しまなみ誰そ彼3巻/鎌谷悠希

はあ……
「君の言葉で僕が傷ついたことを知ってほしい!」、そう。
そうなんだよな。
それだけなんだよな。
「傷ついた」、言葉だけじゃ絶望的に伝わらないんだ。
お前は気軽に無邪気に口笛を吹いたつもりかもしれないが目の前にいる殴られて血のついた私を見てほしいだけなんだよな。

怒るべきか。怒らざるべきか。笑顔の下の「あームカつく!」。瞬間的に沸いてきたのは。
「怒り」。
怒りだ、我々の。
どこにもいけない怒り。加害者はお前だ、君だ、私だ、被害者もみな、お前であり君であり私だ。

椿くん内面化ホモフォビアかよ。
見てらんね。
救われてほしいのだ。たすくの言葉が届いたのだといい。
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# by jinloturu | 2017-12-09 23:49 | その他漫画 | Comments(0)  

来世は他人がいい1巻/小西明日翔

悔しいな面白いわ。
なんなんだろうなにが上手いんだろうか。ストーリーが上手いわけではないと思う。
間を埋める、キャラをつくりあげるその順番、とかそういうのがすごく上手い気がする。

腎臓最高でしたね。
立場弱かった女が啖呵切る瞬間とか最高に決まってるだろ。
まじで売っちゃう度胸な……
『春の呪い』はなんか収まるとこに収まった感じで物足りなさがあったがこれは先行き見えないから気になる。
そして地味な埋め作業が上手い作家のこの題材とかはまりすぎる。
ちゃんと腎臓が生きてほしい。
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# by jinloturu | 2017-12-09 23:48 | その他漫画 | Comments(0)  

ちはやふる36巻/末次由紀

それ、それ……
聖人君子ではなく、醜い感情を持ち、しかし醜さ一辺倒でもなく、醜い感情だってある、それでも、それでもきらきらした感情だって本物で、そこに向かっていく……!
そういうのがほしいの、こういうキャラが大好きなの、大好きなの!!!
うれしいと思えたことがうれしかった、そうでしょう!?それでこそ新でしょう!!!

かつて太一が新の帰還を「やった」と涙したように、新だって太一を求めていて、一緒にいたいと思っていて、三人でかるたしたいと思っていて、卑怯でいながらその眩しい青春を追いかけるんだよ。


はあ~~~~
「西日本代表は綿谷新」!!
躊躇なく歴史のノートに書く机くんもそれを早く報せなきゃ励ましになると確信している瑞沢メンツも支えられてる千早太一も「わた・や」を報せる太一ももう大好き……
なんなんだきみたち……千早が呪いかと思いきや周防さん合わせにくる太一鳥肌たったわ。

なんなんだ。
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# by jinloturu | 2017-12-09 23:47 | 少女漫画 | Comments(0)  

乃木若葉は勇者である上下/タカヒロ/朱白あおい

機会があれば見ようと思ってたゆゆゆを偶然9月にdアニメで見て、偶然秋からわすゆの始まることを知り、たがわず毎週張り付き、百合の噂につられ銀ちゃんイベントからゆゆゆいを始め、偶然dアニメからもらったポイントが余りのわゆを購入……。
流れるような偶然の末路で読み終えた。




うっわ……。きっつ。
まさか4人ともだなんて。
ゆゆゆいでうたのんが若葉たちと同じ制服着てたから、もしや通信が途絶しても生存の可能性があったりしないかなと思ったんだよ。甘かったわ。
星屑程度に大苦戦を強いられる……。

描写が下手だな、と思うことはある、残念。だが千景まわりの話、描写さえうまくいってれば、めちゃくちゃ好き。
そうだよ。
聖人君子でない、いい子でない、内省しながらも劣等感を抱えて基本的自尊心が育ってないゆえに自己中心的なもろくて泥臭い子が見たかったちょうど。

なんで友奈ちゃんのことそんなに好きなのーー!!それが知りたいよ!
こういう子が無条件に信頼と思慕を寄せる理由が見つからないよ知りたいよきみみたいな子の百合が見てえんだよこっちはよ。
千景の家庭環境がこうすげえ生々しかった、創作で適当に悲惨さを与えられる場合の設定じゃなかった。不倫したのが母親側とか。

