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出口ゼロ~6/瀬田ハルヒ

うおおめっちゃ面白かった!!
こういう強気で芯の通った少女漫画主人公、大好きです。

何より2巻が百合……!
あああああ何の打ち合わせもせずただお互いの信頼だけで、あの演技だよ?!
好きな相手の顔を躊躇いなく切りつけ足蹴にするのよ??
本当に心が壊れているんじゃないか、という不安を抱えながら全力で精神破壊しにいってる。
最近アイヒマン実験よく見かけるな笑
これとか、様々な不穏さをモブ台詞や絵で効果的に演出するのがとても上手くて、だからこそ「やったね」と「ごめんね…!」が効いてくる。
ここめっちゃ萌えたよ!!!
百合カテゴリーに入れたいくらい!!!
まあだからその後ゆみかの出番減ってって信頼できる便利キャラ扱いされてるのが残念だ。

それでもサスペンスとして面白いから。
なかよしまじでよくやった。
咲良というラスボスも非常に気になる。
謎のちりばめかたが心地良い。続きが早く読みたい。



そして読み終えてから気づいたんだが、瀬田ハルヒって私がリアの頃投稿時代から応援してた人じゃないか。
デビュー作何回も読み返した記憶ある。小道具の使い方上手かった印象が。
しかしそれ普通の恋愛ものだったし全然覚えてなかったよー。

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by jinloturu | 2014-11-30 03:10 | 少女漫画 | Comments(0)  

不思議な少年1/山下和美

あーこういうオムニバス大好きなんだー。
しかもテーマが人間讃歌。
ちょっとわかりやすすぎるきらいはあるけど、私の大好きな「醜くてこそ美しい」という物語。
機会があれば少しずつ読み進めていきたい作品群ですね。
私の中では入江亜季ポジション。

しかし収録されてる3話はすべて、主人公が良い奴だから、もしこのままいくのであれば気にくわないかなって感じ。
弟殺しをしないことで、忌まわしい連鎖を止める兄は、構図として好き。弟はこれから罪悪感に苛まれる……?
2話めはゆ、百合では……!
ぶたれて安堵に微笑むってのが百合的に私大好きですよーーー!
はい!
ここで微笑んでしまうのはとてもずるい行為なんですよね。相手の怒りの行き場がなくなる。だから好きなんです。ずるい人間大好き。
それでも許してしまう主人公。
まあ大概主人公も社会的成功を得てますからね。成功者の余裕でしょう。

殺人を、殊に否定はしてないけど、結果的に「人殺しは人を守って死ぬ」というテンプレに沿ってしまうのは残念かな。
まあだから、そういう物語的な「救い」、悪く言えば「逃げ」に走っているところは見逃せなくて、3巻くらいまで読んで変わらなさそうであればやめてしまうかも。

おどろおどろしく不可思議な雰囲気はとても好き。
しわくちゃの老人が左半身だけ水に浮き音もなく川を流れるコマとか見とれますね。

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by jinloturu | 2014-11-30 02:53 | ショート・ギャグ・短編集 | Comments(0)  

A3/森達也

森さんの感傷的な文章、好きです。
「杜撰すぎる精神鑑定」の内実がわかって良かった。


「入浴は拒否する姿勢を見せないのに裁判関連には選択的無関心」のレトリック、私も騙されました……。
あー。酷すぎるね。一緒なのに、作為的に訴訟能力はあると判断。
「もうまともな収穫は得られないだろうからさっさと処刑してしまえ」という国民の声。
それでも裁判の手続きは踏むべきだと、例外はやがて演繹されて通例になってしまうと、繰り返し主張する森氏。
アイヒマン実験の怖さや、善意や正義が思考施行を歪ませるとか、私の価値観にすんなり入ってくるから同意しやすいのです。

「オウムは変わらない」。
その証拠となるサマナの「痙攣」とは。
こちら側から見ないとな。

「弟子の過剰な忖度ゆえの暴走」か「麻原の絶対命令」か。
そんな二元論じゃない、安易に四捨五入するなと。
賛同や、「よくやった」と褒めるなどが、麻原の加担であった。それゆえに暴走した。
一人一人の責任感は軽い。上から言われたから。麻原を信じたから。だからこそ、自分で決断していないからこそ、暴走できる。
弟子たちの権力闘争があったのではないかっていう弁護士側の指摘はあまりぴんときてないんだけど、どうなんだ。
てーか、『麻原裁判の法廷から』もそうだけど、ここでも裁判所側の人間味がかなり薄いというか、大衆の"正義"に迎合した存在として描かれてて驚く。
結果的に実際に、かなり意味不明な行動を繰り返すわけだけれども、これこそ安易に「民意の反映」と捉えてよいものか?と思ってしまう。
しかしそう理解するとかなり整合性のある対応をしているわけで(時系列ではなくインパクトのある地下鉄サリンから審議したとか、かなり大雑把な割りだし方で、対応しきれないのわかりきってる「被害者」を3000人と措定した挙げ句に14人に搾るとか、かなり杜撰な精神鑑定結果をそのまま法的効力のあるものとして受け入れるとか、弁護側の控訴を一日と待たずに死刑確定とか)、おいおいとしか思えなくなってくる。
そしてだからこそ、この部分が「正義」かつ「悪」として描かれるわかりやすさから、にわかには信じがたいな、と。

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by jinloturu | 2014-11-30 02:33 | エッセイ・評論他 | Comments(0)  

