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少女漫画ジェンダー表象論/押山美知子

男装の少女考察。面白かった。
サファイアの男性性は表面行動に限られ、男性と明確に差異化する女性性の表象が瞳であり、そしてサファイアの本質は「目」=女性性であった、と。
オスカルが中性的な容姿でいられたのは顔の記号の発展によるものだとか。
オスカルの死によって制度に縛られない純粋な精神性を獲得したっていう考察、感動したけど、考えてみると死によってしか「女性身体」に付随する制度は解放できないって惨いよな……。
ベルばら読み返したくなった。

あと桜蘭高校すごいな!!
そんな意図的なジェンダー撹乱してたんか。ヒーローが泣き虫?とか。
あと特に理由もない男装って確かに今だからできることだよね。いいね、漫喫でパラ読みしてみようかな。

ほーほけって確かに厳格なシスヘテ世界ですよね。
なんか水城さんがBL描きだからってのと読んだ時今ほどセクマイ視点で読んでなかったのとであまり気にしてなかった。
私的に最後は両性性の受容だと思ってたけどそこまで言及してなかった。
主体的に力強く女性を選びとるってのも、今だからこそか、と。
てゆか紅葉と蒼が赤(女)と青(男)ってことに今気づいた笑



そいえばこないだアジア人は身体的な性差が比較的ないから異性装しやすいってツイート見かけて、確かにそうだよなと納得。男の娘だってだから生まれたのかもね。
性別移行者さんも意外と元の性別わかんなかったりするしな。
言われてびっくりした人もいるし。

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by jinloturu | 2014-11-11 21:02 | エッセイ・評論他 | Comments(0)  

嫌煙家のテーブル/すもも

雰囲気よかったな。
短編としてよくまとまってて。
まあ、私があまり恋愛ものの短編集を好まないからか物足りなさは残るけれど。

「お前の小説のこの箇所が好き」「残念そこは岡本太郎からの引用だ」「お前の文章の中にあったから好きだ」
って流れになんか感心した。
なるほどー、作者が考えた文章を手前味噌する以外にこんなやり方があったかーと。
「文章」を書いたことがある人なんだろうなきっと。文学をまったく読まない漫画家が小説関連のこと書くときになんとなく見えるなかったしね。

その話自体も中々好きだな。表現が人を傷つける。ストーカー風味。

表題作。『禁煙家のベッド』。
積極的なノンケわりと好き。そんで戸惑うゲイって構図が。
リバはあっさりしてたな。まあ対等を示してくれるんで安心感みたいなものはあるのだが。
まあこの漫画全体的にエロなしだったり濡れ場飛ばしてたりしたんでその空気で良かったし、あえて描くってことはリバへの意志も感じなくはないし期待ー。
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by jinloturu | 2014-11-11 20:20 | BL漫画 | Comments(0)  

俺が世界を救う/吉池マスコ

なんでもありだなあ……と思わせられるBL。
冴えない弱気なサラリーマンが何人も犯して「世界を救うってのが嘘だったら俺ただの強姦魔だもんな」とほのぼの言えるところがファンタジィ……。
話はそんなに面白いわけじゃなかったけど軽いギャグとしてはいいんじゃないですかね。

『傷だらけの俺』。『神の騎乗位』。
リバ部分は本当に最後一ページだけだった。しかもフレームアウト。
でもS系が「童貞奪って差し上げましょう」っつって相手のを挿れて、「ぎゃ~」って叫ぶシーン面白かった。
仮にも"攻め"側が「ぎゃー」ですよ。セクでいうならもうネコですらある。
役割の相対化。
かなり溜飲が下がるよね。なんつーかBL界に対して。お約束を取っ払ったわけだから。
だからリバって可能性を秘めてると思うんだ。わりと頭打ち状態にある今のBLを、打破してくれるんじゃないかと。
しかしどうなるんでしょうね。
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by jinloturu | 2014-11-11 19:08 | BL漫画 | Comments(0)  

オウムからの帰還/高橋英利

村井の死について、他の資料で散々目にしていたけれども、どれも事実として記してあるだけで淡々としてた。
しかし村井は著者の慕う上司であった。
著者がオウムを疑い始めて混乱していたときに殺害されて、記憶に残らないほど叫びあげたこと、静かに一人で孤独に悼むしかなかったこと。
涙出た。

そして死を知らせてそれを撮ろうとするマスコミな……。
そりゃ格好の絵になるでしょうよ。まあ、オウムについてまともに知ろうとしたきっかけが『A』だったのと宗教嫌悪に嫌気がさしてたのとで、ちょっと私はオウム寄りな心持ちだった。
が、本書のイニシエーションの詳細は、なんとも惨たらしいものだった。麻薬怖い……。
いや、麻薬による神秘体験も、あるのだろうとは思いますよ。それを怖がるのは現世的価値観なのかもしれない、とも。

しかし薬も死も上手く扱えないうちに、それをやってしまえるのは、怖いよね。



やはり終末思想というのは、私には実感としてはよくわからない。
「本当の自分」というのをむしろバカにして育ってきた。バカにしていたということは、私の物心つく前までは蔓延していた思考だったということだろう。
オウムの「魅力」もおぼろげながらわかってきた。
私とて宗教や神秘に関心のある身、当時の価値観に晒されていたら入信してたかもしれない。
同じように関心あったはずの父や昭乃さんは何が違ったのだろう。
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by jinloturu | 2014-11-09 16:42 | エッセイ・評論他 | Comments(0)  

