春の呪い2巻/小西明日翔

すごいこう重たくて熱い告白だ……。
お、おう……。
呪いにしてしまうのも、呪いはなかったのかもしれないと気づくのも、結局生きて残された者の傲慢なんだよな……。
もうひとひねりあってほしかったかな、と思いつつ、まあこれしかないでしょう、という落としどころ。
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# by jinloturu | 2017-03-08 01:34 | 少女漫画 | Comments(0)  

少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録

そいえば劇場版感想書いてなかった。

あーね。
そう、ウテナと聞いて想像していたラストシーンは、こういう感じだったな。
概念を破壊していく少女革命。望みうる、求めうる、エンパワメント。
キスしてくれてありがとう~~(;_;)確かにテレビシリーズの心残りはここだったかな。"キス"(という象徴行為)してほしい。
本編三分の一ほとんどレースしてただけだった、そして勝利そのものは確定しているのに、終始飽きさせずぽんぽんいろんなモチーフが飛び交い、はらはらさせる。アニメーション。

うん。うん。そうだね。険しい道だ。誰も走ったことのない道だ。それでも二人なら。二人の力でなら声を振り絞れる。世界を革命する力を獲得し、城を、王子様を、破壊できる。乗り越えられる。
そうだね。ウテナとアンシーならば。
いいなあ。いいなあ。いいなあ。乗り越えられるだけの力を得られていいな。孤独に戦っていた私には無理だった。戦えなかった。ひとりでは乗り越えられなかったよ。いいなあ。私もそこにいきたかった。すりつぶされてしまった。希望を求めて追いすがった特別な二人がやっと破壊できる世界なんだよ。道は開いてくれたけど、絡みとられてしまう女が、ここにいてしまう。

男性表象がなるほどな、ずいぶん簡略化されていて感心した。
そうそう百合作品の当て馬問題。クズorいい人類型。
類型の根本でありながら、キャラクター性には深みがある。
王子様であることを求められて王子様になろうとしたから死んだ王子様。
王子様であるためにお姫様を必要として食いつぶし殺された王子様。
結局この蜃気楼に支配された世界では、誰も彼もが苦しめられる。生きながら死んでいく。
救いがない。行き止まり閉塞。
だから革命が最後の奇跡。最後の希望。
それがたとえ険しい道でも。

七実のネタ扱いかわいそすぎる……。
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# by jinloturu | 2017-02-27 22:01 | アニメ | Comments(0)  

僕のかわいい王子様/村上左知

わ~~~~~~!!!性癖~~!!!!!
こ、これだよ……私が求めていたのはこれだよ。


「ネコとしてのアイデンティティ」に、まず、さすが村上さんだな~~と思い。
受けにこだわる受け……相手が誰であろうと積極的選択として受けにこだわりアイデンティティにまでなっている男。
それ。まずそれ。
「男らしさ」から降りて、しかし女性性表象までは獲得せず、かわいらしい絵柄で「男のネコらしさ」を演出。

次に、千原先生という圧倒的受けを前にしてそのアイデンティティが揺らいでしまうこと。
つまるところ攻め×攻めのマウント争いの真逆。
攻め×攻めは「男らしさ」の争いであり、ホモソーシャルのそれとまったく同値。
対して受け×受けは「いかに男らしくないか」を競争していく。村上作品は、それを「いかに女らしいか」競争に反転しないよう慎重に回避している。自覚的。
あくまで「男」であることを前提にする。だから絶対自分の作品を「百合」と表現しないし、今作も例えば高森は美容は怠らないが短髪スーツ、汚部屋、そして二人とも料理下手、という設定によって、「女らしさ」を受けに背負わせないようにする。


はーー好き。
って、思ったんだけど、読み進んでいくうちに、ちょっと高森先生ネコにこだわりすぎてない……?ともやっとしてくる。
「男らしさ」から降りつづけた結果、「受け」の役割を固定化してきていないか……? それは「男"なのに"ネコにこだわる」という意味を帯び、結局役割規範を強化して、その線上には「女らしさ」規範が待ち受けているのでは……?

そしたらそんなことを思ったつぎの瞬間に「ちゃんとタチできるかな やるならちゃんとやりたい」!!!!
わーーー!!ちがう!!!受けにこだわってたんじゃない!メタで見て役割を強化しようとはしていない!タチにもなろうとしてる!!
がんばってタチをやるネコ大好き村上作品はそれ!!!