なんかさあ、ほんの些細なちがいというか、千景はたとえ誤っても、こういう死に方をしなきゃならないいわれなんてどこにもないじゃない、装束を解かれさえしなければ生き残ったかもしれないじゃない、そういうちがい、間一髪だとかそういうことじゃなくて、ひとつひとつは些細な悪い要因が、後手後手の状況で、こういうふうに顕在化してしまったからこそあんな無惨で惨めな死に方をしたわけじゃない、でもそういうふうになっていい理由なんてどこにもない。
でも、なってしまった、陥ってしまった、余裕がないからこそ。という。そういう時代だという。
描写さえうまければなーーーーーー!!!
演出さえ心にくればたぶんどハマりしてたと思う。
破ることのできなかった卒業証書とかそれは……とてもよく……つらい……。
千景の手記全削除とかもう……。

球子と杏の死に方もそんなんむっごいわ。
イラストがマイルドだからほっとしてしまったけど、別のむごいラフがあったという、こちらを見せられたほうが没入は深かったと思う。

園子ちゃんの先祖だということで、直系とは言うなよ、と思った。
勇者であるシリーズ、キャラ同士集まりゃ巨乳を羨ましがり恋に思いを馳せるから気が気でない。百合オタに媚売るなら売りきれ。異性愛を匂わすな。
まあうまく隠されてよかったけど。

テーマ、「みんなを守るから人間は強い」とか、「復讐心からの脱却」とか、そういうのは陳腐だなと思った。
最終戦で友奈と若葉の絶叫大立ち回りはアニメ夏凜のリスペクトとか、これは声つきで見たいなあ。やはり描写が弱い。

不満はあるが最後に若葉とひなた決意に手をつなぐとかかっこよかった。
弱さを抱えているのはよい。
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# by jinloturu | 2017-11-26 20:43 | 小説 | Comments(0)  

宝石の国7巻/市川春子

7巻買って積ん読していて、人に「7巻急展開だからはやく読んで!!!」と言われて余計に最初から読まねばならぬと読めなくなって、しかしアニメの出来があまりに素晴らしかったので重い腰上げてようやく1巻から読んだ。

おっもしれえな。
まずシンシャ、シンシャ……!
ここで繋がるのかと思ったじゃん!!!!
シンシャの出番を小出しに、ずっとフォスのことを待ちつづけてしまったシンシャの、想いが、ここで報われるのかと!
もだえ転がってから「あ、これ、"萌え"やん……」と遅れて気づく。

でもフォス~~~ほんとひどいよ……置いてかないで……。


市川さんてこんなエンタメ作品描けたんかい。
なんか1巻ずつ読んでたときは、たしかに面白かったけど、大それた起伏があるわけでもなし独特なテンポは短編時のまま据え置きだからまとめて読んでこんなに面白かったのかと。改めて。
それでいてこの多用される最終ページの大ゴマづかい演出、ベタでまたこれかと思うんだけどそこにもってく技巧のなせる技なのかすげえくる……。
モルガナイトもゴーシェもほとんど出番なかったのにこんな切なくなるか……!?百年の重みよ。



フォスの同一性のことを。
作中ではインクルージョンを要因として重視している。もはや体の3分の1はフォスフォフィライトではないから。
読者にわかる形では口調と性格が挙げられる、もはやそれしかない。
(これがアニメになるともう別の話になっちゃうんだよな、なにしろ黒沢ともよさんが抜群すぎて、一声で同一性は自明のものとなってしまう)
髪がばっさりいったのは元のフォスに近づけるため、でしょう。
聡明なラピスラズリを置くことであほうなフォスの影を見つけやすく、それが同一性を担保する。
投げやりでどこか抜けた話し方、ひょうきんな動きや人をおちょくるような身ぶり、そして先生に手の内全部さらしちゃう弱さ甘え考えなし大胆さ。
それがフォスのキャラだという。
同一性への挑戦はここで打ち止めかな。

元は同じだった肉と骨と魂への、同一性への問いかけとかあったら楽しいな。

とりあえずシンシャをフォスの物語に参加させてくれ……。
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# by jinloturu | 2017-10-25 22:07 | その他漫画 | Comments(0)  

