ブレードランナー

新居昭乃課程選択科目を履修した。

SFだと思ってたのにサスペンスホラーだった……?

人間とは?ロボットとは?存在とは?人とロボットの境目とは?
SFに期待するのってそういう哲学なんだけど。
うーむ期待はずれ。
古典だなって感じ。歴史に耐えうる名作というわけではなかったか。
原作はもっとSFしてるらしいが。
どちらにせよ主人公が体制側というのだからたぶん私の期待してたものはあさっての方向っぽい。

こう……じかに肉体を痛めつけていくシーン見れないんだよ……つらい……。
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# by jinloturu | 2017-09-16 18:58 | その他 | Comments(0)  

結城友奈は勇者である

なんで誰もこれを私に薦めてくれなかったんだ!!
戦う女の子……
泣いてわめいて打ちのめされて、どうしようもなくって泣きながら立ち上がり咆哮する女の子を、私に!


夏凜ちゃんの雄叫び……
怖くて震えてもそれを押さえつけての雄叫び、勇者部五箇条を振りかざした彼女が、もうね、すき……。
あと風ちゃんがすき……。
なにもかも背負い込んでしまう、まだ中学3年生なのに「樹さんの保護者」をなんの抵抗もなく聞き入れてしまうから感情の堰が切れた涙が光る。


切れなかったんだよな友奈ちゃん。
なんでもポジティブに捉える友奈ちゃんはつらくもあるけど救いにもなる。だから簡単には戻れなかったんだけど。


まどマギフォロワーでありながらまどマギを求めると肩透かしを食らうみたいな情報はおぼろげに知っていたので気をつけてたのですが、あまり気負うことなく楽しめた。
日常回がたんまりあるのってありがたいじゃないか……一粒の緊張感をまぶした日常回って見ていたいじゃない。
まどマギの残像が重ならないほどの月日が経っているしね……TVシリーズ5年以上前なんだな。


最初車椅子に乗るキャラが特に説明されることも気にされることもなく自然に手助けされてバリアフリーに生活している!すげえ!と思って。
東郷さんが「変身時のみ立てるようになる」だったら嫌だな立てなくなっても動けることを証明してほしいと思ったら脚で立たないデザインですげえ!!!と思って。
だから車椅子であることに意味付けをしてほしくないと思ってたのよね、8話はラストまで乃木園子が東郷さんと関わりがあったなんて気づけなかった。
8話の衝撃な……忘れている記憶への思い。さびしさ。
と思ったらタイムリーに秋から鷲尾須美は勇者である放送するんかーい見なきゃ。
「食事が豪華だったのは労いじゃなくて供物」とかこっええわ……。

まあ「身体機能の欠損」はどうしても「絶望」の道具として扱われるんだ、とは思ったが。「完治すべし」なんだなとか。


樹ちゃんの「勇者部に入らなかったら歌いたい夢も持てなかった」という肯定はなんか……そうだよなあ……と。
東郷さんの絶望だって深いでしょう……友奈ちゃんの勇者力に救われてしまったけれど。
システムを変える力などない。
女の子が犠牲になりつづけるシステムが存続するのはやはりどうかと思う。
ていうか、今後またバーテックスが現れるとしたら、どう考えても後輩じゃなくてまた勇者部の面々に白羽の矢が当たると思うんだけど。機能を失ったまま。
来期には記憶を取り戻したわっしーと乃木ちゃんの再会が見れるのか。
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# by jinloturu | 2017-09-16 18:57 | アニメ | Comments(0)  

銃座のウルナ1-3巻/伊図透

なんだこの胸苦しさは。
取り立てて奇抜なことをやってるわけではないのにぐいぐい読ませる。
面白い。

雪は閉塞をもたらす。
女部隊は辺境を表す。
トロップの平和さがそれらを引き立てる。
世界から隔絶された地でしかし閉塞感を打破するために戦うのではない。
だから胸苦しい。
その先にはなにもないから。
むなしさでもない。辺境までウルナは自分の足でやってきてカレットとふたりだけの楽園を築いた、流れるままに迎え入れられたから。
救済のための楽園ではなく、だから死守すべき花園にはならず、失うとは思ってなかった。ウルナがトロップを簡単に捨てられたのはそれを失うと思ってなかったからだ。

ヅード殲滅戦前夜、ここだけは、ここにだけは男が来ないでくれと願った。
男が乗り込んできた、辺境だった女の園が初めて男に踏み荒らされる、(構造として)世界の中心地になる。
乱交が、そのなかにレイプもあった、ウルナとカレットの秘密基地を浮き上がらせるための男女セックス。
翌日あっさり男に侵入されてしまうのもあの夜を際立たせることになる。幻のような淫靡。

