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柘榴姫社交倶楽部/水城せとな/樋上公実子

こういうテイストが好きな水城さん、安心する。
ていうかリアルとファンタジーの変遷が面白い。

リアル世界の中にファンタジーを持ち込む期(昔のBL)
→リアルとファンタジー同居期(放課後保健室、黒薔薇アリス)
→ファンタジーの中にリアル世界の混入(今作)


ここ数年リアル路線のみだったから反動でファンタジー書きたくなったんだろうな~、って思ってたが、それだけではなかった。

お伽噺を脚色して、王子の浮気だの一思いに殺せだのガラスの靴の指紋採取で捜索だの、ブラック系。

永遠の愛を露ほども信頼せず、それ以前に人間を信頼せず、個人の利益をこそ追求し、お菓子で特別に幸福を得る。
如何にも水城さんだ~。
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by jinloturu | 2015-04-26 21:53 | 小説 | Comments(0)  

境界のないセカイ1巻/幾夜大黒堂

いやはや出版されて良かった。
セクマイ界隈では連載中止になる前からちらほら話題になってたけど読んでなかったのよね。



ただ何が問題とされて連載中止になったのかすっかり忘れてたので、ふつーに読んでて5話、「人間皆恋愛する」「女になったら男と恋愛する」価値観には引っ掛かりを覚えたよね。

しかしこんくらいの表現、世にいくらでも氾濫してますからね。
いちいち抗議出せるレベルの数ではないんですよ。
せいぜいこうしてネットで感想書くくらい。


この程度で(この程度、じゃなくてもだけど)「自粛」されてしまうのは、こわい。
このブログだって、ハイコレサベツ~って手軽に垂れ流してるもんな。
別のブログでもまとめて紹介してたりするもんな。
隠れてやってるわけじゃないから、供給側の人がたまたま見かけて、「自粛」してしまう可能性もあり得るわけで。こわい。
こっちはこうしてネットの隅で指摘することも単に娯楽の一種だったりするんですが……。

むしろこの程度の描写が問題であると気づけたマンガボックス、凄い。
だが、対応が最悪すぎた。
作者の提案通り中和案でも織り込んで自覚的であることを仄めかせば、私もふつーに読んでいても却って褒めそやしたろう。
いずれひっくり返される安心感があるから。(この騒動で作者の意図が開示されたから、今私は安心感を得たまま2巻以降読み進められる)
でも事なかれ主義の全部削除は日本企業の悪癖だよ!



さて内容なんも語ってない!
お色気ありのラブコメ普段読まないからわりと新鮮。
それでいてTG問題社会問題を忍ばせるの、上手いな!
中々画期的。
重苦しくせず描ける時代が来たのだ。嬉しい。
「重苦しい」問題提起の作品だと、どうしても読者層が限られてしまうからねー。
そして何気なく「女同士でも胸揉まないよ」ってコマがあったのも好感。
薄っぺらい描写で済ませる気がないのね。
今後がとても楽しみ。
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by jinloturu | 2015-04-26 09:36 | その他漫画 | Comments(0)  

Honey Bitter11巻/小花美穂

えーー!
ヤっちゃうのー!
待ってわけわかんない。
ちょっとキスしたくらいで、ちょっと気持ちが揺らいだくらいで、貞節破ったと思い込める思考がわかんねえ。
いや、まあ、わかるっちゃわかるけど……珠里の性格だと。


なんかなー。
テロが描きづらくなった、ってところは、今後出版社の采配はともかく、小花さん自身の自粛の心配はしてない。
描きたいことを曲げる作家ではないから。
でも凄く深刻な展開なのに惚れた腫れたうだうだやってるからいまいち重さ伝わってこないのよ……。

結局テロ阻止よりも吏己が大事なんね……いやうんそれでもいいけどそれなりの描写しようぜ……って。
なんかトラウマ元凶に抱き締められたり優しくされたりしてほだされてるだけじゃーん。と。
陽太かわいそすぎ。

4巻面白かったのにな。12巻は対テロ展開の緊迫感期待している……けどこの様子じゃ無理かな……。
折角小花さん最後の漫画作品になりそうだから面白い!って思って見届けたいのにな。
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by jinloturu | 2015-04-25 23:27 | 少女漫画 | Comments(0)  

となりの関くん7巻/森繁拓真

すき。
横井さんノリノリすぎる笑
どんぐり遊びのおままごとする中学生……微笑ましすぎる。
あの条件下での怪獣映画の脚本完成度たけえ。
サンタ笑ったwww誰ww

なんかジェンダー固定が厳しくなってきた感あるの気のせい?
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by jinloturu | 2015-04-25 23:26 | ショート・ギャグ・短編集 | Comments(0)  

いとしの猫っ毛4巻/雲田はるこ

安心安定の猫っ毛。まじで老後死ぬまでを描いてほしいです。

小樽篇の深みがとことん活きている4巻だ。
清水さんの元彼の話、わりとあっさりいって驚く。
でも「たられば」話で暗い描写しないとこ、好き。
そして恵ちゃんの一喝、頼もしいよー。

恵ちゃんちが修羅場らない、おおらかな家族なのは読者も、みいくんだって想定できたはずなのにネガティブ想像の「生きててごめんなさい」はわりと重いよなと。
美夜子さんに思いっきり拒絶されたトラウマがな……。
それもふわっとくるっと包んで家族として受け入れられるのあったかい~安心する~。
それが「お年玉」っていうのも良い。

主導権をどちらともに握る、それがリバだ!
そーよー固定だと何故か受けが完全受け身のマグロだったりするからなー。そういう融通きくところがいいよな~。


オコゲはわりと嫌い……。
そんな「アナタを消費してます!」って表明を芸能人でもない相手にするなよ。
まあ、この作品ではそこまで拒否感ないけれど。
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by jinloturu | 2015-04-25 23:25 | BL漫画 | Comments(0)  

閉鎖病棟/帚木蓬生

つまらなかった。
ただただつまらなかった。
淀みない、起伏のない、余生を過ごすだけの、日常。

解説読んだら「精神科の患者がわたしたち以上に純粋でまともな心の持ち主だということに愕然とするかもしれない」とあって、なるほどそういう小説か、と。
そんなの!知ってるよ!!