で、明かされるのは、高森先生が執着していたのは実は「役割」という固定観念そのものであったということ。
ネコならネコ、タチならタチという役割どおりのロールプレイをしようとしていたから、千原先生の存在によって混乱が生じる……。
この構図めっちゃ狂気じゃない? 攻めと受け、リバ、それぞれ役割とは「らしさ」とはなにかについて延々考察してなければこんなこと描けなくない?
男らしさを求める男を描きたくない気持ちがめちゃくちゃ伝わってくる。わかる………………わかる~~~~~~~~。

役割規範が崩壊したから、最終的に受け×受けであることを受け入れ、高森先生もネコでありながら探り探り攻めていく……。
「僕ここまで乳首感じないし」とかこの、受けだからそれを発言してしまえる、受けとしての比較を攻めている最中にさせる、こうして攻め×受けを周到に破壊していくのはいつもどおりさすがの手腕。
事後千原先生のタチ性が覗くのは、役割規範を破壊しおえたからこそなんですよ。

で、紙幅の都合上?完全なリバシーンは描けなかったから、話としては高森×千原で終わる。
だから高森先生が攻め化した、と見られてしまう可能性も微妙に残ってしまった。
しかし、それを村上さんは絶対に許さない。
番外編、「千原先生かわいくてネコの自分忘れそう」と調子に乗る高森でさえ、挿れてほしいと懇願する……こいつは受けなんだよ本人がアイデンティティ攻めに傾いていてさえ受けであることを"望んでいる"んだよ……。

性癖!!!!!
性癖……はーー、こういうリバが、こういうリバが、こういうリバが、私の求めたオアシス。ニッチ需要を満たしつづけてくれることに感謝する。
攻め役割に執着する男を見ると「男らしさ」に縛られていることにつらくなってしまうんですが、単純に男"なのに"と男らしさの反対にこだわれば男らしさを破壊できるわけではなく、男らしくなさを追求するたびむしろ無視された選択肢が浮かび上がり男らしさを強化してしまうことが往々にしてあるからつらい。
それをね見事に昇華してみせたよね最高。


ルールそのいちシリーズはもうなんか安定の萌え……。周到すぎてもはやよくわからない……リバ感覚が合いすぎる。
理央のこの騎乗位のコマの構図、実は初めて? かわいい。
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# by jinloturu | 2017-02-27 22:00 | BL漫画 | Comments(0)  

男同士の絆/イヴ・K・セジウィック

むずかしい……なにがむずかしいって、噛み砕くと「~~なのではないかと考える。この場合こういう反論が考えうるけどそういうことじゃなくてもっとこうこのへんの話が私はしたいからあそこらへんに取っ掛かりがあるんだろうなーとおぼろげながら思ってる」って、終始こんな感じで文が進んでるから。
議論に対する誠実さを求めた結果主張が曖昧に行きつ戻りつして、主張の結論を出さずに議論の展望のみ語るのでわかりにくいんですね。イギリス文化と文学からきし知らんし。
でもがんばって読んだ。面白いから。

面白いんですよ。最近フェミニズム入門書をいくつかぱら読みしてたんだけど別に私入門書いらなかった。学問が知りたかった。

簡単に背景を調べたところ、レヴィ=ストロースの、「血を存続させていくために近親相姦を忌避する、そのロジックとして血の再生産役割である女を共同体から代謝していく」という女の交換論をフェミニズムから分析した先人たちが幾人かいて、それをさらにホモソーシャルという文化のなかに読み込んで考えたのがこのセジウィックの『男同士の絆』ということ。(間違ってるかも)
「男性同性愛はミソジニーすなわち女排除の究極形態だ」という俗説を否定し、ゲイと女性の権利獲得活動を接続しようとしたと。
でも結構ゲイカルチャーって血再生産のための女体すら必要としてないから究極ミソジニーを温存してるとこあるよね……っていう実感はさておき。