そうなんだよなーカレットさんまじかーここで死ぬかー……。
犬とカレットさんを殺したヅードはラフトマの愛人……?
画的な衝撃を選ぶなら首をはねればよかった。
しかし肩なんだよな。肩で死ぬんだよな。
これはヅードの倫理観と覚悟の弱さを表現しているんだろうか。
世界の秘密を知り加担し秘密基地を失ったウルナは辺境の地でどこまで自己を保てるのだろうか。
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# by jinloturu | 2017-08-27 16:41 | その他漫画 | Comments(0)  

君は夏のなか/古矢渚

ずーっと読んでる。
真骨頂だ。
夏と男子高校生相性よすぎでしょ。

相変わらず要素の調理がめちゃくちゃうまいんだよな~。
場面チョイスがドラマチックで素敵。
雨のバス停という王道であーだから好きになったんだなあいやそりゃ好きになるよ~っていう納得と気持ちは充分伝わってくるのにどこかでセーブかけてしまう
空気感、一描写一エピソードから伝える説得力が高いんだよな。
渉が佐伯を好きになってく過程も。

ナンパかーわい~。
受けのことが好きすぎるのに自分に自信がなくて自己完結しちゃうけど許されるならばいつでも受けに触れたいし気持ちを表現したい攻め大好きだよ……。
じっさいエロは見たい。二次創作では描いてるらしいんだよな~。
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# by jinloturu | 2017-08-27 16:40 | BL漫画 | Comments(0)  

男の絆-明治の学生からボーイズ・ラブまで-/前川直哉

意外とジェンダー論初学者に向けて書かれてた。
セジウィックの論が難解だったからかな……。修論下敷きというのもあるだろうけど。


そうそうー!
「昔の日本は同性愛に寛容だった」論イラッとするんだよ。
ホモソ下位への搾取と対等な人間関係の区別がつかないのかと。
別に……いまの同性愛者がみな対等関係つくってると思ってるとか対等信仰したいとかじゃないんだが。

まああと教養のない頃は同性愛差別の原因はキリスト教の流入だと思っていて、次に性科学の流入だと思ってたけど、そうじゃないんだとわかってからは明治日本の流れを知りたかったのでようやっと読めた。


男同士の性行為が硬派学生のものから軟派学生のものへと変わっていった経緯とか、結局人間意味づけによって言動が抑制されるよなと。


あーあと近代家族観=伝統論もうざいよね。
いかに明治期女が家庭に押しやられていったかとか、高度経済成長の波によりそれまで少数だった外で男が働き女が内で子育てする家族が急増したとかわりと初めて知る知識だった。

これ書き足そうかな。
「外で社会を生きる男は友を想う気持ちが強いが内で家庭を生きる女はそれが薄い」とか百合オタ的には腸煮えくりかえるぞ。


それら偏見を破壊する著作と見ればたしかに初学者にこそ薦めるべきなのかもしれないな。


BL論的には物足りなさすぎるけどまあそれが主題でないし。
論に持ち出すのがグリーンウッド(のみ)っていうのはチョイスそこか~って感じだけど当時はそこまでのインパクトあったのかね。いや面白いけど


後輩が電車で女学生と話して笑っただけで「女子に歯を見せるとは何事か」といきなり鉄拳制裁する硬派学生、という例示にめっちゃ引いた。
あああの手の保守的価値観人間の自己と他者の同一視ってこういうことか(いやここまでじゃないけど)……おっさん価値観だと思ってたけどおっさんも若い頃があったんだよな……って妙に実感する。
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# by jinloturu | 2017-08-27 16:39 | エッセイ・評論他 | Comments(0)  

マギ33-34巻/大高忍

おお……運命をドストレートに問いかけてきた……。
力ではなく役割分担することが運命への対峙法になるってどういう意味になるんだろう?
ソロモンのやったことも悪ではないか、にアラジンの運命観はどう答えるんだろう、エゴにしかならないのかな。

なんかね究極エゴにしか辿り着かないんだよなと。
シンドバッドにしろアラジンにしろアリババにしろ。
「俺がしたい」「俺が嫌だ」。
個の重要性を説くからエゴがいちばんの説得力になる。
これがいつまで新鮮さを保って欺瞞にならずにいられるかには興味ある。
実際わりとマギ的全体主義観は私の本心で欲するところに近いので(と言ってしまうのも語弊があるけど)それを否定したあとの構築は相応の納得を望んでしまうな。
いやモルジアナの個の喪失をてこにしたことはすごくよかった……。
「いっぺん死んでみてから生まれ直そう」的時代の社会批評誰かやって。

4人でシンドバッドに立ち向かう、思想とか気とか合わないかれらがかれらのままで共闘できるのはよかった。
大同団結の理想形というか。大同団結志向足りないよね……。
せっかくいい作品なので民主主義信仰をもう少し削ってほしいなー。
安易に「バカで煽動されやすい大衆」を出すのは信用できないけどこの作品なら真っ当なさじ加減でそのへん描けると思うんだよな。

