慟哭/佐木隆三

うーん……ほんとに強制捜査の目を眩ますためだったか……
マハームドラー、意志を捨てグルと一体化しなければならない、これがやばいんだな。うん。タントラヴァジラヤーナと合わさってしまったことで。
麻原の精神性も幼稚さもわかった。圧倒的ルサンチマンからくる自己誇大化。
でもやはり、数千人を魅了したことは事実であるのだから偉大さも兼ね備えているはずで、それがなんなのかはわからなかった。

林郁夫の「慟哭」はかなり辛いし、人を殺した以上「まやかし」なるものを認める必要があったでしょうし、なんか、もう。


それにしても日本の闇も垣間見える。
入信に乗り気でなかった林郁夫の妻をオウムから引き離せなかった妻の兄に対し、林郁夫が暴力を振るうことにはどう思うかって、「私も夫婦喧嘩をするので特にはどうとも」って……
基本的に「夫婦間に干渉ならず」って文化も作用してたろう

あと平田信が自首できなかった理由が「殺人冤罪を被せられそうだったから」とか……
実際殺人は恐らくしてないと判断するに足る現状だし、とすればオウムバッシングの恐怖感を植え付けた空気ってなんだったよって……闇……
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by jinloturu | 2014-08-10 04:17 | エッセイ・評論他 | Comments(0)  

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