いちばんおもしろかったのは、「近代社会においてなぜホモソーシャルはホモフォビアを内包しているか?」分析。
古代ギリシャなんかのホモソーシャルは少年愛文化が存在した。(日本の男色文化もそうよね)
だからホモソーシャルはそれそのものがホモフォビアを要求するわけではない。
しかし、近代(イギリス)社会においてはホモフォビアは必然的に必要とされた。なぜか。
「家父長制やそれに準ずるホモソ社会を維持するために、最小限の力で最大の効力を発揮する、男たちを統制する機能の役割、それがホモフォビアだったから」。

よく観察すると、ホモソーシャルが称揚する男の絆と、ホモセクシュアルな男の関係は非常に似ている。ていうかほぼ同じ。
似ているがゆえに、ホモフォビアはホモソーシャル統制に最大の効力を発揮した。
ホモセクシュアルだと指摘された途端に男はホモソーシャルの階級から落下する。
ホモソーシャルは、たまに気まぐれにホモセクシュアルを弾圧し、”いつその関係がホモセクシュアルだと指摘・断罪されるかわからない”状態をつくっておかなければならなかったのだ。
そうすることで、「ホモだと見なされないように振舞わなければならない」とつねに男を脅かしつつけ、ホモソーシャルを維持していくことができる。

……それだ!!!!!
もう、なるほどなーそれだーーーって感じ。
で、家父長制維持に必要な異性愛は、「ホモだと見なされないように」という隠蔽のために選択されると。
ご、合理的だ……というか便利すぎるだろホモフォビア……。
私は、例えば、ホモソ的な作品のなかで男たちが男らしさを確認したときの軽く拳をタッチしあう儀式が嫌いなんですが、今まで私はそこに「ホモセクシュアルが抑圧された姿」を読み取っていた。
言葉を交わさないで通じ合う(と思い込む)、感情を表情にあまり出さないようにする、男らしさを確認したときだけ最低限のふれあいが許される。いや触れろよ! 体全部で感情を表現しろよ抑圧するなよ! と思ってた。
しかしセジウィックはそれを、「むしろ推奨すべきホモソーシャルの絆と忌むべきホモセクシュアル関係というダブルスタンダードがあらわになる瞬間」だと言う。
ほほう……。


「女の交換論」については文献を遡りたいな。
男の絆を深めるのにどうして女が貨幣として交換されねばならないのか、実はよくわかってないなと思った。
ホモソーシャルは女を外縁化する。至上の男だけの絆を作りたいのなら単に女を排除するだけでいいのに、「寝取られ男」にさせられる危険性を冒してまで、異性愛をする。
ここもよく意味がとれなくてわかんなかったのよな……。なんで危険を冒してまで女を取り込むか。
シェイクスピアのソネット集分析は明快だった。
血の再生産のために相手の男の異性愛を望むが、「女」が実在性を帯びるようになると今度はホモソーシャルが破壊される恐怖にさらされると。
女が介入すると、男のあらゆる挙動について「女が現れたせいで堕した」とすべて女に責任を課すことになる。だからホモソーシャルが破壊されると考えてしまう。考えることになってしまう。
でもここも、そもそもなんで女が潜在的にホモソーシャルを破壊する脅威になりえているのかがぴんときてない。
女はホモソーシャルを破壊する恐怖になるか? 女は男を支配できないのに?(それを前提だと考えるからぴんときてないことはわかる)
もうちょっと読み込もう~。
これの補論的なその後の議論って体系化されてないのかな。見当たらず。
ジラールの「欲望の三角形」あたりもいくかー。

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# by jinloturu | 2017-02-27 03:29 | エッセイ・評論他 | Comments(0)  

憎らしい彼/凪良ゆう

最高エンタメすぎるな!?

まず、萌えるよ、萌える……これいちばん大事……ここさえクリアすればBLはオールオーケーなのにこんな、私の読みたかったものとか価値観に対する真摯さとか伏線のそつのなさとかキャラの無駄のなさとか、しかもそれらすべてを一定量かつBL文法に落とし込みながら濡れ場サンドも完璧な……こんな……いいのか……。