クマとインテリ/basso

圧倒的お洒落感。
でも中身は結構BLの御約束なぞってるアンビバレントさがおかしい。そしてかわいい。
台詞のないコマがとても印象的な休符として機能してて見とれた。
車で横顔をそっと窺い見、前見直して微笑む。
使い古されたようなこの何気ないシーンにこんなに引き込まれるなんて。


『con te』
「他の男が突っ込んだんじゃやだ」「じゃあ今日はお前下ね」ってリバ、よいよいもっと下さい。

『昼下がりの部屋』/『ジェラートにまつわる三つの短編』
交代交代で何回やるんだってリバ。この連作短編好き。

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by jinloturu | 2014-11-30 00:24 | BL漫画 | Comments(0)  

麻原裁判の法廷から/渡辺脩

なんだこれ、ここに書いてあること全部信じるならめちゃくちゃすぎないか、唖然。
サリンの点検が事件の二ヶ月後とか、杜撰すぎる。
「裁判の引き延ばし」と批判されてたらしいけど、普通に考えて、弁護士が裁判を引き延ばすのにどんなメリットがあるというんだ。
なんかよくわからないなあ。

ただ、検察に対して「破防法を通したい」「世間の圧力」という理由からくる疑問は理解できるけど、警察にオウムと何らかの関わりがあったとか、サリン事件が起きるのを前もって知ってたとかは、にわかには信じがたい。

これ1998年刊行なんで、後年にまとめた著作のほうも読まなきゃ。
今A3読んでるし、傍笑記も読んでから、そちらにかかろうかな。

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by jinloturu | 2014-11-17 02:18 | エッセイ・評論他 | Comments(0)  

ラブストーリーで会いましょう上/砂原糖子

やっぱりこの人の文章読みやすいな。
するする読めるし心地よい。

ただ、最初のほうからわかってたけど、このキャラ設定好きじゃないわ。
もうこれ感覚ではわかっちゃうんだけど何でダメなのか言語化分類できてない。
うーん。
いや苦手という意味ではなく、これに萌えるツボが私にない、っていうやつ。
世間知らずの奇人作家先生受けだから??
まあ読みやすいというだけで一つの小説としてどうかと言われたら面白いとは思えないかな。
下巻は別にいいか。

ありえない設定だけど、自然に受け入れられてしまうのはBLのいいところ。

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by jinloturu | 2014-11-17 02:07 | BL小説 | Comments(0)  

チャレンジャーズ1/高永ひなこ

1巻だけ読んでなかったのでやっと読めた~。
で、デビュー作かー。
でも軽いノリの部分は今とあまり変わってないね。
キャラが魅力的。

暴君の「前に固め技したの覚えてないの?」をやっと回収。
兄さん普通にやられてる笑
暴君の1~2年前かーと思うと感慨深いね。

作者あとがきが面白かった。言い訳じみてて。
そしてまあ「宗一の話が主役食ってた」と言う通り当時センセーショナルだったんだろうな。
実際それも仕方ないくらい面白いもの。
そういうファン向けのあとがき、で、面白かった。

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by jinloturu | 2014-11-16 00:39 | BL漫画 | Comments(0)  

1円の男/リミッター/モンデンアキコ

『放蕩と無頼』。『放蕩と無頼~覚悟』『放蕩と無頼+』
ほーう。
ほーう。
萌えた!
忠犬オヤジとか美味しいな。
「俺を抱けたら家継いでもいい」って、そんで実は両想いで願ったり叶ったりって、そういうのに弱い。
ずっとタチだったのは好きな人にしか抱かれたくないからっていうのもねー。
そんで受けに甘んじるではなくちゃんとリバるっていうのもねー。素敵。

『リミッター』の表題作はなんか、オイオイって思ってもいいですかね。
強姦でトラウマ負った描写が結構重たかったのにあっさり攻めには体を許しちゃうっていう……。
男性性被害者は被害言い出しづらいって現実もあるわけでそれになんの説明もなく被害隠すの肯定?してしまうのはちょっとな。

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by jinloturu | 2014-11-16 00:27 | BL漫画 | Comments(0)  

カンゴク69/阿仁谷ユイジ

この作家さんの絵柄好きだな。
エロい顔が上手い。
突き抜けたご都合主義でめでたかった笑
好きな人ができない~からの一目惚れ見開き花満開て少女漫画でもやらねーよ笑
ぎりぎりネタにならない感じはBLだからですか。

折角のウリ専設定で椅子役なのに途中で辞めて普通にヤリ始めたのは勿体なかったな。
設定通したほうがエロいでしょー。
締め方も「客としてじゃ嫌だもう他の客ともできない辞めてやる」からの家で待ち伏せ再会チュー、って、戯画的なまでにご都合主義でたいへんめでたかった。


表題作のリバは普通、、、
まあちゃんとリバってたねって。
迷いもなく自然なリバで良かったなってのはあるけど。

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by jinloturu | 2014-11-16 00:15 | BL漫画 | Comments(0)  

ナツコイ/鹿乃しうこ

『ナツコイ』『フユコイ』。
あれ、カップル両方とも同じ髪色って珍しいな。
そして致命的に描き分けできてないからどっちがどっちだか!!
辛うじて髭か……。
だから折角のリバでもあれーどっち??てなもんで。
こう、攻めのときは余裕ぶった顔してるくせに受けになると切なく乱れるギャップっていうのもリバの重要なポイントでしてね。
同じ顔してやられてもっていう。
せめて髪が黒白であればってことなんだけども。

一夏の恋を、秋になるまで待って再開したぜーってのはまあちょっと好き。

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by jinloturu | 2014-11-16 00:02 | BL漫画 | Comments(0)