カテゴリ:少女漫画( 76 )

 

透明なゆりかご1~4巻/沖田×華

1、2巻を外で読んでしまって完全に失敗した。
重い。
涙をこらえるだけで必死。
こんな生死の境がさあ、町の片隅にある。たしかにあるんだな。


ただなんか重い内容のわりにまとめ方が取ってつけたような陳腐な綺麗事ばかりだな?
と思ってたら、3巻あとがきの「漫画ネタ探しの末に大昔の忘れてたバイト時代を掘り返した」話で納得。
人生に根差して深く考えたりはしてないんだなと。
「その後」として位置付けられた当事者たちの家族像が綺麗に救われすぎというか、本当にそれで幸せになってるんだろうか……という感じ。
作者の願望が見える。まあ救われないとやってられんよな……。
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by jinloturu | 2017-06-11 23:28 | 少女漫画 | Comments(0)  

出口ゼロ13巻/瀬田ハルヒ

ああああああ百合だああああああああ!!
すさまじくすさまじく私好みの私のための百合だ…………。
あり、あり、ありがとう……。
もはや愛子という名もぐらついたぞ。ゆみかと呼んでよいか。


前巻で愛子と怜士にフラグらしきものが立って、私は、ふっと我に返った。恋愛要素のないこの作品も、なかよしだから、やっぱりそこに終結するのかと。
夕日と咲良はともかく、そこも安直にまとめてしまうのかと。でもしょうがないよね、その安直さも、恋愛要素も、求められているのだろうし、なかよしだしさ。
勝手に期待して勝手に諦める私自身を弔って、覚悟しなおした。
ありがとうさよなら夕日ちゃん大好き、と言う愛子の予告に、ああこれだけあれば生きていける、と、悼みも含めて少し泣いた。


そしたらこれだよ。こんなん予想してねえよ……。
ラスボス咲良じゃねえのかよ完全に愛子巻!!!!
2巻のさあ!!「ごめんね……!!」のあの信頼を!さあ!!!
破壊しきった夕日の人格真っ向から破壊しにかかった女が女を妬み嫉みに由来しない意思をもって絶望に突き落とすこの殺伐を描ききった!!!
これを私が百合と呼ばずして誰が呼ぶ!!!
夕日ちゃん♡夕日ちゃん♡って愛を叫ぶ姿からこの変貌だよ。
とんでもねえ女優だ。二重人格的な感じなのか。
女優といえば許される感のある、「からっぽな」、愛子の人格安定しなさすぎだけどどういうふうにまとまるやら。
これで本当に本当に、夕日にとってメインの男ふたりは戦うパートナーで、愛子とはなににも代えがたい絆で結ばれるのなら、私は、私は何も言うことないですけど……。
完全に「敵」化するとは思えないけど、作品の方向性としてそれもありえなくはないからな。
アカデミーの破壊は"本当の愛子"を敵とするのか。
それでいて表紙もう全部王道百合やん。最高。
次で最終巻かーー。
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by jinloturu | 2017-03-21 21:46 | 少女漫画 | Comments(0)  

春の呪い2巻/小西明日翔

すごいこう重たくて熱い告白だ……。
お、おう……。
呪いにしてしまうのも、呪いはなかったのかもしれないと気づくのも、結局生きて残された者の傲慢なんだよな……。
もうひとひねりあってほしかったかな、と思いつつ、まあこれしかないでしょう、という落としどころ。
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by jinloturu | 2017-03-08 01:34 | 少女漫画 | Comments(0)  

危険な二人/岡崎京子

時代を感じる……固定電話個人別に二台持ち……!
男、とてもクズな男、最後まで憎めないのがまあなかなかいいね。クズだ。
しかし二人とも頭悪すぎでは……?

ふたりでママになろう、は泣くわ……。それででもやっぱり結婚したりするんだけど離婚してママふたり……子供も全然受け入れてて素敵……泣くわ……。
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by jinloturu | 2017-02-12 02:45 | 少女漫画 | Comments(0)  

東京タラレバ娘1巻/東村アキコ

こう……怖いもの見たさでついに読んでしまいました……。

結論。
うっっっっっっっっっっっぜえええええええええええええええええええええええええええええええ

想像以上にKEYがうざくてうざくてうざくてうざくて居酒屋に集まる親父もタラもレバもうざくてうざくてなんで女は結婚「できない」というだけでこんなに貶められなきゃいけねえんだうぜえ!
いや読む前からわかってたけど……だから読んだのは敗北でもあるんだけどここまで気持ちいい「ハア????」が腹から出てくるとは……。

KEYおまえなんで年上の稼いでる女たちにそんなこと言う権利があると思ってるんだ。
そしてなんで女たちもそれにあてられてしまうんだ。
つーか33歳になって初めて「あれ? 私もう女の子じゃない?」と気づく日本女がよっぽどファンタジーなんだよ。
若さと美しさが女の価値だって嫌というほど刷り込まれてきてんだよ。
KEY最悪のミソジニストなんですけどこれ絶対付き合っても精神DVかまされてごりごり自尊心削られて女の幸せとは?って結局不幸道まっしぐらになると思うんですけどつーかなんで「俺がヤりたい」って言えねえんだ気持ちわりいそしてそういう男にロマンスすら与えてもらえないで貶されたまま冷や飯食わされるように流されてヤってしまう女がほんとうにつらい……。

はあ。一息。
わかってるーーここまで言わされてしまうのが東村アキコの卓越した炎上スキルだっていうのはわかってるー。
いや、なんかさ、これで巻末あとがきで結婚すべきと思ってないって言われてもなっていうか、作者が思ってなくたって作者がやってることは俗情との結託であって結局結婚すべきって恐怖を煽ることになるそういう漫画というものの力を、なんだと思ってるんだ。
恐怖煽るだけ煽っておきながら、主体的に自己分析と市場分析して行動に移そうね!って言うわけでもなく結局受け身で据え膳男に恋愛という幻影(結婚に近づくとは言ってない)をちらつかせるこの1巻ラスト、こんな膳ひっくり返すわ。
いい発声練習になりそうだけどもうお腹いっぱいです。2巻以降はいいや。

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by jinloturu | 2017-01-29 18:43 | 少女漫画 | Comments(0)  

ラストゲーム11巻/天乃忍

この異性愛め~~~~~!!!!!

