | 2016-07-13 02:23 | BL小説 | Comments(0)