不意打ちでシバがワンカット出てきて泣いてしまった。背負わざるをえなくてでも明らかに器でなくて倒れていったあの子の魂がそれでも生きてるんだよ。
シバが象徴するのは母性ではないところが本当に……周到というか……父的な描かれ方じゃん。そういえばアラジンは父を殺さないんだなー。
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# by jinloturu | 2017-08-27 16:36 | 少年漫画 | Comments(0)  

AIの遺電子6巻/山田胡瓜

この作品のなにがいいって家族観だ。
「本物の母が三人いる」とか「洗脳しても努力なしに仲のいい夫婦にはなれない」とか「それが子供のためになるわけではない」
とか。
唯一2巻あたりの「いくらでも容姿のいいアイドルは作れるから差別化競争が激しくなる」には疑問を呈すけど(整形が忌まれるのと同じできっと「本物の人間であること」に価値が見いだされるはずなので)それ以外の価値観だいたい安心感が強い。
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# by jinloturu | 2017-08-27 16:35 | ショート・ギャグ・短編集 | Comments(0)  

出口ゼロ14巻/瀬田ハルヒ

うーーーーーーーーーん。
お、おう?


ロマンス……ロマンス……。
ロマンスの敗北と読み取ることは可能ではあるんだよなあ。
咲良が最初に想定したほど物語の中核に存在しておらず結局は夕日とゆみかの話であったわけで。

だからキスしたんだよな、咲良が夕日に侵入するための唯一の見せ場なんだよな。
その程度に堕した男女の恋愛を、私は肯定できるか?

やーなんかわからん。
愛子ですらなくなったゆみかを前にして百合を……
いや百合ではあった……確実に。
しかしゆみかが想像以上に異次元すぎてな。
これまでとこれからにもっと描写がさかれればまた違うんだけど。

夕日に救われてほしいんだよなあ。

夕日は確実に私の大好きな大好きな少女漫画主人公でした。
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# by jinloturu | 2017-08-27 16:34 | 少女漫画 | Comments(0)  

2DK、Gペン、目覚まし時計。2-5巻/大沢やよい

なんかどうしてもカプは固定で拝見したくなっちゃうので、あらゆる百合の可能性が広がっていた本作については意識的に奈々美とかえちゃんびいきにならないよう調節していた。
だから葵さんが奈々美にキスしたとき拳を振り上げWINNERRRR!!!と天を仰いだ。
固定にならなくてよかったー!

でも恋心を自覚した奈々美ちゃんがかわいくてかわいくて!
かえちゃんの憎めなさとかこの子はこういうキャラなんだろうな~ってキャラの立たせかたがうまい。
新キャラもすっと入ってくる。


だからなー、もう一声ほしい!
恋由姫ちゃんの過去エピソードとかめっちゃよかったんだよな~没入できた。
「オリジナルで投稿もせずにエロ同人描いて即物的に客集めてる劣等感」とかこのディティール……完全に同人文化でしか伝わらねえ笑
ほんと恋由姫ちゃんの太り方がリアルでそのへんの生々しさが没入をつくっていた。


つなぎさえ……つなぎさえよければ……!
ひとつひとつの点がすごくよいのでそれをつなぐ線をもう少し丁寧に描いてくれたら安心して萌えることができる。
恋由姫ちゃんとかあれマジ告白だったの?って驚くわ。
あと葵さんと奈々美の後輩ちゃんのフォローなくていいよ……奈々美とかえちゃんのてこ入れだけの存在にするにはもったいないなあ。
出てくるキャラがだいたいみんなレズなのは最高、もっとやって。
少女漫画が自然にやってきてBLが踏襲してきた道。
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# by jinloturu | 2017-08-27 16:33 | 百合 | Comments(0)  

有頂天家族2

日々の癒しだった。
矢二郎推しなのでいろんな化け姿が見れて嬉しかったし旅立ちわりと本気でさびしかった。
鬼とか地獄とか将棋の駒とか虎とか将棋盤の虎歯形とか叡電とか次から次へと飽きないポップな画面。

ごりっごりの家父長制を特に疑うこともなくやってのけるのを素直に見れるのはごりっごりだからですね。
賛美ではなく清濁あわせもつ日常。
根底にあるその設定がしがらみを生み波乱を起こしそりのあわないたぬきとも血縁者だから切り離せないし逆に家族の連帯というしがらみで良い感じにまとまる。

偽右衛門の立会人を受け持つ天狗のメンツとか泣けるほどどうでもいい……どうでもいいのにそれが彼らの生きる術なんだ。


通行人から画面端の街角を通りすぎるバスにいたるまで細部のモブが動きすぎて狂気……一人一人が生きている……そしてもはやどうとも思えなくなる視聴者としての慣れもこわい。
人間が生きている世界と重なっているという説得力のためだけに、しかしそれがこの作品にとって重要な要素で、狸と天狗と人の違いはまったくあやふやでありながらこれが狸というものなのだと納得感が生まれる。
愛はエゴなのだ淀川さん好き。
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# by jinloturu | 2017-08-21 22:41 | アニメ | Comments(0)