ケンガイ 2,3巻/大瑛ユキオ

良かった~面白かった~。
非デミセクシャルでアセクシャルを貫いてくれただけでも大満足なのにストーリーが気になる気になる。
実に良いバランスで良作だった。

これのどこに反応するかで読者の価値観が露になってしまうやつだ……(いや感想とは往々にしてそうだけど)。
「ピュアラブ」「最後駆け足すぎ」「もう終わり?!」「映画引用したかっただけじゃ」「作品として発表する意味あったのか」「白川さんに変化を求めてしまう」等々、興味深い感想沢山見かけた。
私と感性一緒の感想だ!って思ったら小池みきさんだった。笑


私としては、過不足なくとてもすっきり決着ついたなと思い、変に生い立ちに理由付けしてほしくなかったなとも思い。
だから白川さんの過去がほとんど見えないまま終わってくれて安心した。
でも「こんなに美しい女性に優しく接してもらったことがなくて」の部分は、そっかー白川さんにもそういうとこあるんだーと。
ていうかここはちょっと意味がわからなくて、えっ伊賀くんのことではないよね?って混乱した。
ちらと出てきた元地元の友人のことか。


白川さんも大概だけど伊賀くんも相当だ。
手の甲キスとかいきなり抱きつくとか気持ち悪ー。
その度白川さんが貶して図星さしていくのが気持ち良かった。
おまけ漫画の、待ち受けに文句つける伊賀くん、めんどくせえ。
これ「付き合ってるんだからこうしてくれたっていいでしょ」とか言い出して白川さんの信頼崩して別れるパターンだ……。
「今はね」という言葉の重み。
伊賀くんあの台詞で感動はしなかったわけだしな。

とりあえずセックスできて一緒に時間を過ごせて話も合うから今は付き合えてると。
伊賀くんがこれ以上を望んだら無理だろうな。人は簡単に変えられないし変えてほしくない。
そういう衝突を今まで描いてきて。

結局「病気」って何?
機能不全家庭だとかの?
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by jinloturu | 2015-06-11 05:18 | その他漫画 | Comments(3)  

Commented by ジンガ at 2015-08-25 15:05 x
>手の甲キスとかいきなり抱きつくとか気持ち悪ー。

通常の恋愛ではなく「全く興味なしの相手を振り向かせるための
超ハードモード限定での求愛行動」なのだからむしろそれぐらい
しないと無理だったように思えますけどね。
自分は恋愛しないって公言してる相手に普通のアプローチかけて
それで上手くいったらそれこそご都合主義全開でウンザリです。
あの主人公の行動が気持ち悪いって言えちゃう人は恋愛経験無い
もしくは少ないんじゃないかなと。恋愛中は皆あんなもんです。
別に個人の感想ですからどう思おうと勝手なんですけど、
それでもがむしゃらに頑張る主人公を応援してた身としては
気持ち悪いwの一言で片付ける前にそういう事情を考慮して
ほしいかなと。
無理目な異性を手に入れてる人って皆他者からみたらキモ!と
言われるぐらいの行動起こしてるもんです。
そういう行動起こせるようなバイタリティー持った人間の方が
自分は好きだし羨ましいです。自分にはそういう強さはないので。

Commented by ジンガ at 2015-08-25 15:16 x
(追記)
あと2人のこれからに関してはむしろもっともっと衝突を重ねた
方が長続きすると思いますよ。なぁなぁでスルーしてたら
あのままそこそこ続いてそこから理解出来ずにおしまいかなと
普通は喧嘩したらそのまま別れるんですけどこの2人は喧嘩して
より仲良くなるケースだと思います
まぁそもそも伊賀の方がベタ惚れですからすぐに謝って喧嘩に
ならないでしょうけど
何となくですが普通に結婚してそうな気がします数年後に
Commented by jinloturu at 2015-08-26 02:17
>ジンガさん

ほんとにこの作品、読み手の価値観が浮き彫りになって面白いですね。
私は白川さん目線で読んだのでこうなりました。
実際恋愛感情を持たない人たちから「他者から好意を向けられること自体気持ち悪い」という話をよく聞きますし。
望み薄な恋愛をしたことがないのでわからないのですが、過剰なスキンシップをするなら「ちょっと強引にいってもいいかな」という隙を見つける駆け引きがあるもんじゃないですか?
相手を思いやらない突然の行為を気持ち悪いと思った次第です。
ていうか私はそのへんの相手無視して押しつけてもオトせるような少女漫画的ファンタジーを崩すのがこの作品の味のひとつだと思ってました。
白川さんはたまたまそことは別の部分で伊賀くんを面白がれたから結果オーライなんでしょう。
完結後はそれこそご想像にお任せしますと作者から言われてるも同然なので、解釈は人それぞれですね。

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