プリティーリズム・レインボーライブ

51話完走できるくらいには面白かった~!
1年ものという長尺作品で、常時誰かしらのなにかしらの物語が同時進行していて、飽きさせないアニメでした。
子供向けに平易な展開を重ねながら描かれるテーマは大人が退屈するものでもなく、バランスよく開かれた作品という印象。
なにより編集がうまい!
後半にいくほど感覚がつかめてきたのか「これくらい詰めこんでも大丈夫」といったぐあいに平気で5つくらいの物語が進行する。
3、4台詞やりとりしてすぐ場面転換、みたいなの多用して混乱させない手腕がすげえよ。
主人公が7人という触れ込みもだてではない。


キャラ紹介と掘り下げが一通り終わる1クールめ終了時、おとはちゃんのべる様信仰と強い信念にすこし心が揺らいだくらいであとは特に惹かれる子もいなかったので誰に肩入れすることもないかなあ~と思ってたけど気がついたらわかなちゃんのことずっと気にしてた。これは恋。
ままあることですが最初にドン引きした子に結局いちばんハマっちゃうのよね~。
初登場時は「えっこの子メインになる子?サブキャラでなく?やだな……」と思った。

のに!
自身が失敗の許されない家庭で育ち完璧主義者でありながらべるちゃんを助けるために存在価値でもあったろう頭のよさを下げる場を設けてまでべるママに自分のテストの点数を晒し……わざとお嬢様感を消すためかわいかったおろしてた髪を結いあげるというべるちゃんへの愛を惜しまず……
父親がショーに来てくれると知ったときのご機嫌がかわいかった……
それでラストだよ!!7連続ジャンプに挑戦だよ!!!
泣くでしょ……失敗を怖がって2連続が跳べなかったわかなちゃんが……!
いちばん驚いたしいちばん感動したシーンでした。。
言い訳をしないんだよなあ気遣いができすぎてるから損な役回りなんだよなあ。
あんちゃんだって気づけないわかなちゃんの愛に、ほんとに、べる様が気づいてよかった……。
べる様の「愛してる」は最高だった。



しかし家族問題これはどうなんだろうか。
涼野家神浜家のいざこざ、なるほどほどよい重さできたなと思ったんだけどこれほど物語的に解決しやすい問題でこんな微妙な気持ちになるとは思わなかったぞ……。
子供の人生、子供自身の固有性が大事だってもっと強調してよ……親に振り回された子供が親の人生・言動と重なると知って子が感動って意味がわからないよ……親も苦悩の胸のうち子に明かしちゃだめでしょこらえろよ押しつけになるんだよ……。
わかパパべるママが子を愛してたからってなんだというんだちゃらにはなんねえよ、「子供を愛してない母親がいますか」、いるんだよ。
森園家の力関係もこれで解決しちゃだめでしょ。
それぞれ子供の個を蔑ろにする問題が提示されているのに全然個が大事だと対抗されてない。

ここに関しては「子供向けだから」で許しはしないぞ。まさにいまこの手の問題に直面している子供が見るかもしれないんだ。


あと神浜コウジに勝手な怨念を感じる。
長髪で甘めのルックスでCV.柿原徹也でギタリストで困ってる女の子に素で手助けしてマメに連絡とってくれてそれでいて「え?俺のこと好きなの?」とかすっとぼけそうで料理ができて日中ふらふらしててなにやってるか不明で暗い過去がいくつか翳ってる男、絶対ヤリチンじゃん……(偏見)
トラウマちらつかせて好意搾取しつつヒモやってそうなのに純情ぶってて、ちょっと背伸びしたいうぶな中学生いとちゃんを釣ってる感が許せねえ(勝手)
この二人のロマンスの経緯が謎すぎて「えっなんでくっついた??」となるからよけい憎しみだけ募りそれで愛の障害を乗り越えてもな。


りんねちゃんとなるのランデブーと別れ、これは女児の性癖の土台をつくるやつでは?
これやってもいいんだ~と。
りんねちゃんのこともっと知りたかったな。
ジュネ様すげえ声になじみがあってかわいいなと思ったらおんぷちゃんの人だった!
このふたりのバトルもっと掘り下げて見たかったな~~!!
別々の愛を知り愛に生きる対比をおいてほしかった。
様々な愛を描こうとする挑戦は認めるがいまひとつ力不足の感。