返事をくれない彼氏を追い込んでます。/森もり子

こええええ。
元カノへの嫉妬とか被害妄想とか。
返事くれないのにSNSはやるのなんでって最高にうざいよな。

うん、まあ、こういう漫画だってわかってた。文句言うために読んだも同然。
無料だったからね……。
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by jinloturu | 2014-11-08 04:59 | ショート・ギャグ・オムニバス | Comments(0)  

千年万年りんごの子1巻/田中相

ずっと機会があっても読んでこなかったが、面白かった。

田舎の空気感を、マイルドに、ひしひしと伝えてくる。
愛想笑いを示す演出好きだな。
子供の頃の主人公を重ねて台詞喋らせ、幼少から慣れているという。

まあ謎は引っ張るまでもない。
こういうファンタジーは長編でやると落としどころ難しいよね。まとめかた気になる。
あんまりキャラクターは立ってない。
一年後に連れ去られる、はあ、って感じ。
たぶんここで泣かれても感情移入できない。

まー空気を楽しむ漫画だろう。それには充分成功してる。童話みたいな味もある。
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by jinloturu | 2014-11-08 04:59 | 少女漫画 | Comments(0)  

オウム事件17年目の告白/上祐史浩

私はメディアに出てくる彼を知らないからあまりその視点はわからなかったけど、当時を知る人の反応によるとまだ彼の考えが変わったことって知られていないんだな。
面白いのは「ひかりの輪」のHPで。
「何かを絶対と崇めなくていい」「信じるかはよくよく考えてからにして」「入信しなくてもいい」って書いてあるところ。
ざっと他の宗教団体のHP見たけどそんなこと書いてあんのひかりの輪だけだよ。
それだけオウムから脱しようとしてるわけで。
陰謀論を率先して展開してたことへの責任を強く感じてる。

てーか、ついこないだニュースで麻原の長男がアレフ相手に「勝手に自分の顔飾るな」って訴訟起こしたってやっててびっくり。
あ、ほんとに何も変わってないんだな、と。

いや私は気楽な立場だから信仰心は改め(検め)られるべきじゃないと思いますけど、渦中の人にとってはそれどこじゃないよなと。
長男なんて、物心ついた頃にはサリン事件一段落してて、バッシングしか知らなくて、確か小学校入学拒否されたんじゃなかったか。
あああ。連鎖っぽくて嫌だな。


ともかく。
上祐の麻原分析や当時の反省についてはわりと共感を覚える。
そして「親子関係」に着目する点も納得。
確かに、最終解脱者の親を畜生や餓鬼とするなんて異様だよね。
一瞬、ひかりの輪に入信してもいいかもって思えた。
今後はわからん。
今のところこれだと思える宗教に出会ったことない。

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by jinloturu | 2014-11-08 04:58 | エッセイ・評論他 | Comments(0)  

麻原彰晃の誕生/高山文彦

はー。
麻原の過去が。
拒絶の人生だったんだな。
しかし懐への滑り込みかたは心得てると。
宗教法人の許可の後ろ楯としてチベットで誰に何をもらえばよいかとか。
最初は弟子のシャクティーパットにも心血注いでたとか。
そりゃ、感動するよな。自分のために身を削ってくれて。

ひたすら陰謀論の麻原。
著者は所々麻原を俗な詐欺師として扱うけど、後に上祐も言ったように、自分で妄想を信じちゃってたんじゃないの。そっちのがしっくりくる。
まあ、人の数だけ事実があるよね。

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by jinloturu | 2014-11-08 04:57 | エッセイ・評論他 | Comments(0)  

革命か戦争か/野田成人

ふむふむ。
資本主義の綻びを指摘。

『精神史』の記述によれば、「教皇のかんざしてた利権の冠を社会が自らにかぶせるようになり、際限なき暴力装置と化した」と呼ばれるところかな。
事実「拝金主義はキリスト教的」とも言われたりしますしね。
金の永遠性を信仰する、という。


個人的に苫米地さんて人好かんな。
「オウムをやめたら可哀想って言ってあげられる」とか。
わからんではないけど、躊躇なく人を可哀想と言ってしまえる点が。


物質快楽を否定したい場合ゲームすること貶しちゃダメなんじゃ。
ゲームすることとオウム、いや宗教にハマることがどちらも精神快楽だというなら。
「麻原」を無批判に信仰してはならなかっただけの話で、外側からの価値観を更新できる状態にあるなら精神世界は満たされていたほうがいい。
お金は精神を満たす手段となりえるんですよ、切り離されてるわけじゃない。
人間関係の破壊ってのもわからんな。
ネットは結局人をつなぐようになったのだし。
別にそれが絶対ではないが。


しかしまあ、集団心理を感じるね……。
反対を言えない雰囲気。
麻痺。
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by jinloturu | 2014-11-08 04:56 | エッセイ・評論他 | Comments(0)  

本を読む本/M.J.アドラー

これ挑戦できるといいなー
特にシントピカル読書大事だよね。
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by jinloturu | 2014-11-01 04:56 | その他 | Comments(0)