まずねなによりなにより大事なことは凪良さんのセクマイとの向き合いかたね。
これが私は読みたかったんだよ。現実にある差別とか諸問題を、説教くさくならず、萌えにくるんでコミカルに描くBL。
両親に清居の魅力を熱く語る平良、いじめられてるのか友達できたのかゲイなのかぐるぐる混乱する両親、冷や汗をかく清居。
「ゲイカップルのカミングアウト問題は繊細なんだからこんな出会い頭の交通事故みたいにやるべきじゃない」
これ!!
単に恋人の両親へのゲイバレを焦るんじゃなくて、ゲイのカミングアウト事情がいかに社会的事情の問題であるかを盛り込む、しかしそれは過剰な深刻さのなかではなくエンタメとして処理される、これが、これが見たかったんだ……。
エンタメとして処理されるからこそひねくれ読者にも届くんだもの。

あとね平良がほんとにきもいままで、しかもストーカーが高じて流血沙汰まで起こすような犯罪者ファンと結局は同根メンタルであると描かれたのもよかったな。
「そんなやつとはちがう」って言わなかった。そんなやつだからこそ清居は惚れた。
変わらない。「正しくあるべき恋人像」に収まらない。
すごいなー。
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# by jinloturu | 2017-02-12 02:47 | BL小説 | Comments(0)  

太陽の下で-真実の北朝鮮-

えっこれだけ? 言いたいことこれだけ??
二時間近くやって言いたいことこの涙だけ???

って思ったんだけどうーん。
なんかこれはドキュメンタリー=真実、という常識あってこそか。
私だって個人主義になろうとしているよ、全体主義は怖いと思うよ、だが「全体主義のどこが悪いか言ってみろ!?」って思った。言えない、撮れないのこそ怖いねっていうのもわかるんだけどうーーん。
思想統制、怖いよ、そうだね、わかりきった同じ話繰り返されてもなあ……。
こんなん自由主義国家から見た社会主義断罪映画じゃねーか、断罪するならするでこの社会のなかにちゃんと個性のある個人を浮き彫りにしようよ、作品としてうまくないよ、だから「思想押しつけ国家は悪いよね、という思想押しつけ映画」になってる気がする。
いや権力が人民に押しつけることと一ジャーナリストが権力を暴くことはもちろんちがうよ、だからそういうことで意味がある映画だっていうのはわかる、でも単なる一映画にはなれないじゃんこれ……他国からの侵害があったから極端な国家安全保障に走ったんじゃん他国が権力じゃん……。
なんだろうなあ。
うーん。意味のあるそして勇気ある行為だっていうのはわかる。
「ドキュメンタリー撮っていてさえヤラセが入る」っていう描きかたに矛盾や衝撃を感じられないだけ。てめえだって「和やかな家族写真ですね~~~……背景には金日成像が!!」みたいな演出して衝撃煽ってんじゃねーか、って私が思っちゃうだけ。批判してるつもりでいるけどブーメランなのわかってる??って思っちゃうだけ。

個人が生きてるじゃん。
あー原典サブタイにあったかどうか知らんけど「真実の北朝鮮」って煽りが嫌い。
真実、って、おおかた大衆の予想通りの北朝鮮像しかないじゃないか通念を裏切らないくせに真実もくそもねえだろって。
描き方と売り方が嫌い。
撮ったものそれそのものは貴重な資料だと思う。その編集が嫌い。
ジンミちゃんの涙で、さあ個が消されていっちゃうグロテスクさね……っていうラストっていうのもそれ自体もジンミちゃんの個を尊重してるのか?と思う。
うーーん。最後までなんとも言いがたい。

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# by jinloturu | 2017-02-12 02:46 | その他 | Comments(0)  

危険な二人/岡崎京子

時代を感じる……固定電話個人別に二台持ち……!
男、とてもクズな男、最後まで憎めないのがまあなかなかいいね。クズだ。
しかし二人とも頭悪すぎでは……?

ふたりでママになろう、は泣くわ……。それででもやっぱり結婚したりするんだけど離婚してママふたり……子供も全然受け入れてて素敵……泣くわ……。
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# by jinloturu | 2017-02-12 02:45 | 少女漫画 | Comments(0)  

