蒼穹のファフナー ADOLESCENCE/冲方丁

小説版。結構なパラレルワールドですね。最初から冲方さん脚本だったらこんな感じになってた可能性があったってこと?
だとしたら山野辺さんで良かったね。一騎→真矢が明らかでショックだったから笑
まあパラレルは確定だし、一騎が島出る理由までもアニメと違うならば、舞台設定以外ではそんなに気にすることはないですわね。
逆に総士→真矢が全くなかったな。まー一騎一人称小説だしな。
だから衛と咲良が名前すら出てこなくて寂しかった。咲良は「道場娘」と真矢のサヴァン症候群例で、のみか。
キャラの関係性自体はそこまでアニメと変わらなかったから、そう考えると、本当に衛は剣司と咲良だけのために戦ってたんだなあ、と、今更ながら……。
いや、まあ、アニメで他の人と交流はあるけれど。

キャラの性格はちょいちょい違うね? ファフナー未搭乗で変性意識だと?
総士お前なんなんだよ気さくに笑いすぎでしょwww不器用総士どこいった。
アニメがこれだったら後半展開全く変わってくるのでやっぱりあくまで小説用ですよね、と念押し。「えこひいきって言うんだよ」が真矢のえこひいきではなく一騎だと知ったときからもう私はスタッフも総士→一騎のつもりなんだなと理解したので。したので!(まあお前がいる場所へ帰るので念押さなくてももうね……)
しかしこの総士だと何で5年離れてたんだよってことになってしまわない?
一騎は理解してくれてるってかなりお花畑状態だったのはアニメも一緒だけどそんなににこやかだと、って思ったけどここでの二人はきっかけさえあればまたやり直せるような関係だったってことだろうか? あっさり感謝伝えられる総士がいるなんて……。HAEなんて不要だとばかりに……。とはいえ残った罪悪感は膨らむばかりという、まあある意味リアル。

翔子さまなんという萌えキャラだよ。
すっげー良い思いしてやがる。くせに死を越する痛みに耐えきれるとか「鳥に啄まれる自分の肉を想像してる」とかかなりどす黒い。これアニメで見てみたかったかも。
逆に真矢全然変わんねーなー。ここでも総士に当たり強すぎる笑

そんなんだから一騎ハーレム状態ですよ。
翔子や真矢には一層好かれ、総士とは素直に会話でき告白され、蔵前を嬉し泣きさせ、甲洋には唯一親しまれしかし一変恨まれ。おいおい。主人公イメージ強くなるな。

戦争が始まったという臨場感がこれでもかと感じられた。
この緊張感あれば1~2話も面白かっただろうなあ……。この情報量だとどれくらいの時間になるんだろ。
一騎の心理描写が克明で、ここはアニメと全く変わらない部分であろうから、辛い気持ちがひしひしと伝わってきた。
自分がいなくなることを、俺が怖がるとでも。
まあ最初の戦闘(つまり最初の見せ場)で主人公がいきなり「俺が総士の目を潰したのだ!」とかやられてても笑うかついてけなくなるからね……。
しかしスフィンクス型同化した人の顔形成できるの!
蔵前……絵面がかなりエグい……。
でもフェストゥムの美しさの描写はピカイチだわ。小説ならではですね。
あと最後の号泣描写もかなり好き。
どこだっけ、アニメで芹が泣き叫ぶとき無音にしたシーンあるけど、演出意図としては似たようなものだったはずで、だけれど更に「無音」状態である文章描写のほうが胸にくるというか、つまり私好みなのよね。
「音」の表現は聴覚に直接訴えるより視覚や触覚のほうが想像掻き立てる。

見かけたレビューに「いわく、の多ささえ慣れれば大丈夫」って書いてあったけど思ったほど多くなかった。登場人物全員語尾「なァし」とか「」を減らしたいがために地の文で台詞を書くとかの小説に比べたら全然苛々しない。
しかし状態説明文が台詞的なのはちょっと引っ掛かった。

設定面は大体ネットの情報で知ってたけど、偽装鏡面ってそうか、正反対なのか。え、無印1話太陽正反対に出てたっけ? ズレただけかと。




ROLの脚本、意外と面白かった!
脚本とか初めて読んだわ。
ああ、「ファフナー全機ロック」って敵にファフナーを奪われた場合悲劇を最小限にするための対処か。ファフナーは一行で設定説明すること多いから苦労するな。本編説明ないことすら大半だからもっと苦労するけれども。この設定、解説読んでもいまいち理解できなかったの。。

絵コンテで改変することも結構あるんだねー。
一番グッときたのは「以上が俺たちの戦いだ」のときの、大人たちの痛切にうなだれた数カットの挿入。
戦う子どもたちを前に大人が身を切られる想いをするシーン弱いのよ……。初見ではあまり気にしてなかったのに何度も見返すうちにそういうシーンで必ず泣くようになってしまった。のでこの改変良かった。
あとは毒入り餌を取り上げるんでなくて蹴飛ばす改変もかな……。
あとベタだけど僚を突飛ばしてワームスフィアーに飲み込まれる整備士とかな……!
早乙女柄鎖さん、「指揮官」としか書かれてないよ! こんなカッコいい名前なのに! 一度も呼ばれてないのに脚本すらですか! 台本は……せめて台本は。
演出不足だろうと思うのはやはり潜水艇が消滅するシーンですかね。脚本まんま再現しただけで最初ちょっとよくわかんなかった。無慈悲さを演出したということでしょうか。柄鎖たん……(´;ω;`)
一総対面シーン、脚本では総士ガチツンなんですね。画面では一騎に目を逸らされてちょっと傷ついて自分も逸らしたように見えた。
その後の一騎右手のカットは絵コンテさんの演出なんですねーたぶん。すげえ。
そしてADOLESCENCEの総士がお前誰だ爽やか状態だったから「興味ありません」て言ってくれてホッとした笑

脚本だから感情を端的に書くのはわかるんだけど感動場面の「……そっか(嬉しそう)」はネットスラングみたいでなんか笑えた。
あとここで初めて振動でフェンリルの使用をアルヴィスに伝えるってことに気づいた。


……めっちゃ長くなったな。

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by jinloturu | 2014-12-03 00:58 | 小説 | Comments(0)  

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