ヒロはだいぶ愛らしかった。

プリズムショーの曲はわりとどれも好き。
おとはちゃんソロとハッピーレインの曲が好きかな。べるちゃんの低音ボイスが他の子と混ざるときの調和ぐあいもいい。(というかべるちゃんの長髪ビジュアル・キャラで低音の声優さんあててくれたことはだいぶ信頼できる)
ヒロとかカヅキがショーやると異次元感炸裂するくせに女の子のプリズムショーそれほどはっちゃけてなくて、なんで??女はおしとやかにってか??とちょっとフラストレーションあったけどどんどん皮がむけていって安心した。ラスト数話の炸裂はよかった。
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# by jinloturu | 2017-10-04 17:16 | アニメ | Comments(0)  

KING OF PRISM -PRIDE the HERO

人に誘われて応援上映初体験してみた!
きっと私の好みにリーチしない気がするけど異文化勉強流行のキャッチ友達の好みの理解、食わず嫌いはよくないな~と思ってせっかくの機会なのでのった。
まあ最悪つまんなくてもあらゆるユニットや舞台の観客の嗜み方相違に興味があるのでそこは楽しめるだろうな~と思ってた。


結果想像どおりに想像どおりの感想を得る体験でしたね。


えっなんなん場面転換に着いていけない叙情がなさすぎるこれ考えて見ちゃだめなやつかな? あっやっぱ脳をからっぽにして楽しむやつなんだな あっでも無理私そういう楽しみ方できない 考えさせてほしい でもわかんなくていいやつだ どうしよう 事前知識がほぼないけど万端にするほどの労力を割くほどの興味もなかったけど予想どおりこのざまである 叙情がなさすぎるのになんでこれを何十回もリピートする人がいるの?(あとで冷静になったけどリピーターの有無に叙情の有無は関係ないな) えーん男性アイドルに全くときめけないよー

とりあえずわかる範囲で場面の理解をしようとしたら全然色替えに意識回す余裕がない。
まあ通常上映見たところでわからないのは同じだからいいけど。


これでも頑張ってときめくポイントを探そうとしたんだけどそもそも男性のダンスのどこに魅力があるのかわからない……そこまでは言いすぎだけど……。
唯一シンくんのときはちょっとかわいくてよかった。
あとルヰくんみたいなキャラは嫌いじゃないわりと好き。

パフォーマンスがインフレしている。
いかにぶっとぶことができるかレースみたいになっててちょっと冷めてしまった。
なんかもうちょっとキャラのバトルやライバルへの想いとか心情に寄せてそこから湧き出るパワーを表現するのかと思いきや乖離してるんだな~。



応援は面白かった!
ある種のコードがあってテンプレがあって時おり変化球があって適度になごんで各々好きなように応援していて、映画館というそこそこ声が通る密室で上がる観客の声の張り加減が好きだわ~。
あとで聞けばわりとよい雰囲気の上映回だったとのこと。
ペンラ芸とか「あるよね~!」ってテンションが上がった。
あとうしろの席の人がうちわ持ってて、『修羅場』うちわのシーンで扇ぐものだから涼しくて笑った。


あとこれ驚いたんだけど応援上映前提の作品なのにコール曲が!!ない!!!
コールできない!してない!
私は特に声を出さずにキンブレ振ってただけだったけど一応アイドル現場ではコールmix多少はするのでわかりやすいコール曲があれば参加したかったかな~。
まあ新曲とかじゃなくて既存曲に物語があるらしいので仕方ないか。


とりあえずこれまでプリティーリズムを見てきた人にとっては情報がふんだんにあるらしいしプレゼンにも惹かれるところがあったのでレインボーライブを見てみる。
異文化を体感できてよかった!
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# by jinloturu | 2017-10-04 17:14 | アニメ | Comments(0)  

恋つなぎ/葛家ロウ

とりあえず帯の「リバ」の文字に即買い、リバ詐欺を警戒してパラパラしたらちゃんとリバでまず拳を握り、そのとき「あ~内容すかすかなタイプの作品だな~」となんとなく察し、そのとおりな作品だった。

