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懲役339年/伊勢ともか

面白かった!
内容的な面白さもさることながら、まず、やはり少年漫画は「輪廻の受容」ではなく「運命の破壊」に走るんだわ!という前世ものとしての面白さ。
「輪廻の受容」を少女漫画的要素のひとつとして捉えていた私の考えが強固になった。
前世もの作品漁り、一昨年あたりにちょろっとやってやめてしまったけど再開しよー。


1巻のラストがあまりに救いがなくて衝撃だった。生まれ変わってまた会おうとは言えない……。
のでエピローグは思わず泣いてしまった。
この作品だからこそこういった手垢まみれのラストの再構築ができる……。

五代目ハロー無双。かっこよすぎる。
「人を殺せない」チンピラだったのが真実を知って怒りで立ち上がる瞬間最高だったね。
「ハローの生まれ変わり」でないと自分を保てなくなるその心理もぞくぞくする。
最期……最期お前……。
オレンジマンの焦燥感もわりと好きよ。結局現世で成すことがすべてだよっていう生の理論ね。だからこその死への焦燥がね。

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by jinloturu | 2016-01-14 18:46 | 少年漫画 | Comments(0)  

ピクシーゲイル1,2巻/宮下未紀

2巻完結だと思ったら続刊だった……でも出るのかこれ……?

描写不足の凡作って言っていいですかね……。
キャラはテンプレに当てはめているだけで魅力を感じられず。
たしかに性別とか拘ってない感じ「女の子なのに」とか一切出さない感じは楽だけど。
心臓移植した理由もわからずどれだけ重い立場を与えられたかもわからずなんとなく心臓目当ての敵に憎まれて巻き込まれているだけ……よくわからぬ。
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by jinloturu | 2016-01-09 20:48 | 百合 | Comments(0)  

明日の君に花束を/片倉アコ

うーん。
全体的には微妙……。
不倫百合は大好きなのですけれども、もっと千歳さん側の心のほつれが見たかったなー!
結婚で名字を奪われ出産で名前を奪われ……のところはぞくっとしたけど。
背徳感はいらないからもっと耽美がほしかった。
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by jinloturu | 2016-01-09 20:48 | 百合 | Comments(0)  

先生の白い嘘4巻/鳥飼茜

切れ味よすぎだろ……。
なんか抉られるというよりしっかり研がれたナイフですぱっと斬られてるような気がする。
切れ味、よすぎる。


自立してしっかりした綾がレイプされそうになって失禁とかなんなのよなんなのよこの展開……。
どれだけ強くても「女」というだけで簡単にひっくり返されてしまう……。

早藤いっそう得体が知れないけれどもレイプ魔がモテて子供まで作ってんだぜ……そして子供ができて吐くっつー……。
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by jinloturu | 2016-01-09 20:47 | その他漫画 | Comments(0)  

ラストゲーム9巻/天乃忍

うーむかわいいな?
でも本当別に柳をかっこよく描かなくていいのに……。
そこだけキャラが乖離している。
外堀埋めていってるのに「これでフられたら」とふとぞっとする柳うける。
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by jinloturu | 2016-01-09 20:47 | 少女漫画 | Comments(0)  

新米姉妹のふたりごはん1巻/柊ゆたか

かっわ……いいな。
これは良質な百合……。
無口だけどお姉ちゃん大好きな新米妹、素晴らしい。
王道でありながら近づいていく初々しさがいじらしい。
料理もめっちゃおいしそう。
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by jinloturu | 2016-01-09 20:47 | 百合 | Comments(0)  

弟の夫1巻/田亀源五郎

あ~わかる。時代に必要な漫画。
田亀源五郎、ついったーではよく見かけるけど実際よく知らないのよね……。

差別よくないってわかっているけどつい偏見を持ってしまう人がそれを改めていく漫画。
だからまあつい偏見を持ってしまう人が読むのはいいかもしれない。
でもまあ私に必要な漫画ではない(こういう漫画があることで救われる時期でもない)ので別にいいかな……という感じ。
どこかのインタビューで言ってた、「男体の着替えやシャワーシーンを描くことで、普段女体の性的描写を何気なく受け入れている人たちに対して男体が客体になりうる衝撃を与えたかった」みたいな話は面白いな。
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by jinloturu | 2016-01-09 20:47 | その他漫画 | Comments(0)  

あの娘が海辺で踊ってる/監督:山戸結希

2014年初頭『5つ数えれば君の夢』でがつんとやられて、年末『おとぎ話みたい』追って見れて、しかしこれだけはどうにも見る機会がなかったんだけど、やっと見れた!
そして期待どおりの作品!!