「フツウじゃない人」が「実はとてつもなくフツウだった」ことにいつまで驚き続ければいいの。
そういう偏見を自分が持ってることに気づけない人間は幼稚だよ。
みんなフツウでフツウじゃないんだよ。

つまり私には必要のない、私向けではない小説だった。


それでいて重宗が異常者として描かれ他の患者と分断され忌まれているから、テーマ通じなくね?っていう。
重宗さえ掬い取ってこそ「やさしい」物語たれるでしょう。
むしろ純粋でまともな弱者像という偏見を助長し、そうでなければ殺されても已む無しとめちゃくちゃ差別してんじゃねーかと。
差別によくあるパターンそのもの。
あほらし。


極めつけに何だあの島崎さんの意思完全無視の殺人。
仮に「殺してほしい」と思ってたとしても本人の意思確認しなきゃ更に悪い結果だったろう。
あれだけで立ち直れるっていうのが欺瞞。
メンタルケア最優先してくれ。
あの時代に適切な機関があったかはともかく。
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by jinloturu | 2015-04-23 07:29 | 小説 | Comments(0)  

ブロッサム・ピリオド/嶋二

とても!良かった!
久々に「当たり」と思える構成のBL。

ふとした表情とか、期待が叶えられる瞬間とか、じりじりの空気感とか、好き。
度々繰り返されるスキンシップや腕掴む瞬間が、感情に触れてくるなあと。
表に出さないけど凄く阿部のことが好きで執着してたまらない三津屋がいとしい。
そしてわかってないながらも阿部はきちんと埋めていく、その報われ方、弱いです……。

「わからないけどわかりたい、淋しいだけだろ?」
の、なんか陳腐であっさりしたクライマックスは拍子抜けだけど、それを補って余りある。
そして脆さの残るラスト。
離れないであげてください。
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by jinloturu | 2015-04-23 07:27 | BL漫画 | Comments(0)  

DOMINO2巻/遠野ノオト

つまらない、よね……。うん。

設定は嫌いじゃないんだが、話も嫌いじゃないんだが、いまいちぱっとしない。
超能力がそんなにダメなのか?って理由も判然としないので佐伯さんの重い苦悩も見えず。
つばさちゃんかわいい。
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by jinloturu | 2015-04-23 07:25 | その他漫画 | Comments(0)  

ぼくらの/鬼頭莫宏

アニメ版を先に見ていたけど、わりとどちらにも長短あるものだなあ。
初期の恐怖煽りワクの死亡シーン、断然アニメのほうが好きだ。ナカマの膨らませ方とか。

とはいえ「誰もが主人公である」というテーマ全面推しのこちら、すごく素敵。
wiki見てキリエの結末は知っていたけど、このテーマの流れの中にあると一層響く。
この作品の本質はキリエと田中さんの会話の中にあるのだと。
キリエ、モブ顔だらけのあの中でも雑魚モブ感漂うキャラデザだからね。大好き。

チズちゃんーー!!
びびったー!カコ故意に殺すと思わなかった……。
悲惨さはそちらのほうがなくなるふしぎ。
無条件母性にはうんざり☆

核だハワイだ特攻だ自決だって……なんだそのてんこもり……。

アンコがパパを見てたから……って言って死ぬところ、好き。
しかしアニメと違ってアンコ安っぽい恋愛展開なしかーよかったーって思ったのに、唐突にマチがウシロに告白して笑いましたね。
あの恋愛要素の必要性???


そして最後……「誰もが主人公である」「守るべき世界」を煎じ詰めてのあの虐殺……やられましたよ。
これは、ほんと、言うことない。
そうまとめてくるか、と。
後味がいいわけではないけれど、苦く、引き込まれる作品でした。
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by jinloturu | 2015-04-18 16:33 | その他漫画 | Comments(0)  

終わりのセラフ7,8巻/鏡貴也/山本ヤマト/降矢大輔

あ、これ面白いわやっぱ。
最初の吸血鬼に奇襲かける直前の異様な緊張感、これ、なんだろう。
すごいわ。
まだ絆は弱い。けど思いは人一倍。熱いよね。

でも遅刻の背景「ちょっと置き去りたのしい」でいいのかよ……。
後で怒られて引きずるんならギャグにするなよ……。

ミカのヤンデレ具合潔すぎて笑う。
幼馴染みとか執着とかはいまあ軽率に……。おかしいな6巻までは普通にスルーできてたのに……。
安直すぎて悔しいし“ソッチ系”をギャグ扱いしてんのにBL要素あれば釣られるだろうと侮られてるみたいでムカつくから踏みとどまったわ。
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by jinloturu | 2015-04-18 16:32 | 少年漫画 | Comments(0)