なれそめないほうが想像補完できるぶん萌えたなこれ……。
まったく深みのないホモフォビアにまつわる展開はイラッとする。
リバがなければなんもなんも……。
そのリバですら微妙だなあ……と思ったけど最後リバで反転するところは好き。

なんかちょっと勉強してる感がにじんでると思ったらお~BLで「バニラ」の文字初めて見た~。
けど元ノンケの恋人がゲイの自分の豊富な経験にもやっとしてるシーンでフェラを「好きなんだ」と言うときに「人によるけど」をつけてしまうのはそれ……得た知識そのまま書いてない……?キャラ自身の言葉かそれは……?
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# by jinloturu | 2017-09-16 19:01 | BL漫画 | Comments(0)  

蛍火の杜へ

だめだって私こういうのめちゃくちゃ弱い……!!

アニメをみる。
ひっさしぶりに「少女漫画っていいなあ!」と思った。
こういうのだよね。
恋愛ものってこういうのだよ。私が求めてる恋愛描写ってこういうのだよ。

なんか今も書きながらずっと泣いてるんだけどなんでこんなに……弱い……。

ギンが消えることは最初から予想がつく。
変な小細工もなく、おじいちゃんへの説明どうしてたんだとかにも突っ込まず、話をむりに膨らませることなく、蛍の日常描写すら最小限に、ただふたりで過ごす夏を丁寧に叙述した。
それだけのことの上手さときたら。


序盤の攻防。
触らないでね。
夏のマフラー。
同級生の男の子。
あと3年。
人混みをかきわけて。
本望だ。

こういう些細なひとつひとつを描写というんだ!
祭りとかさりげない伏線が生き生きしてる。

お互いどれほど触れたかっただろうとか、きっとギンは毎年蛍に忘れられることを怖れながら待ってたんじゃないかとか、あらゆる一切を省くからこそ些細な描写から想像をかきたてられる。
うっまいなあ……。

蛍の同級生の男の子がきっちり必要程度の役割しか果たさなかったのがよくて。
例えば蛍が女友達の話をギンにしてて、ちらとその男の子の姿を思い浮かべるんだけどなぜか後ろ暗くて隠して、察したギンが「男は?」と聞いたりして微妙な空気が生まれるとか、凡な作品ならそうしてる。
会えない、流れる時間が違う、触れられない、ふたりの間にあるのはそれだけなんだよ。
物理的な遠距離すら装置に過ぎない。遠いことそのものは問題にされてない。(だからこそ、遠さに馳せる想像が膨らむ)
ふたりにあるものは「恋愛」かもしれないけど、「恋愛」を意識させると、この作品のシンプルさゆえの哀切がぼやけて壊れてしまう。
それだけ繊細なんだ。

大好きな作品になった……。
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# by jinloturu | 2017-09-16 19:00 | アニメ | Comments(0)  

セッション

煮えきらねええ……!
沸々!沸々!

ラストにほっとはするがほっとさせられることが気に食わねえ。
それまでの苦渋ストレスがちゃらになると思ってんのか!?

ゲイを貶めておけばわかりやすい差別者アイコンになると!
そこで結局だしにされるゲイ!!ホモフォーブ=やなやつとつなぐためだけに散々こきおろされるゲイ!!
なめてんのか?不快どころじゃなかったわ!

いや役者さんはすげえよ。
こんなにも不快になるキャラクターを演じきれる。
でも他人を直接罵倒して時々おだてて支配し追い込む脚本なんかいくらでも思いつくわ。
いや~らしく追い込んでいって気づいたら逃げ場をなくす会話劇描いて初めて技巧でしょう。


雑なんだよ。
血のりも雑なら血の出るほどっていう演出も雑。
ストレスマックス頂点で交通事故したときはもう失笑、「うんまあ流れ的にそうなるでしょうね」感しかない。
ロマンスもまあ雑だしパパも家族も薄っぺらい。
最後にちょろっとアジア人出したりバンドに一人女いれておけば多様性確保できっか~って感覚もイラッとする。

あれなのかな~
もしかして「いまどき見ない現実離れした虐待教師」だから娯楽になるとかなのかな~。
いや私の観測する社会いまだに体罰容認論根強いんでリアルにしか捉えられないです……。
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# by jinloturu | 2017-09-16 18:59 | その他 | Comments(0)