なんつーか、ド直球に山戸結希。
取り繕うことがない分むき出しの思想という臓器が転がってる。
すり減らしたい。
消費されることですり減っていく。
思うけど山戸作品の少女たちって「見られること」の自意識爆発させているのが特徴だけど誰もこじらせてないんだよな。
誰に見られたいか誰に見られることになるかはっきりしてる。(唯一『5夢』の宇佐美は少しこじらせているかもしれない)

「依存で何が悪いの」
ここ最高すぎる。
「依存のほうが愛し合うよりもむしろ強く繋がる」
わかってないから依存でダメになる、わかっているならいいんだ。
それを確信している舞子好きだー。


うわって思ったのは舞子の悪評を聞いて、「まあ……」と返す菅原……。
穏便であること。仏であること。舞子と一緒にいること。
どうして決別しようとしたのだろう。
古野の三味線で踊り子するって言い出したのってあれ決別宣言同様だよね?
もはや自分の望みと舞子の望みが決裂してしまったから送り出すのがベターだと思ったのだろうか。


最後に「お前もやっと気づいたか、恋心に」がくる、あああれを恋愛として規定してしまうのか、と残念に思ったのだが、
「菅原は私の恋人だから」
「レズなの?」
「比喩も通じないの」
これがあることでこの「恋心」を「比喩」として解釈することを許される。
取り残される悲哀かー……。



もうねー、構造だけを見るなら百合の安穏閉塞世界を男の乱入によって破壊される失恋ものだからそのステレオタイプは本来いらっとするんだけどね。
そこに「見るも無惨な少女の消費」が絡んでくるともうぐさぐさですわ……。


しかしこの作品それ自体がどう消費されているかを想像すると憂鬱だな……まあ想像で語るのはよくないですけど「見られること」の自意識それ自体が痛々しいという見方はやだな。

舞子が象徴しているものが「処女性」だということで男性文化人が「セックスを拒みながらも望む」と評していてうっっわーーーやだーーー!!と思ったものです。
あれで舞子の本心は望んでいると!?

……山戸監督自身は各々の解釈に任せると言ってくれるし私は私の解釈で「セックスを渇望する処女」という見方を否定しよう……。(私の中で、ね。それが間違いだと言ってくつもりはない)


舞子は「女体は消費されるべきものだから美しい容姿を持った自分は正しく消費されなければならない」と考えている気がして。
そしてそれが自分をすり減らしていくことだと知ってるし消費されることは汚されていくことだと思ってる。
だから菅原が汚されるのが嫌だった。

でも菅原の躍りが古野に見られ「孕んで」しまって「流産」も失敗しもうあとは菅原がすり減らされていく一方で。(と舞子は思って)
だから一人で東京に。
菅原が消費しつくされていく絶望によって、ならば絶望の上塗りをと自傷するためのデビューなのだ……。



ってことだよね?!
エンディングめっちゃつらかったな?!?!

……タグ、「すき、印象的」をつくってよかったな。「すき」ではないもの。




追記。
あの娘新聞を読んだ。
監督、ミソジニーを内面化している人だ。やっとぼんやりしていたものが繋がった。
舞子は「消費されるべき」ではなく「消費されてしまうもの」という絶望と諦めを抱いているのか。
ミソジニーの内面化は本来苦しいだけだ。ほどかれるべきものだ。
しかしその苦しさがこんな芸術を産み出すのなら私はそれになんと言えばいいんだろう。
踊らずにはいられない。
セックスに自分の心が惹かれてしまうのではない。「カスタマイズ」されているのだ……。
と、考えてしまっているのだそしてそこでは女同士のホモソーシャルなどあまりにもろい。
そう確信してしまっているからこそ、ミソジニーを甘受しているからこそ、女同士の関係をもろいものにしておきたい男性層にもウケることができた、届くことができたのだ、と、邪推する。

友情以上恋愛未満の女同士の濃い関係、だなんて百合文化に浸かっている私からすれば日常であり王道なんだけど、そうとはしていない文化圏もあるんだなあ、と思った。

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by jinloturu | 2016-01-01 15:24 | その他 | Comments(0)  

にゃあと鳴いたら/村上左知

っあーーーー!!!!!
リバだーーーーー!!


さいっこう。さいっこう。
……さいっこう。

本当ここまで私の性癖に合う作家さんこの人しかいないよ……。
受け×受けのリバ。最高。

しかも半年前出した単行本が絶対リバだと思ってたのにリバじゃなくて落胆してたところにこれだったから狂喜度上がる。
ルールそのいちシリーズ以外でガチリバ初めて見たんだよーー。

「俺を抱けるの?」
「わからないけどやってみる」

見たかこれが受け×受けの醍醐味だよ本当に私のツボわかっているよ大興奮だ。

散々ルールそのいちシリーズでリバをねちこく描いてきてまだこんなリバのバリエーションを……。
このシリーズがまた収録されてるのも嬉しいし一冊で受け×受けリバが堪能できるなんて贅沢だなあーーー。



だったのだけども、なんか最近シナリオに無理やり感が出てきてるのが気になるところ……。
もっと萌えることできたと思うんだけどもったいないなー。
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by jinloturu | 2016-01-01 15:23 | BL漫画 | Comments(0)  

イエスかノーか半分か/一穂ミチ

面白かった~。軽快で。
前半のじりじり都築に惹かれていくところの雰囲気が好きだな~。


でもこう、いつも優位に立っていて、自分の弱さも全部受け入れて完璧な余裕ある攻めは好みでないので残念……。
「うるせーな、愛してるから黙ってろ」
「嬉しくねぇ……っ」
は好きです。ケンカップル。

あと国江田が素を出していくことを是とするのではなく二重人格のままでいいとするのも好き。
そしてその理由づけを自分だけが知っていたい、に寄せるのも。
だからこそ後輩にバレたときは嫉妬展開わくわくしたけど期待どおりにはならず。

職業もの要素も面白い。
見せ場の政治討論、なんかこちらまで熱くなってしまった。
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by jinloturu | 2016-01-01 15:22 | BL小説 | Comments(0)