彼女とカメラと彼女の季節5巻/月子

なぜかこの最終巻だけ読んでなかった。
セックスはしてもユキはあかりを恋愛対象として受け入れなかったし曖昧エンドだと聞いていたので、どんなもんかなと思っていた。
凛太郎めっっちゃいいやつだし、前巻までの展開あまり覚えてないからなんで凛太郎がだめだったのかわからないし、あかり、この人とくっついても……いいんじゃ……と、ちらと思った。
だから、ユキがイギリス行くと知って、ユキのことはいつか衝撃的な思い出として消化して忘れて「違う幸せ」としての男との結婚を思い浮かべたあかりのことも、それはそれで作品として肯定するのはありだ、と思った。
だって想いが通じあわない人と、納得した上で区切りまでつけたなら、もうそれは仕方ないじゃん。あとはないじゃん。女同士でなくても。
だからもうさーーーーその後の卒業式のあかり独占欲爆発はさ、泣くわ。
私はそうだ諦めただけだ「違う幸せ」としての男との結婚に収束する女が描かれることを諦めただけだカノカメがそうはならないってわかっていながらも私はもう自分の本当の望みを最初から無意識に殺しているだけだ。
殺さなくてもいいんだよって言ってくれる作品は救いなんだよ……。
ユキがあかりを好きになることはこれからもないかもしれないけど、三人は三人のまますくみあうだけかもしれないけど、影響を及ぼしあいながら生きていけるのなら、まあいいのかもしれない。
しかし凛太郎いいやつすぎるから潔癖だけどこれであかりとユキが通じあわないままセフレになったらおもしれえな……。
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# by jinloturu | 2017-01-29 20:43 | 百合 | Comments(0)  

東京タラレバ娘1巻/東村アキコ

こう……怖いもの見たさでついに読んでしまいました……。

結論。
うっっっっっっっっっっっぜえええええええええええええええええええええええええええええええ

想像以上にKEYがうざくてうざくてうざくてうざくて居酒屋に集まる親父もタラもレバもうざくてうざくてなんで女は結婚「できない」というだけでこんなに貶められなきゃいけねえんだうぜえ!
いや読む前からわかってたけど……だから読んだのは敗北でもあるんだけどここまで気持ちいい「ハア????」が腹から出てくるとは……。

KEYおまえなんで年上の稼いでる女たちにそんなこと言う権利があると思ってるんだ。
そしてなんで女たちもそれにあてられてしまうんだ。
つーか33歳になって初めて「あれ? 私もう女の子じゃない?」と気づく日本女がよっぽどファンタジーなんだよ。
若さと美しさが女の価値だって嫌というほど刷り込まれてきてんだよ。
KEY最悪のミソジニストなんですけどこれ絶対付き合っても精神DVかまされてごりごり自尊心削られて女の幸せとは?って結局不幸道まっしぐらになると思うんですけどつーかなんで「俺がヤりたい」って言えねえんだ気持ちわりいそしてそういう男にロマンスすら与えてもらえないで貶されたまま冷や飯食わされるように流されてヤってしまう女がほんとうにつらい……。

はあ。一息。
わかってるーーここまで言わされてしまうのが東村アキコの卓越した炎上スキルだっていうのはわかってるー。
いや、なんかさ、これで巻末あとがきで結婚すべきと思ってないって言われてもなっていうか、作者が思ってなくたって作者がやってることは俗情との結託であって結局結婚すべきって恐怖を煽ることになるそういう漫画というものの力を、なんだと思ってるんだ。
恐怖煽るだけ煽っておきながら、主体的に自己分析と市場分析して行動に移そうね!って言うわけでもなく結局受け身で据え膳男に恋愛という幻影(結婚に近づくとは言ってない)をちらつかせるこの1巻ラスト、こんな膳ひっくり返すわ。
いい発声練習になりそうだけどもうお腹いっぱいです。2巻以降はいいや。

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# by jinloturu | 2017-01-29 18:43 | 少女漫画 | Comments(0)  

私の無知なわたしの未知2巻/百乃モト

お母さん……社会からの肯定だよなあ。
湊をやわらかく縛り付けてきた母、そんな存在から肯定されちゃあもう泣くしかないよ……。
そして反対理由が「相手が女だから」だけじゃなくて父の因縁もあるからなのがいいね。
だけじゃなくて、がポイント。

1巻読んでからだいぶ経ってしまったけど晴人全然当て馬として働くこともできてなくて笑った。
ちょっと惜しい感はあるけど、百合で「当て馬の男を(脅威として強大すぎるからではなく)上手く扱えない」のがかなり新鮮。
敗北……女の人生をひらいて動かしてくれるのは女……!!
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# by jinloturu | 2017-01-10 20:49 | 百合 | Comments(0)