まじ少女漫画の王道をこれでもかと詰め込まれ異性愛が憎い……。
いや、基本的には「異性愛め~~!(喜)」って感じだったんだけど周りからなんの軋轢もなくカップル認定されたりすんなり王道結婚エンドやられるとなんか異性愛への憎しみが……。


いやはやまじ柳かわいいよ!
途中ジェンダーテンプレに柳が回収されそうになって九条目線の柳がかっこよくなったあたり本当につらかったんだけど試合に勝って勝負に負けた柳の涙最高にかわいいな!!
それでこそ柳。

前巻の、九条がいるから留学(離れること)を選択した柳というその裁量も大好きだし。
支えあっていけるよねっていう。

はあー。おめでとうございます。
王道を現代風アレンジで面白くできるのは力ですね。
11巻楽しませていただきました。
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by jinloturu | 2016-12-14 15:42 | 少女漫画 | Comments(0)  

名づけそむ/志村志保子

本当にこのテーマ縛りオムニバスの上手さときたら絶品だな!
テーマが絶対浮かない。自然に話に溶け込んで、ああそういえば全部共通してるねって。

最後の二話「律美」「恵」が好きかなあ。
名前って自分自身だもんね……自己肯定の話だよね。全部。
どれだけ自分を愛せるか。他人に関心を払えるか。
名づけるとは他人の一生にレッテルを貼る、ある種の暴力だからこそ繊細で重たい。
「律美」に憧れていてくれた後輩も、「恵」の女性性を認めてくれた親友も、人の人格を尊重する、人付き合いの繊細さだ。
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by jinloturu | 2016-12-14 15:41 | 少女漫画 | Comments(0)  

ライアー×ライアー9巻/金田一蓮十郎

前巻のおわり気になりすぎて、今巻の最初は本誌で読んだんだけど、結局いつものパターン~!
『ニコイチ』から一貫して変わらぬゆるいカミングアウト。
一回くらい修羅場になってもいいんじゃない!?
両親カムは結構重たい気がしますけど血繋がってないしあの両親だしな~。今までに比べたらインパクトも薄いし。
っていうか今巻で完結なのかなと思ってたよー。
まだ続くのか。

いやまあ湊かわいい! 湊かわいい!
みなって言おうとしちゃったけど湊だよ……。積極的な湊かわいいし処女判明によりいっそう緊張する透もかわいい。
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by jinloturu | 2016-11-21 18:14 | 少女漫画 | Comments(0)  

ちはやふる33巻/末次由紀

気づいてしまったんだけどわたし……既にちはしの手遅れなところまできてるかもしれない……今さらだけど……。
す、すごい……好き……。

だってこれ救いでしょう。千早はいつもいつも気づかないところで詩暢ちゃんを救っている……。
潔癖の詩暢ちゃんはいつでもかるたが一番ではない人が嫌いで、千早にも新にも失望して、でも、実は自分が間違っているのではないかと不安をもたげた今回で、これだよ……。
かるたが一番だって、一般的な「青春」よりも「恋愛」よりも大事だって、言ってくれたんだよ千早……!!!
しかも新も同じようなことを言ってくれたはずなのに「下から来るかるたバカ」って千早のことしか意識してない……!!!!
ちはしの……だめだ……これ……ていうか、たった今書いてて気づいたけど、これ「異性を踏み台にして同性の絆を深めるカップリング」の類型ですね……私が好むはずだわ……。
いや少女漫画の百合は、むしろ、男とくっつくとわかりきっていてその根底があるからこそ安心して女同士の絆を見ていられるみたいなところあるんだけど……。


いやでもまじでここ抜かりないな毎度ながら。
『ちはやふる』稀に見るお花展開恋愛展開大放出かよ~~ちょっと着いていけない『ちはやふる』はかるたバカのはずだろ~~~
と思いかけたところに、主人公が、ひっくり返してびしっと決める。匙加減ばっちり……。
それでいてあらちは派にも美味しい感じの甘味を残して……。
「千早にも 周防さんにも 負けたくない」
ここね、太一にも、ってモノローグ落とさないところが本当好きです。
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by jinloturu | 2016-11-21 18:08 | 少女漫画 | Comments(0)  

ごちそうは黄昏の帰り道2巻/志村志保子

はーーしみじみいい。しみじみ良いよね。良いんだ。
の意志を尊重してくれた大家さんにじんわりして、母親の子育て振り返りに妙なリアリティーを痛々しさを感じ、これこそ志村さんや……安定感……。

昔の読みきりは素材はいいんだけどキレが弱いところがあり、惜しい。
こういう話を描くのにも技術がいるんだなあ。
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by jinloturu | 2016-11-19 23:36 | 少女漫画 | Comments(0)